神戸学院大学附属高等学校は、神戸のポートアイランドに広々としたキャンパスを構える、歴史と革新が共存する私立高校です。1912年の創立以来、社会に役立つ人材の育成を目標に掲げ、時代のニーズに合わせて進化を続けてきました。高大連携教育やICT教育に力を入れているのが大きな特徴で、生徒一人ひとりの可能性を最大限に引き出すための環境が整っています。

「腹のできた底力のある人間」の育成を目指す神戸学院大学附属高等学校では、勉強はもちろん、部活動や学校行事にも全力で打ち込めるのが魅力です。コース制によって自分の目標に合わせた学びを選択でき、充実した設備の中で伸び伸びと学校生活を送ることができます。

この記事では、そんな神戸学院大学附属高等学校の偏差値や気になる口コミ、学校生活のリアルな情報まで、受験生と保護者の皆さんが知りたい情報を詳しく解説していきます。あなたの高校選びの参考に、ぜひ最後まで読み進めてみてください。

神戸学院大学附属高等学校の基本情報

神戸学院大学附属高等学校の基本的な情報を表にまとめました。

項目 内容
正式名称 神戸学院大学附属高等学校
公立/私立の別 私立
共学/男子校/女子校の別 男女共学
所在地 〒650-0046 兵庫県神戸市中央区港島中町4-6-3
代表電話番号 078-302-2016
公式サイトURL https://www.kobegakuin-f.ed.jp/

神戸学院大学附属高等学校の偏差値・難易度・併願校

神戸学院大学附属高等学校の偏差値はコースによって異なりますが、概ね51から58程度です。 これは兵庫県内の私立高校の中では中堅レベルに位置します。自分の学力や目指す進路に合わせてコースを選べるのが、神戸学院大学附属高等学校の魅力の一つです。

  • 特進文理コース:58程度

  • 特進グローバルコース:54程度

  • 総合進学コース:51程度

難易度を具体的にイメージするために、同じくらいの偏差値の高校としては、須磨学園高校(Ⅰ類)、育英高校(特進)、滝川第二高校(スーパーフロンティア)などが挙げられます。合格に必要な内申点の目安としては、5段階評価で平均4前後はあると安心でしょう。もちろん、当日の学力試験の結果も重要になりますので、過去問対策などをしっかり行うことが大切です。

主な併願校としては、同じ私立の滝川第二高校、育英高校、神戸龍谷高校、仁川学院高校などがよく選ばれる傾向にあります。公立高校との併願では、御影高校、葺合高校、兵庫高校、神戸鈴蘭台高校などを受験する生徒が多いようです。

神戸学院大学附属高等学校に設置されている学科・コース

神戸学院大学附属高等学校には、生徒一人ひとりの進路希望や興味関心に応えるための多彩なコースが設置されています。それぞれのコースで特色あるカリキュラムが組まれており、目標に向かって効果的に学習を進めることができます。

  • 特進文理コース

    国公立大学や難関私立大学への進学を目指すコースです。応用力を養う授業や演習が多く、高いレベルでの文武両道を目指したい生徒におすすめです。

  • 特進グローバルコース

    国際社会で活躍できる人材の育成を目指すコースです。語学研修や海外の大学との連携プログラムが充実しており、語学力や国際感覚を磨きたい生徒に最適です。

  • 総合進学コース

    神戸学院大学への進学をはじめ、多様な進路に対応するコースです。基礎学力の定着を重視し、部活動や課外活動にも力を入れながら、自分に合った進路を見つけたい生徒におすすめです。

神戸学院大学附属高等学校の特色・校風

神戸学院大学附属高等学校は、「高大連携」「ICT教育」「きめ細やかな教育」「国際的視野」「社会との出会い」を5つの柱とした教育を実践しています。 校風は、比較的自由で生徒の自主性を尊重する雰囲気があるようです。

