京都府立西城陽高等学校は、城陽市にある活気あふれる公立高校です。1983年に開校して以来、文武両道を掲げ、生徒一人ひとりの可能性を最大限に引き出す教育を実践しています。部活動が盛んな進学校として地域で広く知られており、仲間とともに目標に向かってひたむきに努力できる環境が整っています。
西城陽高等学校の基本情報
西城陽高等学校の偏差値・難易度・併願校
普通科:52~55 普通科スポーツ総合専攻:47~48
西城陽高等学校に設置されている学科・コース
発展コース(GS:Global Study):国公立大学や難関私立大学への進学を目指すコースです。 応用的な内容を含む質の高い授業が展開され、少人数での指導も取り入れられています。高いレベルで学習に打ち込みたい、将来の夢のために学力を伸ばしたいという生徒におすすめです。 標準コース(CS:Club & Study):学習と部活動の両立を高いレベルで目指すコースです。 多くの生徒が部活動に加入しており、限られた時間の中で効率よく学習する習慣が身につきます。文武両道を実現し、充実した高校生活を送りたい生徒にぴったりのコースです。 スポーツ総合専攻コース(SS:Sports Specialist):アスリートとして全国レベルでの活躍を目指しながら、大学進学も視野に入れるコースです。専門的な実技指導やスポーツ科学に関する学びが充実しています。特定のスポーツで高い目標を持ち、勉強と両立させたい生徒におすすめです。
西城陽高等学校の特色・校風
校風キーワード:文武両道、活気がある、真面目、礼儀正しい 宿題の量:他の高校と比較して、宿題の量はやや多めという声が見られます。特に発展コースでは、予習・復習が欠かせないようです。日々の学習習慣をしっかりと身につけることが求められます。 校則:校則は、他の公立高校と比べると厳しいという評判が多いようです。 特に服装や頭髪に関する指導は丁寧に行われる傾向があります。しかし、その厳しさが落ち着いた学習環境や社会に出てから役立つマナーにつながると肯定的に捉える卒業生の声もあります。 スマートフォンの持ち込みは許可されていますが、校内での使用には一定のルールが定められているようです。 生徒たちの雰囲気:真面目で何事にも一生懸命取り組む生徒が多い印象です。部活動や学校行事では、クラスやチームが一丸となって盛り上がります。落ち着いた環境で勉強したい生徒にも、活発に活動したい生徒にも居場所がある学校と言えるでしょう。 アルバイト:原則として禁止されていますが、家庭の事情など特別な理由がある場合は、許可制で認められることがあるようです。 制服の評判:制服は2021年度からリニューアルされ、より現代的なデザインになりました。 男子はブレザーにスラックス、女子はブレザーにチェック柄のスカートまたはスラックスを選択できます。 リボンとネクタイも選べるため、自分らしい着こなしが楽しめると好評のようです。 土曜授業:土曜授業は基本的にありませんが、模試や進学補習などが行われることがあります。
西城陽高等学校の部活動・イベント
部活動
陸上競技部:インターハイ常連校であり、全国で活躍する選手を多数輩出しています。 短距離から長距離、フィールド種目まで、それぞれの専門種目で高いレベルの指導が受けられます。 男子ソフトテニス部:全国大会出場の経験も豊富な強豪部です。 常に高い目標を掲げ、厳しい練習に励んでいます。 女子ソフトボール部:近畿の公立高校大会で優勝するなど、近年ますます力をつけている注目の部活動です。
イベント
NJフェスティバル(文化祭):毎年9月に行われる文化祭は、西城陽高校で最も盛り上がる行事の一つです。 各クラスが演劇や展示、模擬店などの企画に趣向を凝らし、準備期間から大変な熱気に包まれます。一般公開もされ、多くの来場者で賑わいます。 NJスポーツ大会(体育祭):秋に山城総合運動公園(太陽が丘)を貸し切って行われる大規模な体育祭です。 陸上競技だけでなく、クラス対抗の球技トーナメントなども行われ、学年を超えて応援に熱が入ります。 研修旅行:2年次に九州方面(福岡、長崎など)を訪れる研修旅行が実施されます。 平和学習や文化体験などを通して、見聞を広め、仲間との絆を深める貴重な機会となっています。
