栃木県立上三川高等学校は、緑豊かな自然に囲まれた環境で、生徒一人ひとりの個性を大切にする教育を実践している学校です。1学年が4クラスという比較的小規模な学校だからこそできる、先生方の手厚いサポートが魅力で、生徒たちはのびのびと学校生活を送っています。地域からは「上高(かみこう)」の愛称で親しまれ、ボランティア活動などを通じて地域との深いつながりも大切にしています。
上三川高等学校の基本情報
上三川高等学校の偏差値・難易度・併願校
普通科:44
作新学院高等学校 宇都宮短期大学附属高等学校 文星芸術大学附属高等学校
上三川高等学校に設置されている学科・コース
普通科 1年次 :芸術(音楽・美術・書道から1科目選択)以外は、全員が同じ科目を履修し、幅広い知識の土台を築きます。2年次以降(文型・理型) :文型 :国語、地理歴史、公民、英語などの科目を重点的に学びます。私立大学や短期大学、専門学校への進学や、公務員・民間企業への就職を目指す生徒におすすめです。理型 :数学や理科の科目を深く学びます。理系の大学や、看護・医療系の専門学校への進学を希望する生徒に適しています。
上三川高等学校の特色・校風
校風を一言で表すと :落ち着いた雰囲気、アットホーム、文武両道
スマホ :校内での使用は原則禁止ですが、持ち込みは許可されています。服装 :制服の着こなしについては、スカート丈など、ある程度の指導が入ることがあるようです。 「きちんとした服装」は、学校が大切にしている「上高精神」の一つでもあります。アルバイト :家庭の事情など、特別な理由がない限りは原則として許可されていないようです。
上三川高等学校の部活動・イベント
部活動
運動部 :野球部、サッカー部、テニス部、バスケットボール部、陸上競技部など、基本的な部活動が揃っています。特に陸上競技部は、ハンマー投げや走り幅跳びで関東大会に出場するなどの実績があります。文化部 :吹奏楽部、美術部、書道部のほか、華道部や茶道部といった伝統的な文化部もあります。放送部は全国大会への出場経験があるなど、高いレベルで活動しています。珍しい部活動 :特筆すべきは「社会福祉部」の活動です。 上三川町社会福祉協議会と連携し、地域の福祉施設を訪問したり、町の図書館で子ども向けの工作会を開いたりと、地域に根差したユニークな活動を積極的に行っています。
イベント
学校祭・体育祭 :最大のイベントは、1年おきに開催される学校祭(文化祭)と体育祭です。 クラスや部活動ごとに一体となって準備を進め、毎年大変な盛り上がりを見せます。球技大会 :年に2回(6月と3月頃)開催され、クラス対抗で熱戦が繰り広げられます。修学旅行 :2年生の秋に実施され、仲間との絆を深める貴重な機会となっています。芸術鑑賞会 :演劇や音楽など、普段なかなか触れることのできない質の高い芸術に触れる機会も設けられています。
上三川高等学校の進学実績
国公立大学 :福島大学、前橋工科大学などへの合格実績があります。私立大学 :白鷗大学、作新学院大学、国際医療福祉大学、帝京大学、日本大学など、県内や関東圏の大学へ多くの生徒が進学しています。短期大学・専門学校 :医療・看護系、保育、ビジネス、自動車整備など、専門的な知識や技術を身につけるための学校へも多数進学しています。就職 :栃木県警や自衛隊といった公務員のほか、日産自動車など地元を代表する優良企業への就職実績もあります。
上三川高等学校の特長・アピールポイント
地域との連携を大切にした教育
上三川町唯一の高校として、地域とのつながりを非常に大切にしています。 特に社会福祉協議会と連携した「ふくしアクションプログラム」は特色ある活動で、ボランティア活動などを通じて社会性を育むことができます。 少人数教育ならではの手厚いサポート
1学年4クラスというアットホームな規模だからこそ、生徒一人ひとりへの丁寧な指導が可能です。 先生との距離が近く、学習面でも進路面でも気軽に相談できる環境が整っています。 「上高精神」が育む規範意識
「きもちよい挨拶」「きちんとした服装」「きれいな環境」の3つを「上高精神」として掲げ、日々の学校生活の指標としています。 社会に出てからも役立つ、基本的な生活習慣や礼儀を自然と身につけることができます。 多様な進路希望にこたえる柔軟なカリキュラム
2年生から文型・理型に分かれ、さらに3年生では進路に応じた選択科目が用意されており、大学進学から就職まで、幅広い夢の実現をサポートします。 恵まれた学習環境と施設
緑に囲まれた落ち着いた環境にあり、広いグラウンドや充実した施設も魅力です。 生徒たちはのびのびと学習や部活動に打ち込むことができます。
上三川高等学校の口コミ・評判のまとめ
「先生方が親身になって相談に乗ってくれる」「少人数なので、先生の目が行き届いている感じがする」といった、手厚いサポート体制を評価する声が多く見られます。 「落ち着いた雰囲気で、いじめなどもなく安心して学校生活が送れる」という、穏やかな校風に関する口コミも目立ちます。 「制服が可愛いと評判が良い」という意見も、特に女子生徒から多く聞かれます。 「進路指導が丁寧で、大学進学だけでなく専門学校や就職など、幅広く対応してくれるのが良い」という声もあります。
「最寄り駅から少し距離があり、自転車通学の生徒が多い」「バス路線がないため、アクセスが少し不便」といった、交通の便に関する意見が見られます。 「良くも悪くも普通の高校」「もっと活気があっても良いかもしれない」といった、落ち着いた校風を少し物足りなく感じる生徒もいるようです。 「校舎や施設が少し古い部分もある」という声も一部で見られます。
アクセス・通学
最寄り駅からのアクセス JR宇都宮線(東北本線)「石橋駅」から自転車で約15分~20分(徒歩約30分) JR宇都宮線(東北本線)「自治医大駅」から自転車で約15分~20分(徒歩約39分)
通学エリア
所在地である上三川町のほか、宇都宮市、下野市、小山市、真岡市など、近隣の市町から通学している生徒が多いようです。以前は学区がありましたが、現在は撤廃され、栃木県内全域から受験が可能です。
上三川高等学校受験生へのワンポイントアドバイス