京都府立向陽高等学校は、向日市にあり、1975年に開校した歴史ある高等学校です。 生徒一人ひとりの進路希望に対応した教育活動を実践し、未来の自分を見つけ、実現するために自ら考え行動できる生徒の育成を目指しています。
向陽高等学校の基本情報
向陽高等学校の偏差値・難易度・併願校
普通科 偏差値は46前後とされています。
難易度のイメージ 同じくらいの偏差値の高校としては、乙訓高校(普通科)、綾部高校(普通科)、園部高校(普通科)などがあります。 合格に必要な内申点の目安としては、9教科の5段階評定で合計93点程度(オール4に3が5科目程度)が一つの基準となるようです。 もちろん、これはあくまで目安であり、前期選抜、中期選抜など入試方式によっても求められる内申点は異なります。
主な併願校 向陽高等学校を第一志望とする受験生の多くは、私立高校として京都学園高校、京都明徳高校、花園高校、京都両洋高校などを併願校として選ぶ傾向があるようです。
向陽高等学校に設置されている学科・コース
1年次 学力伸長クラス / 標準クラス : 入学後の診断テストと本人の希望を基にクラスが編成されます。 自分の学力に合った環境でスタートできるのが特長です。
2年次以降 文理コース : 国公立大学や難関私立大学(文系・理系)への進学を目指すコースです。発展的な学習内容で、看護医療系の進路にも対応しています。文コース : 文系科目を中心に、特色ある選択科目(競技スポーツ、コンピュータ演習など)も学びながら、私立大学文系学部や短期大学、専門学校、就職など、多様な進路希望の実現を目指します。
向陽高等学校の特色・校風
校風を一言で表すと 「落ち着いた雰囲気」「文武両道」「地域との連携」といったキーワードが挙げられます。生徒と教職員の距離が近く、アットホームな雰囲気で学校生活を送れるという声が多いようです。
気になるポイント(口コミより) 宿題の量 : 標準的か、やや少なめという意見が見られますが、コースや学年によって差があるようです。校則 : 他の高校と比較して、校則は厳しめと感じる生徒が多いようです。 特に、スマートフォンの使用は朝のSHRで預けるルールになっているほか、化粧やピアスの着用も禁止されています。 服装検査も定期的に行われるようです。生徒たちの雰囲気 : 挨拶をする生徒が多く、全体的に明るく穏やかな雰囲気です。 真面目な生徒もいれば、活発な生徒もおり、多様な個性を受け入れる土壌があるようです。アルバイト : 原則として禁止されていますが、特別な事情がある場合は許可されることもあるようです。制服の評判 : 制服については、一般的なデザインで、可もなく不可もないという意見が多いようです。土曜授業 : 基本的に土曜授業はありませんが、模試や特別な講座が開かれることがあります。
向陽高等学校の部活動・イベント
部活動
特に有名な部活動 体操競技部 : 近畿大会や全国高校総体(インターハイ)の常連校として知られています。自転車競技部 : 体操競技部と同様に、全国レベルでの活躍が目立つ強豪部です。女子サッカー部 : 特色ある部活動の一つとして挙げられており、活発に活動しています。
全体の様子 陸上競技部、男子ハンドボール部、サッカー部、ラグビー部などの運動部や、吹奏楽部、合唱部、書道部などの文化部も活発に活動しています。 多くの部活動が、それぞれの目標に向かって日々練習に励んでおり、学校全体に活気をもたらしています。
イベント
文化祭 : クラスごとの展示やステージ発表など、生徒たちの創造性が発揮される最大のイベントの一つです。準備期間からクラス一丸となって取り組み、大きな達成感を味わうことができます。体育祭 : 学年やクラス対抗で様々な競技に挑み、熱い戦いが繰り広げられます。応援にも熱が入り、学校全体が一体となる一日です。研修旅行 : 2年生の秋に九州方面への研修旅行が実施されます。 平和学習や自然体験などを通じて、見聞を広め、仲間との絆を深める貴重な機会となっています。
向陽高等学校の進学実績
主な進学先大学 国公立大学 : 京都府立大学、滋賀大学などへの合格実績があります。難関私立大学(関関同立など) : 関西大学、立命館大学、龍谷大学、京都産業大学、近畿大学など、関西の主要な私立大学へ多くの卒業生が進学しています。
その他の進路 大学進学だけでなく、短期大学や看護医療系の専門学校への進学、そして公務員や一般企業への就職など、多様な進路選択が実現されています。
進学サポート 関西大学とのパイロット校提携により、大学の講義を体験できるバスツアーや教授によるセミナーが実施されています。 また、iPadや電子黒板などのICT機器を活用した授業も積極的に行われており、生徒の「学び」を高める機会が充実しています。
向陽高等学校の特長・アピールポイント
希望進路に応じた柔軟なコース設定 : 1年次で基礎を固め、2年次から「文理コース」「文コース」に分かれることで、個々の目標に合わせた効率的な学習が可能です。全国レベルで活躍する部活動 : 体操競技部や自転車競技部など、全国の舞台で活躍する部活動があり、高いレベルでスポーツに打ち込みたい生徒にとって最適な環境です。地域に根差した探究活動 : 「総合的な探究の時間」では、地域住民や地元企業人と交流するフィールドワークなどを通じて、自ら課題を発見し、解決する力を養います。充実したICT教育環境 : iPadや電子黒板を積極的に活用し、分かりやすく、主体的な学びを促進しています。高大連携による進路意識の向上 : 関西大学との連携プログラムなどを通じて、早い段階から大学での学びを体験し、進路意識を高める機会が豊富にあります。面倒見の良い手厚いサポート体制 : 生徒と教職員の距離が近く、学習面だけでなく学校生活全般にわたって気軽に相談できる温かい雰囲気があります。創立50周年の節目 : 2024年度に創立50周年を迎え、伝統を礎に新たな歴史を築こうという活気に満ちています。
向陽高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 「先生方が親身になって相談に乗ってくれる」「生徒と先生の仲が良い」といった、アットホームな人間関係を評価する声が多く見られます。 「挨拶が活発で明るい雰囲気」「いじめは少ないと思う」など、安心して学校生活を送れる環境であるという意見も多いです。 「部活動が盛んで、充実した高校生活が送れる」という口コミも多数寄せられています。 「学校行事が楽しく、クラスの団結が深まる」といった、イベントへの満足度も高いようです。
気になる点 「校則が他校に比べて厳しい」という意見は、多くの口コミで共通して見られます。 特にスマートフォンに関するルールは厳しいと感じる生徒が多いようです。 「授業が分かりにくい先生もいる」といった、教員による指導力の差を指摘する声も一部あります。 「施設の古さが少し気になる」という意見も見受けられます。 進学実績に関して、「国公立大学への進学はもう少し頑張ってほしい」といった期待を込めた声もあります。
アクセス・通学
最寄り駅からのアクセス 阪急京都線「西向日駅」から徒歩約12〜14分 JR東海道本線「長岡京駅」から徒歩約19〜22分 阪急京都線「長岡天神駅」から徒歩約25〜27分
通学エリア 所在地である向日市をはじめ、長岡京市、京都市伏見区、南区、西京区など、幅広いエリアから生徒が通学しています。
向陽高等学校受験生へのワンポイントアドバイス