滋賀短期大学附属高等学校は、大津市の閑静な住宅街に佇み、琵琶湖を望む素晴らしい環境のなかで学べる私立の共学校です。長い歴史と伝統を持ちながらも、時代のニーズに合わせて常に新しい教育に挑戦し続けているのが大きな魅力。2008年からは男女共学となり、さらに活気あふれる学校へと進化を遂げました。

「心技一如(しんぎいちにょ)」という建学の精神のもと、勉強や部活動に真剣に取り組むことを通して、技術だけでなく心も成長させることを目指しています。生徒一人ひとりの個性を大切にし、きめ細やかな指導を行う校風で知られる滋賀短期大学附属高等学校では、きっとあなたに合った高校生活が見つかるはずです。

この記事では、そんな滋賀短期大学附属高等学校の気になる偏差値やコース、学校生活の様子などを、進学アドバイザーの視点から分かりやすく解説していきます。あなたの高校選びの参考に、ぜひ最後まで読み進めてみてください。

滋賀短期大学附属高等学校の基本情報

まずは、学校の基本的な情報を確認しておきましょう。

項目 内容
正式名称 滋賀短期大学附属高等学校 (しがたんきだいがくふぞくこうとうがっこう)
公立/私立の別 私立
共学/男子校/女子校の別 男女共学
所在地 〒520-0052 滋賀県大津市朝日が丘1-18-1
代表電話番号 077-522-3465
公式サイト https://www.sumire.ac.jp/highschool/

滋賀短期大学附属高等学校の偏差値・難易度・併願校

滋賀短期大学附属高等学校の受験を考える上で、偏差値や難易度は大切な指標になります。自分の学力と照らし合わせながら、目標設定の参考にしてください。

  • 普通科Ⅱ類: 47 – 51

  • 普通科Ⅰ類: 40 – 45

上記の偏差値は、受験方式(専願・併願)によっても多少変動します。一般的に、専願の方が併願よりも少し低い偏差値で合格の目安となる傾向があります。

難易度を具体的にイメージするために、同じくらいの偏差値の高校としては、近江兄弟社高等学校や光泉カトリック高等学校などが挙げられます。合格に必要な内申点の目安としては、コースによって異なりますが、5段階評価で平均3〜4程度を目標にすると良いでしょう。

滋賀短期大学附属高等学校を第一志望とする場合、併願校としては綾羽高等学校や近江兄弟社高等学校などがよく選ばれているようです。

滋賀短期大学附属高等学校に設置されている学科・コース

滋賀短期大学附属高等学校には、生徒一人ひとりの興味や進路希望に応えるための多彩なコースが用意されています。それぞれのコースで、特色ある学びが展開されています。

  • 普通科 Ⅱ類

    国公立大学や難関私立大学への進学を目指すコースです。少人数制や習熟度別授業を取り入れ、個々の学力に合わせた丁寧な指導で、着実に実力を伸ばすことができます。部活動との両立をしながら高い目標を目指したい人におすすめです。

  • 普通科 Ⅰ類

    2年次から興味や進路に合わせて、さらに専門的なコースに分かれます。

    • 総合進学コース: 地域社会で活躍できる人材の育成を目指し、生涯学び続けるための基礎学力と意欲を育みます。

    • スポーツ健康コース: プロの講師から指導を受け、15種類以上のスポーツを体験できます。自分に合ったスポーツとの関わり方を見つけたい人におすすめです。

    • 生活デザインコース: 保育と食の分野に分かれ、実習などを通して生活の基盤となる知識や技術を学びます。

滋賀短期大学附属高等学校の特色・校風

滋賀短期大学附属高等学校は、「アットホーム」「面倒見が良い」「文武両道」といったキーワードで表現されることが多い学校です。

校則については、他の私立高校と比較して「やや厳しい」という声が見られますが、社会に出るための基本的なルールを身につけるという観点から設定されているようです。スマートフォンの使用は校内では制限されていることが多いですが、服装指導などは比較的丁寧に行われるとの評判です。

生徒たちは、真面目で落ち着いた雰囲気の生徒が多い一方で、部活動や行事には活発に取り組むなど、メリハリのある学校生活を送っているようです。アルバイトは原則として禁止されていますが、特別な事情がある場合は許可されることもあるようです。制服は、リニューアルされて可愛らしい、格好良いと評判で、生徒からの人気も高いようです。土曜授業は、基本的にはありませんが、模試や集中講座などが実施されることがあります。

滋賀短期大学附属高等学校の部活動・イベント

部活動

滋賀短期大学附属高等学校は、部活動が非常に盛んで、「文武両道」を体現している生徒が多いのが特徴です。 特に女子バスケットボール部や女子バドミントン部は全国レベルの強豪校として知られています。

近年では、男子硬式野球部も力をつけており、2024年の秋季近畿大会に初出場するなど、目覚ましい活躍を見せています。 また、珍しい部活動としてe-sports研究会があり、最新のゲーミングPCが設置されるなど、活動環境も整っています。 運動部、文化部ともに種類が豊富で、多くの生徒が部活動に加入し、充実した放課後を過ごしています。

イベント

学校生活を彩るイベントも滋賀短期大学附属高等学校の大きな魅力の一つです。

  • 文化祭(9月): 「湖風祭(こふうさい)」と呼ばれ、クラスごとの模擬店やステージ発表で大変盛り上がります。生徒たちが主体となって企画・運営を行い、クラスの団結力が深まる一大イベントです。

