日星高等学校は、京都府舞鶴市にある、カトリック精神に基づいた人間教育を行う私立の共学校です。1929年の創立以来、長い歴史と伝統を誇り、地域社会に貢献できる人材の育成に力を注いできました。特に5年一貫教育で看護師を目指せる看護科は、日星高等学校の大きな特徴の一つであり、高い志を持つ生徒たちが全国から集まっています。
日星高等学校の基本情報
日星高等学校の偏差値・難易度・併願校
普通科特進コース: 56看護科(5年課程): 48普通科アカデミーコース(旧:総合コース): 42
日星高等学校に設置されている学科・コース
看護科(5年課程) どんなことを学ぶ?:最短5年間で看護師国家試験の受験資格取得を目指します。基礎的な学問に加え、専門的な看護の知識と技術を学び、病院実習などを通して実践力を養います。 どんな生徒におすすめ?:将来、看護師として人の役に立ちたいという強い意志を持っている人。早くから専門的な道に進み、夢を実現したい人におすすめです。
普通科 特進コース どんなことを学ぶ?:国公立大学や難関私立大学への進学を目標に、少人数制で質の高い授業が展開されます。予備校講師による特別授業やICTを活用した探究学習など、学力を最大限に伸ばす環境が整っています。 どんな生徒におすすめ?:高いレベルの大学を目指して、仲間と切磋琢磨しながら勉強に打ち込みたい人。知的好奇心が旺盛で、学ぶ楽しさを発見したい人におすすめです。
普通科 アカデミーコース どんなことを学ぶ?:大学・短期大学・専門学校への進学から、公務員、就職まで、幅広い進路希望に対応できるカリキュラムが組まれています。コミュニケーション能力や社会で役立つ力を育むキャリア学習も充実しています。 どんな生徒におすすめ?:高校生活を通して自分の可能性を広げ、将来の夢を見つけたい人。勉強だけでなく、部活動や様々な活動にバランスよく取り組みたい人におすすめです。
日星高等学校の特色・校風
校風: キリスト教の価値観を土台に、「自尊・自知・自制」を校訓として掲げ、他者を思いやる心や社会に貢献する姿勢を育んでいます。生徒たちは比較的真面目で、落ち着いた雰囲気の中で学校生活を送っているようです。ボランティア活動にも積極的で、能登半島地震の際には多くの生徒が現地で活動しました。校則: 他の私立高校と比較して、校則は標準的か、やや厳しめという声があります。特に服装や頭髪に関する指導はきちんと行われるようです。スマートフォンの校内での使用については、ルールメイキングの議題として生徒会が中心となって話し合いを進めるなど、生徒の自主性を尊重する動きも見られます。アルバイトは原則として許可制で、家庭の事情などがある場合に認められることが多いようです。学習面: コースによって異なりますが、特進コースでは宿題や課題の量が多く、日々の学習習慣が求められます。アカデミーコースや看護科も、進級や国家試験に向けて計画的な学習が必要です。先生方のサポートは手厚いという評判が多く、放課後の補習や個別指導も行われています。制服: 制服は、伝統的で品のあるデザインが評判です。近年、生徒の声からジェンダーフリーの理念を実現するため、男女同型のパーカーが導入されるなど、時代に合わせた変化も見られます。土曜授業: 土曜講座が実施されることがあり、学力向上や進路実現に向けたサポートが行われています。
日星高等学校の部活動・イベント
部活動
運動部: レスリング部: 全国優勝を目標に掲げ、日々厳しい練習に励んでいる強豪部です。レスリングを通して、困難に立ち向かう精神力を鍛えています。硬式野球部: 「舞鶴から甲子園へ」を合言葉に、チーム一丸となって練習に取り組んでいます。野球を通じて人間的な成長を目指しています。バドミントン部: 近年、強化クラブとして力をつけており、インターハイ出場を目指しています。その他、バスケットボール部や、チアリーディング部なども活発に活動しています。
文化部: 放送部 (日星VPG): 映像制作などクリエイティブな活動を行っており、様々なコンテストにも参加しています。その他、吹奏楽部、イラスト美術部、合唱部など、多様な文化部があり、それぞれの興味や関心に応じて活動できます。
イベント
