京都府立山城高等学校は、100年以上の歴史と伝統を誇る、京都市内でも人気の高い進学校です。「自主・自立・共生」の精神を教育の柱とし、生徒一人ひとりが主体的に学び、高い目標に向かって挑戦できる環境が整っています。「質の高い文武両道」を掲げ、勉強はもちろん、部活動や学校行事にも全力で取り組む活気あふれる校風が、山城高等学校の大きな魅力です。
山城高等学校の基本情報
山城高等学校の偏差値・難易度・併願校
文理総合科: 68程度普通科: 67程度
山城高等学校に設置されている学科・コース
文理総合科
文系・理系の枠を超えた幅広い知識と教養を身につけ、グローバル社会で活躍できるリーダーの育成を目指す専門学科です。 探究活動や論文作成、海外研修など、高度で多彩な学習活動が特徴で、難関国公立大学や医歯薬系学部への進学を強く希望する生徒におすすめです。 普通科
2年次から文系・理系に分かれ、それぞれの進路希望に応じた学力を着実に伸ばしていく学科です。 バランスの取れたカリキュラムで、国公立大学や難関私立大学への進学を目指します。仲間と切磋琢磨しながら、文武両道を実践したい生徒におすすめです。
山城高等学校の特色・校風
校則・学校の雰囲気
校則は比較的緩やかで、生徒の自主性が重んじられているという口コミが多いようです。 スマートフォンの持ち込みは可能ですが、授業中の使用はもちろん禁止です。服装については、制服の着こなしに関してある程度の指導はあるものの、他校に比べて厳しすぎるということはないようです。生徒たちは真面目で落ち着いた雰囲気がありつつも、行事などでは非常に活発で、メリハリのある学校生活を送っています。 宿題・学習環境
いわゆる「自称進学校」と評する声もあり、日々の課題や小テストは多い傾向にあるようです。 しかし、それは生徒の学力向上を目的としたものであり、放課後に質問に行くと先生が熱心に指導してくれるなど、サポート体制は整っています。土曜授業も実施されており、学習時間の確保に力を入れています。 制服
2007年度にモデルチェンジされた制服は、上品で知的なデザインが評判です。 男子はブラックのブレザーにチャコールグレーベースのチェックのスラックス、女子はチャコールグレーベースのチェックのブレザーに、ブラックのスカートまたはスラックスとなっています。 アルバイト
アルバイトは原則として禁止されています。
山城高等学校の部活動・イベント
部活動
運動部
特にサッカー部は全国大会出場の経験もある伝統的な強豪として知られています。また、水泳部やダンス部も近年全国大会に出場するなど、高いレベルで活動しています。 バスケットボール部やバレーボール部なども活発に活動しており、施設も充実しています。 文化部
吹奏楽部はコンクールで優秀な成績を収めており、地域のイベントなどでも演奏を披露する機会が多いようです。そのほか、かるた部やESS(英語部)、放送部など、文化部も多岐にわたります。
イベント
山城祭(文化祭・体育祭)
最大のイベントである「山城祭」は、文化祭と体育祭を合わせて数日間にわたって開催されます。 文化祭では、各クラスが演劇や展示、模擬店などの企画で競い合い、体育祭ではクラス対抗のリレーや応援合戦で熱く盛り上がります。 ダンス部や吹奏楽部、軽音楽部などのステージ発表や、水泳部によるウォーターボーイズの公演も名物となっており、毎年多くの来場者で賑わいます。 修学旅行
修学旅行は、生徒たちの見聞を広める貴重な機会となっています。行き先は年によって異なりますが、国内の様々な地域を訪れ、文化や自然に触れるプログラムが組まれています。 球技大会
学期ごとに開催される球技大会も、クラスの団結力を高める大切な行事の一つです。
山城高等学校の進学実績
主な国公立大学の合格実績
京都大学、大阪大学、神戸大学といった難関大学をはじめ、京都工芸繊維大学、京都教育大学、京都府立大学、大阪公立大学など、地元の国公立大学に多くの合格者を出しています。 北海道大学や金沢大学など、全国の国公立大学にもコンスタントに合格しています。 主な私立大学の合格実績
