同志社女子高等学校は、京都御所の隣に位置する、歴史と伝統ある私立の女子中学校・高等学校です。1876年の創立以来、キリスト教の教えに基づいた「良心教育」を大切にし、知性と品格を兼ね備えた女性の育成を目指してきました。自由な校風の中で生徒一人ひとりの個性を尊重し、自主性を育む教育が特徴です。

中高一貫の6年間を通して、生徒たちは日々の礼拝や多彩な学校行事、部活動に打ち込みながら、豊かな人間性を育んでいきます。多くの生徒が系列の同志社大学や同志社女子大学へ進学しますが、他大学への進学の道も開かれています。この記事では、そんな魅力あふれる同志社女子高等学校での学校生活がどのようなものか、詳しくご紹介していきます。

同志社女子高等学校の基本情報

項目 内容
正式名称 同志社女子高等学校
公立/私立の別 私立
共学/女子校の別 女子校
所在地 〒602-0893 京都府京都市上京区今出川通寺町西入ル
代表電話番号 075-251-4305
公式サイトURL https://www.girls.doshisha.ac.jp/

同志社女子高等学校の特色・校風

同志社女子高等学校は、「自由な校風」「キリスト教主義」「生徒の自主性を尊重」といったキーワードで表される学校です。生徒たちは落ち着いた雰囲気の中で、のびのびと学校生活を送っているようです。

  • 宿題の量:口コミによると、宿題はほとんど出されず、日々の学習は生徒の自主性に任されているという声が多く見られます。そのため、自分で計画を立てて勉強を進める力が求められます。

  • 校則:校則は比較的緩やかで、生徒の自主性が重んじられています。制服はなく私服での通学が認められており、生徒たちは自由な服装を楽しんでいます。スマートフォンの持ち込みは可能ですが、校内での使用には一定のルールがあるようです。

  • 生徒たちの雰囲気:真面目で落ち着いた生徒が多い一方で、何かに打ち込む「オタク気質」の生徒も多く、多様な個性を受け入れる雰囲気があるようです。女子校ですが、いじめなどのトラブルは少ないという口コミが見られます。

  • アルバイト:アルバイトは原則として禁止されています。

  • 制服:前述の通り制服はなく、生徒は私服で通学します。

  • 土曜授業:理系進学を目指す「ワイルド・ローヴァー(WR)コース」のみ、土曜授業が行われています。

同志社女子高等学校の部活動・イベント

部活動

同志社女子高等学校では、文化部が21、運動部が11あり、多くの生徒が部活動に参加して学年を超えた交流を深めています。

  • 特に実績が豊富な部活動としては、全国大会の常連であるアーチェリー部、スキー部、マンドリンクラブなどが挙げられます。アーチェリー部からは日本代表選手が選出されるなど、国際的に活躍する生徒もいます。

  • 珍しい部活動としては、ワンダーフォーゲルクラブや箏曲クラブなどがあります。ワンダーフォーゲルクラブは、自然の中で心身を鍛える活動を行っており、他校ではあまり見られないユニークな活動です。

イベント

同志社女子高等学校では、キリスト教の精神に基づいた伝統行事が数多く行われています。

  • 文化祭・体育祭:文化祭や体育祭は生徒主体で運営され、毎年大変な盛り上がりを見せます。

  • クリスマス・ページェント:12月に行われるクリスマス・ページェントは、歌と朗読でキリストの誕生を表現する無言劇で、全校生徒が心を一つにして創り上げる、同校を象徴する行事です。

  • 修学旅行:高校では修学旅行が実施されます。

  • その他:他にも、花の日礼拝、収穫感謝礼拝、同志社創立記念礼拝など、年間を通して様々な宗教行事が行われ、生徒たちの心を豊かに育んでいます。

同志社女子高等学校の進学実績

同志社女子高等学校の卒業生の約9割は、内部推薦制度を利用して同志社大学または同志社女子大学へ進学します。これは、受験勉強にとらわれず、幅広い教養と興味関心を深めることができる同校の大きな魅力の一つです。