文化祭(9月): 文化祭は毎年大きな盛り上がりを見せるイベントの一つです。各クラスや文化部が趣向を凝らした展示や発表、ステージパフォーマンスを繰り広げます。体育祭(6月): クラス対抗で様々な競技に熱中し、学年を超えて応援に力が入る一日です。修学旅行(3月・2年生): 近年では沖縄を訪れ、平和学習や文化体験、美しい自然を満喫するプログラムが組まれています。クリスマス行事(12月): カトリック校ならではの行事で、クリスマスの意味を深く考える静かで厳かな時間を全校で共有します。その他: 特進コースの学習合宿や、看護科の実習認定式など、各学科・コースの特色ある行事も行われています。
日星高等学校の進学実績
国公立大学: 京都教育大学、金沢大学、島根大学などへの合格実績があります。特進コースを中心に、最後まで粘り強く指導が行われます。難関私立大学: 近畿大学、佛教大学、京都産業大学、関西外国語大学、京都外国語大学など、関西圏の主要な私立大学に多くの合格者を出しています。看護・医療系: 看護科の卒業生は、5年間の学びを経て看護師国家試験に挑み、高い合格率を誇ります。卒業後は、舞鶴市内や近隣の総合病院をはじめ、全国の医療機関で看護師として活躍しています。また、さらに学びを深めるために助産師学校や大学の看護学部に編入する道も開かれています。その他: 大学進学だけでなく、専門学校で専門的な技術を身につける生徒や、公務員・民間企業へ就職する生徒もおり、多様な進路選択が実現されています。
日星高等学校の特長・アピールポイント
5年一貫の看護師養成課程: 中学卒業後、最短で看護師を目指せる看護科は、半世紀以上の歴史と実績を誇ります。強い目的意識を持った仲間と共に、夢に向かって着実に歩むことができます。カトリック精神に基づく人間教育: 「人のために役立つ心豊かな人」の育成を目指し、日々の学校生活の中に思いやりや奉仕の精神を育む機会が数多くあります。生徒の自主性を尊重した生徒会活動: 生徒が主体となって校則の見直しに取り組んだり、ボランティアプロジェクトを企画・運営したりと、生徒会活動が非常に活発です。これらの活動を通して、社会性とリーダーシップを養います。地域と連携した探究学習「舞Way!」: 地元の舞鶴市を学びのフィールドとして、地域の大人たちと連携しながら探究学習を進めています。この取り組みは、文部科学省の事業にも採択されています。積極的なボランティア活動: 東日本大震災以降、被災地支援に継続的に取り組んでおり、近年では能登半島地震の復興支援にも多くの生徒が参加しています。これらの活動は、生徒たちの人間的な成長に繋がっています。充実したICT環境と個別最適化された学び: ICTを活用した授業や、個々の進路に応じた細やかな指導で、一人ひとりの可能性を最大限に引き出します。きめ細やかな進路指導: 生徒一人ひとりの夢の実現のため、教員が親身になってサポートします。大学進学から就職まで、幅広い進路に対応できる体制が整っています。
日星高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点: 「看護師になりたいという夢がある人には、看護科は最高の環境だと思う」 「先生方がとても親身で、勉強や進路の相談に熱心に乗ってくれる」 「カトリックの学校なので、落ち着いた雰囲気でいじめなどもなく安心して過ごせる」 「ボランティア活動などを通して、普通に高校生活を送るだけではできない貴重な経験ができた」 「特進コースは少人数で、先生の目が行き届きやすいのが良かった」 「部活動に本気で打ち込める環境がある」
気になる点: 「校則が少し厳しいと感じることがある。特に服装やスマートフォンの使い方など」 「駅から少し距離があるので、バスを利用するか自転車通学が必要」 「施設や校舎が少し古い部分があるという意見もある」 「コースによっては課題が多く、勉強が大変だと感じることもある」
アクセス・通学
最寄り駅: JR舞鶴線「西舞鶴駅」
駅からのアクセス: 西舞鶴駅から徒歩約19〜31分 西舞鶴駅から京都交通バス(東舞鶴行き)に乗車し、「税務署前」バス停で下車、徒歩約3分
スクールバス: 舞鶴市内、綾部・福知山方面、若狭方面へスクールバスが運行されており、遠方からの通学も便利です。
通学エリア: 地元の舞鶴市内の生徒が最も多いですが、福知山市、綾部市、宮津市、京丹後市といった京都府北部全域、さらには福井県嶺南地方から通う生徒もいます。
日星高等学校受験生へのワンポイントアドバイス