足利工業高等学校は、1895年(明治28年)にその前身である「栃木県工業学校」が創立されて以来、120年以上の長い歴史と伝統を誇る工業高校です。 通称「足工(あしこう)」として地域に親しまれ、ものづくりを通して社会に貢献できる人間性豊かな工業人の育成を目指しています。 これまでに多くの卒業生を産業界に送り出してきました。
足利工業高等学校の基本情報
足利工業高等学校の偏差値・難易度・併願校
足利工業高等学校に設置されている学科・コース
機械科 ものづくりの基礎となる機械の設計・製作・制御などについて幅広く学びます。機械いじりや、自分の手で何かを作り出すことが好きな生徒におすすめです。
電気システム科 電気エネルギーや情報通信技術について専門的に学びます。2年次からは「電気コース」と「電子機械コース」に分かれ、より専門性を深めます。 電気やコンピュータに興味がある生徒にぴったりの学科です。
産業デザイン科 豊かな発想力と表現力を養い、工業製品や生活用品などをデザインする力を身につけます。 ものづくりとアートの両方に興味がある生徒におすすめです。
足利工業高等学校の特色・校風
宿題の量:工業高校という特性上、レポートや製図などの課題が出されることがありますが、毎日大量の宿題に追われるというよりは、実習や資格取得に向けた学習に力を入れているようです。 校則:校則は標準的な内容で、特に厳しすぎるということはないようです。制服の着用が義務付けられており、男子は詰襟の学生服、女子は紺色のブレザーです。 生徒たちの雰囲気:ものづくりが好きな生徒が多く集まっているため、真面目で落ち着いた雰囲気があるようです。一方で、部活動や学校行事には活発に取り組む生徒も多く見られます。 アルバイト:アルバイトは原則として禁止されているようです。学業や部活動に専念することが推奨されています。 制服の評判:男子の学ラン、女子のブレザーともに伝統的で落ち着いたデザインで、評判は良いようです。 土曜授業:基本的に土曜授業はありません。
足利工業高等学校の部活動・イベント
部活動
レスリング部:関東大会や全国大会の常連校として知られ、多くの実績を残しています。 機械研究部、電気研究部、産業デザイン研究部、電子機械研究部:それぞれの専門分野の知識や技術を生かし、ロボットコンテストやデザインコンテストなどで優秀な成績を収めています。 全国高校生ロボット競技会では最優秀賞の受賞歴もあります。
イベント
足工祭(文化祭):毎年秋に開催される文化祭は、各クラスや文化部が日頃の学習や活動の成果を発表する最大のイベントです。専門知識を活かした展示や体験コーナーは工業高校ならではで、毎年多くの来場者で賑わいます。 クラスマッチ:サッカーなどの球技を中心に、クラス対抗で熱戦が繰り広げられます。 マラソン大会:渡良瀬川の河川敷をコースとして実施され、生徒たちは体力づくりに励みます。
足利工業高等学校の進学実績
主な進学先大学:足利大学、関東学園大学など 主な進学先専門学校:自動車整備やデザイン、情報、看護、福祉、調理など、多様な分野の専門学校へ進学しています。 主な就職先:栃木県内を中心に、製造業などの地元優良企業へ多数就職しています。
足利工業高等学校の特長・アピールポイント
120年以上の歴史と伝統:日本で最も歴史のある工業高校の一つであり、長年にわたり培われてきた教育ノウハウと産業界との太いパイプがあります。 充実したキャリア教育:工場見学やインターンシップ、3年生の希望者を対象とした「職場実習」などを通して、実践的な技術力と職業観を養います。 この取り組みは高く評価され、『キャリア教育優良学校』として文部科学大臣表彰も受けています。 高大連携事業:足利大学と連携し、3年生の希望者が大学で研究を行う機会を設けています。 大学レベルの学びに触れることで、より高度な知識や技術を習得できます。 資格取得への手厚いサポート:ジュニアマイスター顕彰制度に力を入れており、多くの生徒が様々な資格取得に挑戦しています。その成果は「学校表彰」を受けるなど、全国的にも高く評価されています。 国際交流活動:ドイツのカールゼヴェリンク実業高等専門学校と姉妹校提携を結んでおり、国際的な視野を広げる機会があります。 地域に根差した「5S運動」:足利市が推進する「整理・整頓・清掃・清潔・しつけ」の5S運動を学校全体で取り入れ、社会人としての基礎力を育んでいます。 専門性を極める実習設備:各科に独立した実習棟があり、様々な工作機械や計測機器など、専門的な学習に必要な施設・設備が充実しています。
足利工業高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 「就職に非常に強く、先生方のサポートも手厚い」 「資格がたくさん取れるので、自分のスキルアップにつながる」 「専門的なことを学びたい人には最高の環境」 「工業やデザインに興味がある生徒なら満足できる授業が多い」 「就職も進学も幅広い選択肢がある」
気になる点 「校舎が古く、冬は少し寒いと感じることがある」 「女子生徒の割合が少ない学科もある」 「駅から少し距離がある」
アクセス・通学
最寄り駅:JR両毛線「足利駅」、東武伊勢崎線「足利市駅」 アクセス: JR「足利駅」北口から徒歩約25分(約2km) 東武「足利市駅」南口から徒歩約27分(約2km)
足利工業高等学校受験生へのワンポイントアドバイス