  • 国公立大学:京都大学(医)、大阪大学(医・工)など、難関国公立大学への進学者もいます。

  • 難関私立大学:早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、東京理科大学などの難関私立大学にも合格者を出しています。

  • その他:国公立・私立大学の医学部、歯学部、薬学部、獣医学部など、理系の難関学部への進学実績も豊富です。

  • 進学サポート:日々の授業に加え、高大連携講座などを通して、生徒一人ひとりの進路希望に合わせたきめ細やかなサポートを行っています。

同志社女子高等学校の特長・アピールポイント

同志社女子高等学校には、他校にはない独自の魅力がたくさんあります。

  • キリスト教主義に基づいた人間教育:毎日の礼拝や宗教行事を通して、他者を思いやる心や社会に奉仕する精神を育みます。

  • 同志社大学・同志社女子大学への高い内部進学率:卒業生の約9割が内部推薦で系列大学へ進学できるため、受験に縛られず、自分の興味や関心を追求する時間を確保できます。

  • 2つのユニークなコース制:幅広い教養を身につけ、主に同志社大学・同志社女子大学への進学を目指す「リベラル・アーツ(LA)コース」と、理数系科目を重点的に学び、国公立大学や難関私立大学の理系学部を目指す「ワイルド・ローヴァー(WR)コース」が設置されています。

  • 充実した国際交流プログラム:イギリスやオーストラリアでの語学研修、アメリカの姉妹校との交換留学など、グローバルな視野を養う機会が豊富に用意されています。

  • 歴史と緑に囲まれた美しいキャンパス:京都御所に隣接し、赤レンガの校舎が美しいキャンパスは、落ち着いて学習に取り組める理想的な環境です。

  • 生徒の自主性を育む多彩な学校行事:文化祭や体育祭はもちろん、特に全校生徒で創り上げる「クリスマス・ページェント」は、同校ならではの感動的な行事です。

  • 最新のICT設備:全生徒がICT端末を持ち、授業や家庭学習で活用しています。メディアラボやクリエイティブラボなど、創造的な学びをサポートする施設も充実しています。

同志社女子高等学校の口コミ・評判のまとめ

在校生や卒業生からは、同志社女子高等学校での学校生活について様々な声が寄せられています。

  • 良い点:

    • 「自由な校風でのびのびと過ごせる」という意見が非常に多いです。

    • 「先生と生徒の距離が近く、親身に相談に乗ってくれる」という声も多く聞かれます。

    • 「内部進学できるため、受験勉強に追われずに自分の好きなことに打ち込める」点を魅力に感じる生徒が多いようです。

    • 「施設が綺麗で学習環境が整っている」という点も高く評価されています。

    • 「個性的な友達が多く、良い刺激を受けられる」という口コミも見られました。

  • 気になる点:

    • 「宿題が少なく自主性に任される部分が大きいため、自分で学習習慣をつけないと学力が伸び悩む可能性がある」という指摘があります。

    • 「ほとんどの生徒が内部進学するため、外部受験をする生徒へのサポートが手厚いとは言えない」という意見も見られます。

    • 「学校が坂の上にあるため、駅から歩くのが少し大変」という声もあります。

アクセス・通学

同志社女子高等学校は、京都市内中心部に位置し、交通の便が良い場所にあります。

  • 最寄り駅からのアクセス:

    • 京都市営地下鉄烏丸線「今出川駅」3番出口から徒歩約7分

    • 京阪鴨東線「出町柳駅」3番出口から徒歩約9~12分

  • 通学エリア:京都市内だけでなく、大阪府や滋賀県、奈良県など、近畿一円から多くの生徒が通学しています。

※最新かつ正確な情報は、必ず高校の公式サイトや学校説明会で確認してください。