  • 宿題の量:コースによって差はありますが、全体的には標準的な量という声が多いようです。特に特進コースでは、日々の予習復習が欠かせません。

  • 校則:他の私立高校と比較すると、やや緩やかという意見が見られます。 スマートフォンは校内での使用が一部許可されている時間帯もあるようですが、授業中の使用は厳しく制限されています。 服装や頭髪に関する規定はありますが、厳しすぎない範囲で指導が行われているようです。

  • 生徒たちの雰囲気:明るく活発な生徒が多い一方で、落ち着いた雰囲気もあるようです。コースによってカラーが異なり、特進コースは真面目に学習に取り組む生徒が多く、総合進学コースは部活動に打ち込む生徒が多い傾向があります。

  • アルバイト:原則として禁止されていますが、家庭の事情などにより許可される場合もあるようです。

  • 制服の評判:チャコールグレーのブレザーが基調で、爽やかなブルーのステッチがアクセントになっています。 デザイン性が高く、生徒からの評判は良いようです。女子はスラックスも選択できます。

  • 土曜授業:特進コースでは土曜授業が実施されており、学力向上に向けたサポート体制が整っています。 総合進学コースは基本的に週5日制です。

神戸学院大学附属高等学校の部活動・イベント

部活動

神戸学院大学附属高等学校は、部活動が非常に盛んで、多くの生徒が文武両道を目指して活動に励んでいます。運動部、文化部ともに種類が豊富で、自分に合った部活動を見つけやすい環境です。

特に、男子ソフトテニス部や空手道部、硬式野球部などは、県大会以上で活躍する実績を持っています。 また、文化部では、書道部が文化祭で行う書道パフォーマンスが有名です。 大学と連携した活動も行われており、例えばカンボジアボランティア部では、大学生と協力してプレゼンテーション作成などに取り組んでいます。

イベント

神戸学院大学附属高等学校では、生徒たちの学校生活を彩る様々なイベントが年間を通して開催されています。

  • 学院祭(文化祭):毎年秋に開催される最大のイベントです。 クラスごとの展示やステージ発表、部活動の発表などがあり、大変な盛り上がりを見せます。

  • 体育大会:6月に行われ、クラス対抗で様々な競技に熱戦を繰り広げます。

  • 修学旅行:2年生の10月に実施されます。 行き先は海外と国内から選択でき、国際感覚を養う貴重な機会となっています。

  • 合唱コンクール:12月に行われ、クラスで団結して美しいハーモニーを響かせます。

  • 宿泊研修:1年生の4月に行われ、新しい仲間との親睦を深めます。

神戸学院大学附属高等学校の進学実績

神戸学院大学附属高等学校は、その名の通り神戸学院大学への内部進学者が多いのが特徴ですが、国公立大学や難関私立大学への進学者も年々増加しています。 学校全体で手厚い進学サポート体制が整えられており、生徒一人ひとりの希望進路の実現を後押ししています。

  • 国公立大学:大阪大学、神戸市外国語大学、兵庫県立大学、大阪公立大学などへの合格実績があります。

  • 難関私立大学:関関同立(関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学)へは、合計で70名以上の合格者を出しています(2025年3月卒業生実績、延べ人数)。

  • その他:近畿大学や甲南大学といった兵庫県内の主要私立大学にも多くの合格者を出しています。 もちろん、附属校の強みを活かし、神戸学院大学へは毎年100名以上が進学しています。

進学実績を支える取り組みとして、1年次からの受験対策講座や、長期休暇中の講習、個別の進路指導などが充実しています。 また、神戸学院大学と連携し、高校在学中に大学の授業を体験できるプログラムなども用意されています。

神戸学院大学附属高等学校の特長・アピールポイント

神戸学院大学附属高等学校には、他の高校にはないユニークな魅力がたくさんあります。

  • 神戸学院大学との強力な高大連携:附属校ならではの強みを活かし、大学の講義への参加や、大学教授による特別授業など、一足先に大学レベルの学びに触れる機会が豊富にあります。