  • 体育祭(6月): クラス対抗で様々な競技に熱中します。学年を超えた応援合戦なども見どころです。

  • 海外研修旅行(10月): オーストラリアやマレーシアなどから行き先を選択でき、異文化に触れる貴重な体験ができます。 その他、希望者向けの短期留学制度も用意されています。

滋賀短期大学附属高等学校の進学実績

滋賀短期大学附属高等学校は、生徒一人ひとりの進路希望に寄り添った手厚いサポートで、高い進学実績を誇っています。近年、四年制大学への進学者数が大きく増加しており、進学校としての評価も高まっています。

  • 国公立大学: 滋賀大学、京都教育大学、滋賀県立大学などへ合格者を出しています。

  • 難関私立大学: 関関同立(関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学)をはじめ、多くの合格実績があります。

  • その他: 産近甲龍(京都産業大学、近畿大学、甲南大学、龍谷大学)や、京都橘大学、佛教大学などへも多数の生徒が進学しています。

また、系列の滋賀短期大学への推薦制度もあり、多様な進路選択が可能です。 無料で受講できる「校内塾」や、ICTを活用した効率的な学習システム、ネイティブスピーカーと話せるWeb英会話講座など、進学実績を支える独自の取り組みも充実しています。

滋賀短期大学附属高等学校の特長・アピールポイント

他の高校にはない、滋賀短期大学附属高等学校ならではの強みやユニークな取り組みを紹介します。

  • 面倒見の良さと手厚い進路サポート: 担任だけでなく、多くの先生が生徒一人ひとりと向き合い、学習から学校生活まで親身にサポートしてくれる体制が整っています。

  • 無料で受講できる「校内塾」: 放課後に開講される校内塾では、同じ目標を持つ仲間と集中して受験勉強に取り組めます。教員が直接指導するため、授業との連携もスムーズです。

  • ICT活用教育の推進: 全生徒がiPadを所有し、Google Classroomなどを活用した効率的な学習が進められています。これにより、個々のレベルに応じた学びや、主体的な探究活動が活発に行われています。

  • 多彩なコース設定と柔軟な学び: 2年次から興味関心に合わせて専門コースを選択できるⅠ類など、多様な進路希望に対応できるカリキュラムが魅力です。

  • 滋賀短期大学との連携: 系列大学の授業を体験したり、施設を利用したりできる高大連携プログラムが充実しています。将来の進路を考える上で大きなメリットとなります。

  • グローバル教育の充実: 海外研修旅行や短期留学制度、Web英会話講座などを通して、国際感覚を養い、実践的な英語力を身につける機会が豊富にあります。

  • 文武両道を支える環境: 全国レベルで活躍する部活動から、趣味を楽しむ同好会まで多種多様なクラブがあり、勉強と部活動を両立させたい生徒を全力で応援する校風です。

滋賀短期大学附属高等学校の口コミ・評判のまとめ

在校生や卒業生からは、滋賀短期大学附属高等学校に対して様々な声が寄せられています。学校選びの参考として、良い点と気になる点の両方を見てみましょう。

  • 良い点:

    • 「先生方がとても親身で、質問や相談がしやすい」という声が多数あります。

    • 「施設が綺麗で、特に新校舎は学習環境が整っている」と評判です。

    • 「いじめが少ない、または聞いたことがない」という意見が多く、安心して学校生活が送れるようです。

    • 「指定校推薦の枠が多く、進路選択の幅が広がる」という点も高く評価されています。

    • 「部活動が盛んで、目標に向かって頑張れる環境がある」と感じている生徒が多いです。

  • 気になる点:

    • 「校則が他の高校に比べて少し厳しいと感じる」という声があります。特にスマートフォンの使用ルールについては、入学前に確認しておくと良いでしょう。

    • 「駅から学校まで坂道が続くので、毎日の通学が少し大変」という意見が見られます。

    • 「コースによっては課題の量が多いと感じることがある」ようです。

アクセス・通学

滋賀短期大学附属高等学校へのアクセス方法は以下の通りです。

  • 最寄り駅:

    • JR琵琶湖線「大津」駅南口から徒歩約12分

    • 京阪石山坂本線「石場」駅から徒歩約17分

駅から学校までは坂道が続くため、少し体力が必要かもしれません。

大津市内や草津市、守山市など、JR琵琶湖線沿線の幅広いエリアから多くの生徒が通学しています。

滋賀短期大学附属高等学校受験生へのワンポイントアドバイス

滋賀短期大学附属高等学校は、先生方の手厚いサポートのもと、自分のペースでじっくりと学びたい人、そして勉強だけでなく部活動や学校行事にも全力で取り組みたいという人に特におすすめの学校です。アットホームな雰囲気の中で、充実した3年間を送りたいと考えているなら、ぜひ一度オープンスクールに参加してみてください。

受験勉強においては、まずは中学校の教科書レベルの基礎的な問題を確実に解けるようにすることが最も重要です。特に、英語・数学・国語の主要3教科は、毎日コツコツと学習を積み重ね、苦手分野を作らないようにしましょう。

滋賀短期大学附属高等学校は、あなたの「頑張りたい」という気持ちを全力で応援してくれる学校です。自分の可能性を信じて、最後まで諦めずに挑戦してください。応援しています!

※最新かつ正確な情報は、必ず高校の公式サイトや学校説明会で確認してください。