西城陽高等学校の進学実績
国公立大学:京都教育大学、京都府立大学、滋賀大学などの近畿圏の大学を中心に、毎年コンスタントに合格者を出しています。 2024年度は国公立大学に5名が合格しています。 難関私立大学:関西大学、同志社大学、立命館大学、関西学院大学といった「関関同立」には、2024年度は合計で64名の合格者を輩出しています。 その他:産近甲龍(京都産業大学、近畿大学、甲南大学、龍谷大学)や、その他の私立大学にも多くの生徒が進学しています。 特に龍谷大学、京都産業大学、摂南大学、佛教大学などへの進学者が多い傾向にあります。
西城陽高等学校の特長・アピールポイント
「一生懸命が輝く学び舎」というスローガン:生徒も教員も、何事にも全力で取り組むという校風が根付いています。勉強、部活動、学校行事のすべてに本気になれる環境は、西城陽高校最大の魅力です。 充実した進路サポート「EGGSプラン」:生徒の「E(ええ)顔(Gao)が」「G(ぎょうさん)見たい」「S(支援)プラン」の頭文字をとった独自の学習支援システムです。早朝・放課後・長期休業中に、学力や進路に応じた多様な講座が開講され、塾に通わずとも大学受験に対応できる学力を養成します。 コース制による多様な学びの提供:難関大学進学を目指す「発展コース」、文武両道を実践する「標準コース」、トップアスリートを育成する「スポーツ総合専攻コース」と、生徒の目標に応じた3つのコースが設置されており、自分に合った環境で学ぶことができます。 活発な部活動と輝かしい実績:多くの部活動が全国レベルで活躍しており、高い目標を持ってスポーツや文化活動に打ち込みたい生徒にとって、非常に恵まれた環境です。 地域に開かれた学校行事:NJフェスティバル(文化祭)などは地域住民にも公開され、大変な盛り上がりを見せます。学校全体で一体感を感じられる行事が多いのも特長です。 「当たり前」を大切にする人間教育:「挨拶の励行」や「時間厳守」など、社会で必要とされる基本的な生活習慣やマナーの指導を大切にしています。 3年間を通して、人としての土台をしっかりと築くことができます。
西城陽高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点: 「先生方が熱心で、進路相談にも親身に乗ってくれる」という声が多数あります。補習なども充実しており、学習サポートが手厚い点が評価されています。 「部活動がとても盛んで、目標を持って打ち込める環境がある」という意見も多いです。同じ目標を持つ仲間と切磋琢磨できることが、大きな魅力となっているようです。 「学校行事が非常に盛り上がり、クラスの団結力が強まる」といった、学校生活の充実度に関するポジティブな口コミも目立ちます。 「校則は厳しい面もあるが、その分、落ち着いた環境で勉強に集中できる」「礼儀作法が身につき、社会に出てから役立った」という意見もあります。
気になる点: 「校則が他校に比べて厳しい」という声は、良い点と表裏一体で、やはり多く聞かれます。 自由な校風を求める生徒には、少し窮屈に感じられるかもしれません。 「最寄り駅から徒歩で約15〜20分と、少し距離がある」という点は、通学の負担として挙げる声があります。 「自称進学校」という言葉を使って、進学実績と指導の厳しさのバランスに疑問を呈する意見も一部見られます。 「ロッカーがない」「施設が少し古い」といった設備面に関する指摘も少数ですがあります。
アクセス・通学
近鉄京都線「富野荘」駅より徒歩約15〜20分 JR奈良線「城陽」駅より自転車で約15分
西城陽高等学校受験生へのワンポイントアドバイス