兵庫県立尼崎北高等学校、通称「尼北(あまきた)」は、尼崎市にある歴史と伝統を誇る人気の公立高校です。1922年の創立以来、「自主・自律・愛情・協調」を校訓に掲げ、生徒一人ひとりの主体性を尊重する自由な校風の中で、多くの有能な人材を社会に送り出してきました。
兵庫県立尼崎北高等学校の基本情報
兵庫県立尼崎北高等学校の偏差値・難易度・併願校
普通科:54 環境類型(特色選抜):54
兵庫県立尼崎北高等学校に設置されている学科・コース
普通科 一般的な学習内容で、2年生から文系・理系に分かれ、幅広い進路に対応します。多くの生徒が部活動と勉強を両立させながら、充実した学校生活を送っています。
環境類型(1年次・特色選抜) 「地球・地域とつながる」をテーマに、環境問題について専門的に学ぶコースです。 フィールドワークや地域での校外活動など、体験的な学習が多く取り入れられており、環境問題に関心がある人や、探究活動に主体的に取り組みたい人におすすめです。 2年次からは普通科の生徒と共に、それぞれの進路に応じた類型クラスに進級します。
兵庫県立尼崎北高等学校の特色・校風
宿題の量:量は標準的か、やや多めという声がありますが、計画的に進めれば部活動との両立も十分可能です。 校則:校則は比較的緩やかで、生徒の自主性に任されている部分が多いようです。 服装:標準服はありますが、式典など指定された日以外は私服での登校も可能で、自由な校風の象徴となっています。 スマホ:校内での使用は許可されており、多くの生徒が休み時間などに利用しています。
生徒たちの雰囲気:真面目で落ち着いた生徒と、行事や部活に全力で取り組む活発な生徒がバランス良く共存しています。全体的に穏やかで、いじめなども少ないという評判です。 アルバイト:原則として禁止されていますが、家庭の事情などにより許可される場合もあります。 制服の評判:男子は学ラン、女子はブレザーが標準服として定められています。普段は私服もOKなため、自由な着こなしを楽しんでいる生徒が多いようです。 土曜授業:基本的に土曜授業はありません。
兵庫県立尼崎北高等学校の部活動・イベント
部活動
運動部 特に水泳部と陸上競技部は全国大会の常連として知られています。専用のプールやトレーニング施設も充実しており、高いレベルで競技に打ち込める環境です。野球部も過去に甲子園出場経験のある伝統ある部です。
文化部 吹奏楽部や放送部、書道部などがコンクールで優秀な成績を収めています。また、環境問題を調査・研究する「環境科学研究部」など、特色ある部活動も存在します。
イベント
北高祭(文化祭・体育祭) 尼北最大のイベントである「北高祭」は、文化の部と体育の部で構成されます。特に文化の部で各クラスが制作する「大人形」は、毎年メディアに取り上げられるほどの名物です。 そのクオリティの高さは圧巻で、この大人形を見るために多くの地域住民も訪れます。体育の部も、クラス対抗で様々な競技に全力で取り組み、学校全体が一体となります。
修学旅行 例年、沖縄などへ行き、平和学習や自然体験活動を行います。クラスメイトとの絆を深める貴重な機会となっています。
球技大会 年に数回開催され、クラスの団結力を高める人気の行事です。
兵庫県立尼崎北高等学校の進学実績
国公立大学 大阪大学や神戸大学といった難関大学をはじめ、多くの国公立大学に合格者を出しています。
難関私立大学 「関関同立」(関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学)には、2024年度入試で合計150名の合格者を出すなど、圧倒的な実績を誇ります。 その他、「産近甲龍」(京都産業大学、近畿大学、甲南大学、龍谷大学)にも多数の生徒が進学しています。
進学サポート 2、3年生では、成績上位者で構成される「スーパークラス」を設置し、難関大学合格を目指す生徒たちの学力をさらに高いレベルへと引き上げています。 また、長期休暇中の講習や、放課後の補習なども充実しており、生徒の学習を力強くバックアップしています。
兵庫県立尼崎北高等学校の特長・アピールポイント
特色ある「環境類型」の設置:1年次に環境問題について探究的な学びを深めることができる、県内でもユニークなコースです。 生徒主体の自由な校風:標準服がありますが私服通学も可能で、生徒の自主性を尊重する校風が根付いています。 圧巻のスケールを誇る文化祭の「大人形」:学校のシンボルとも言える「大人形」制作を通して、クラスの団結力と創造力を育みます。 文武両道を実現できる環境:全国レベルで活躍する部活動が多数あり、学習との両立を奨励する雰囲気があります。 難関大学を目指せる「スーパークラス」:2年生から成績上位者で編成されるクラスがあり、仲間と切磋琢磨しながら高い目標に挑戦できます。 充実した進路指導:生徒一人ひとりの希望進路実現に向けて、手厚いサポート体制が整っています。 地域に開かれた学校:「地球、地域とつながる尼北」を掲げ、地域貢献活動やイベントでの研究発表などを積極的に行っています。
兵庫県立尼崎北高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 「自由な校風で、のびのびと高校生活を送れる」という声が非常に多いです。私服OKな点も好評です。 「北高祭(文化祭)がとにかく楽しい。特に大人形作りは最高の思い出になる」と、学校行事の満足度が非常に高いようです。 「部活動が盛んで、仲間と一緒に目標に向かって頑張れる環境が良い」という意見も多数見られます。 「先生方が熱心で、進路相談にも親身に乗ってくれる」と、学習や進路サポートの手厚さを評価する声もあります。
気になる点 「校舎が少し古い部分がある」という意見が一部で見られます。ただし、清掃は行き届いており、大切に使われているようです。 「駅から少し歩くのが大変」という声もあります。阪急塚口駅からは徒歩約11分です。 「自由な校風だからこそ、自己管理能力が求められる」という指摘もあります。学習への取り組みは個人の意欲に左右される面があるようです。
アクセス・通学
阪急神戸線「塚口駅」から徒歩約11分 JR宝塚線「塚口駅」から徒歩約26分 伊丹市営バス「尼崎北高校前」バス停から徒歩約1分
兵庫県立尼崎北高等学校受験生へのワンポイントアドバイス