私立大学では、「関関同立」(関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学)に圧倒的な強さを見せ、毎年多数の合格者を輩出しています。 また、京都産業大学、近畿大学、龍谷大学、佛教大学といった「産近甲龍佛」にも多くの生徒が進学しています。 進学サポート
進学実績を支えているのが、充実した進路指導とサポート体制です。早朝や放課後、長期休暇中には多彩な講習や補習が開講され、生徒たちは自分のレベルや目標に合わせて受講することができます。また、経験豊富な教員による個別指導や進路相談も随時行われており、生徒一人ひとりの学習状況や志望校に合わせたきめ細やかなサポートが受けられます。
山城高等学校の特長・アピールポイント
100年を超える歴史と伝統
1907年の創立以来、多くの卒業生を各界に輩出してきた歴史と伝統が、学校の大きな誇りです。 先輩たちが築き上げてきた「チーム山城」の精神が、今も生徒たちに受け継がれています。 文理の壁を超えた専門学科「文理総合科」
文系・理系の枠にとらわれず、幅広い教養と探究心を育む「文理総合科」を設置しています。 グローバルな視点を養うための海外研修など、独自のカリキュラムが用意されています。 生徒が主役の学校行事
文化祭や体育祭などの学校行事は、企画から運営まで生徒会や実行委員会が中心となって行います。 自分たちの手で創り上げる達成感は、何物にも代えがたい経験となります。 活発な部活動と文武両道の実践
全国レベルで活躍する部活動が多数あり、多くの生徒が勉強と部活動を高いレベルで両立させています。 充実した学習支援体制
早朝・放課後・長期休暇中の講習や、先生による手厚い個別指導など、生徒の「学びたい」という意欲に応えるサポート体制が万全です。 多様性を尊重するインクルーシブな環境
聴覚に障がいのある生徒を受け入れる聴覚障害教育部が設置されており、すべての生徒が共に学び、成長できる環境づくりが進められています。 最新のICT環境と充実した施設
校内にはWi-Fi環境が整備され、ICTを活用した授業が展開されています。ウッドデッキや太陽光発電設備など、環境に配慮したモダンな校舎も魅力の一つです。
山城高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 「自由な校風で、生徒の自主性を尊重してくれる」という声が非常に多いです。 「行事がとにかく楽しくて盛り上がる。一生の思い出になる」といった、学校行事に対する満足度の高さがうかがえます。 「先生方が熱心で、質問にも丁寧に対応してくれる」「進路相談に親身に乗ってくれる」など、教員のサポート体制を評価する声も多数あります。 「部活動が盛んで、勉強と両立しながら充実した高校生活が送れる」という意見も目立ちます。 「色々なタイプの友人ができ、男女問わず仲が良い」という人間関係の良好さを挙げる声もあります。
気になる点 「課題や小テストが多く、勉強はかなり大変」「自称進学校的な側面がある」と感じる生徒もいるようです。 「体育館の更衣室が狭い」など、一部の施設に関する不満の声が見られます。 「進学実績を重視するあまり、一部の成績上位者にサポートが偏りがち」という厳しい意見も少数ながら存在します。 「校則は緩やかだが、服装などについては先生によって厳しさが違うことがある」という声もあります。
アクセス・通学
最寄り駅からのアクセス JR嵯峨野線「円町」駅より徒歩約12分 JR嵯峨野線「花園」駅より徒歩約15分 京福電鉄北野線「等持院・立命館大学衣笠キャンパス前」駅より徒歩約8分
バスでのアクセス 市バス「大将軍」バス停より徒歩約10分 市バス「府立体育館前」バス停より徒歩約3分
主な通学エリア
京都市内全域から多くの生徒が通学しています。特に、北区、中京区、右京区、上京区など、比較的近いエリアからの通学者が多い傾向にありますが、JRやバス路線が充実しているため、市内の広範囲からアクセスしやすい立地です。
山城高等学校受験生へのワンポイントアドバイス