  • 充実したICT教育環境:生徒一人1台のタブレット端末が整備され、授業や課題提出、情報収集など、あらゆる場面でICTが活用されています。 全生徒の多くがP検3級に合格するなど、実践的な情報活用能力が身につきます。

  • ポートアイランドの広大で近代的なキャンパス:甲子園球場の約1.3倍という広大な敷地に、エコを意識した開放感あふれる校舎が建っています。 最新の設備が整った環境で、のびのびと学校生活を送ることができます。

  • 多彩なコース設定:国公立大学進学を目指す特進コースから、部活動と両立しながら多様な進路を目指す総合進学コースまで、自分の目標に合わせた学びが選択できます。

  • グローバル教育の推進:オーストラリアへの語学研修やカンボジアスタディーツアーなど、国際的な視野を広げるプログラムが充実しています。

  • 手厚い進学サポート:1年次から計画的に進路指導が行われ、受験対策講座や長期休暇中の講習など、希望進路を実現するためのサポート体制が万全です。

  • 活発な部活動:多くの部活動が県大会レベルで活躍しており、文武両道を目指せる環境が整っています。

神戸学院大学附属高等学校の口コミ・評判のまとめ

在校生や卒業生からは、様々な声が寄せられています。学校選びの参考として、良い点と気になる点の両方を見てみましょう。

  • 良い点:

    • 「施設が新しく綺麗で、毎日快適に過ごせる」という声が非常に多いです。

    • 「先生方が親身に進路相談に乗ってくれる」「大学と連携した授業が面白い」など、教育内容やサポート体制への評価が高いようです。

    • 「制服が可愛い・かっこいい」という意見も多く見られます。

    • 「部活動が盛んで、充実した高校生活を送れる」という口コミも目立ちます。

    • 「いじめが起きた際には学校がきちんと対応してくれる」という安心感を挙げる声もあります。

  • 気になる点:

    • 「校則が年々厳しくなっているように感じる」という意見があります。

    • 「コースによって生徒の雰囲気に差がある」と感じる生徒もいるようです。

    • 「駅から近いのは良いが、一部の生徒の下校マナーが気になる」という外部からの指摘も見られます。

    • 「進学実績は伸びているが、国公立大学への進学はまだ少ない」という声もあります。

アクセス・通学

神戸学院大学附属高等学校は、交通の便が良いポートアイランドに位置しており、様々なエリアから通学が可能です。

  • 最寄り駅:神戸新交通ポートライナー「みなとじま駅」から徒歩約1分と、駅からのアクセスは抜群です。

  • バスでのアクセス:神姫バス「神戸駅南口」や「三宮」から「みなとじま駅前」で下車し、徒歩約1分です。

  • スクールバス:三田・北区・三木・西区方面へは専用のスクールバスが運行されており、遠方からの通学もサポートしています。

通学している生徒は、神戸市内全域はもちろん、明石市、三木市、三田市など、幅広いエリアから集まっています。

神戸学院大学附属高等学校受験生へのワンポイントアドバイス

神戸学院大学附属高等学校は、新しい環境で自分の可能性を試したい、勉強も部活動も学校行事も、全部に全力で取り組みたい、そんなエネルギッシュなあなたにぴったりの学校です。特に、大学と連携した学びやICT教育に興味がある人、綺麗なキャンパスで高校生活を送りたい人には強くおすすめします。

受験勉強においては、まず基礎学力をしっかりと固めることが何よりも大切です。苦手科目をなくし、どの教科でも安定して点数が取れるようにしておきましょう。その上で、過去問に繰り返し取り組み、出題傾向に慣れておくことが合格への近道です。神戸学院大学附属高等学校は、あなたの「挑戦したい」という気持ちを全力で応援してくれるはずです。目標に向かって、頑張ってください!

※最新かつ正確な情報は、必ず高校の公式サイトや学校説明会で確認してください。