兵庫県立三木高等学校は、1924年(大正13年)に創立され、2024年に100周年を迎えた歴史と伝統のある学校です。「郷土の学府」として地域に深く根ざし、多くの卒業生を社会に送り出してきました。これまでの歴史の中で、生徒一人ひとりの進路実現と豊かな人間性の育成に力を注いできた三木高等学校は、地域社会から厚い信頼を寄せられています。
兵庫県立三木高等学校の基本情報
兵庫県立三木高等学校の偏差値・難易度・併願校
兵庫県立三木高等学校に設置されている学科・コース
普通科 幅広い分野の基礎学力をバランス良く身につけることを目指します。2年生から文系・理系に分かれ、それぞれの進路希望に応じた専門的な科目を深く学んでいきます。国公立大学から私立大学、専門学校、就職まで、多様な進路に対応できるカリキュラムが組まれています。
国際総合科 英語力の向上はもちろん、国際的な視野とコミュニケーション能力を養うことに特化した学科です。英語でのディベートやプレゼンテーション、第二外国語(中国語・フランス語)の学習など、実践的な授業が多く取り入れられています。海外研修や留学生との交流も盛んで、将来、国際的な舞台で活躍したい生徒におすすめです。
兵庫県立三木高等学校の特色・校風
校風・生徒の雰囲気 校訓である「自主・協同・創造」の精神が根付いており、生徒たちは何事にも真面目に、そして協力して取り組む雰囲気があります。落ち着いた環境で学習に集中したい生徒に適していると言えるでしょう。
宿題の量 宿題の量は、他の進学校と比較して標準的か、やや多めという声が見られます。特に長期休暇中の課題は計画的に進める必要があるようです。
校則 校則は、他の公立高校と比較すると標準的ですが、頭髪や服装に関する指導は比較的厳しいという意見もあります。スマートフォンの校内での使用については、ルールが定められており、休み時間などの使用は認められていることが多いようです。
アルバイト アルバイトは原則として禁止されていますが、家庭の事情など特別な理由がある場合は、許可制で認められることがあります。
制服 制服は、男子が詰襟、女子がブレザーです。デザインについては、伝統的なスタイルで落ち着いていると評判です。
土曜授業 基本的に土曜授業はありませんが、希望者対象の補習や模試が実施されることがあります。
兵庫県立三木高等学校の部活動・イベント
部活動
運動部 野球部やサッカー部といった人気の部活動はもちろん、公立高校では珍しいアメリカンフットボール部や山岳部があるのが特徴です。ウエイトリフティング部や空手道部、剣道部なども活発に活動しています。
文化部 吹奏楽部や放送部、美術部などが熱心に活動しています。特に家庭クラブは、文化祭での焼き菓子販売が好評で、楽しく活動している様子がうかがえます。その他にも、ESS(英語部)や自然科学部、茶道部、華道部など、多彩な文化部が揃っています。
イベント
釜城祭(文化祭) 毎年6月に開催される文化祭は「釜城祭(ふじょうさい)」と呼ばれ、大変な盛り上がりを見せます。クラスごとの展示やステージ発表、文化部の発表など、生徒たちの創造性や団結力が発揮される最大のイベントです。
球技大会 7月と3月の年2回、クラス対抗の球技大会が開催されます。クラス一丸となって勝利を目指す中で、仲間との絆を深める良い機会となっています。
修学旅行 2年生の時に実施され、行き先は年度によって異なりますが、生徒たちにとって高校生活の大きな思い出の一つとなっています。
国際交流 国際総合科を中心に、オーストラリアやフランスの姉妹校との交流プログラムが用意されています。夏には海外からの留学生を受け入れるなど、国際色豊かなイベントも特徴です。
兵庫県立三木高等学校の進学実績
国公立大学 地元の兵庫県立大学や兵庫教育大学をはじめ、神戸大学、岡山大学、香川大学など、近畿圏を中心に毎年多くの合格者を出しています。
難関私立大学 「関関同立」(関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学)や「産近甲龍」(京都産業大学、近畿大学、甲南大学、龍谷大学)といった難関私立大学にも、多数の生徒が進学しています。特に、関西学院大学や近畿大学、甲南大学への進学者が多い傾向にあります。
その他の進路 大学進学だけでなく、看護系の専門学校や公務員を目指す生徒もいます。就職希望者に対しても手厚いサポートがあり、それぞれの夢の実現を後押ししています。
進学サポート 放課後や長期休暇中には、希望者向けの進学補習や講習が数多く開講されています。また、1年生の時から計画的に進路ガイダンスや大学見学会などを実施し、生徒の進路意識を高める取り組みが行われています。
兵庫県立三木高等学校の特長・アピールポイント
100年の歴史と伝統 2024年に創立100周年を迎えた伝統校であり、地域社会からの厚い信頼と、多くの卒業生との強い繋がりが学校の財産です。
国際交流が盛んな「国際総合科」 専門学科である「国際総合科」では、実践的な語学教育や海外研修、留学生との交流などを通して、グローバルな視野を養うことができます。
文武両道を支える充実した施設 野球とサッカーが同時にできるほど広大なグラウンドをはじめ、充実した施設が、活発な部活動を支えています。
珍しい部活動の存在 公立高校では数少ないアメリカンフットボール部や山岳部があり、多様な興味関心に応える環境が整っています。
地域に根差した探究活動 「郷土の学府」として、地域の課題解決に取り組む探究学習や、地元企業・団体と連携した活動を積極的に行っています。
きめ細やかな進路指導 国公立大学から就職まで、生徒一人ひとりの多様な進路希望に対応するため、計画的で手厚い進路指導体制が敷かれています。
生徒が主役の学校行事 文化祭「釜城祭」をはじめ、多くの学校行事が生徒主体で企画・運営されており、自主性や協調性を育む貴重な機会となっています。
兵庫県立三木高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 「先生方が熱心で、質問にも親身になって答えてくれる」「落ち着いた環境で勉強に集中できる」といった、学習環境や教員のサポート体制を評価する声が多く見られます。 「部活動が盛んで、文武両道を実現できる」「釜城祭(文化祭)などの行事がとても楽しく、クラスの団結が深まる」など、学校生活の充実度に関するポジティブな意見も多数あります。 「国際総合科のプログラムが充実しており、英語力が伸びた」「歴史と伝統があり、地域からの評判が良い」といった点も高く評価されています。
気になる点 「校則が少し厳しいと感じることがある」「一部の校舎や施設が古い」といった意見が見られます。 「最寄り駅から少し歩くので、アクセスが少し不便」「坂道が多いので、自転車通学は大変」といった通学に関する声もあります。 「課題や小テストが多く、勉強は楽ではない」という、学習面での厳しさを指摘する声も一部にあります。
アクセス・通学
鉄道 神戸電鉄粟生線「三木」駅から徒歩約18分 神戸電鉄粟生線「大村」駅から徒歩約15分
自動車 山陽自動車道「三木小野IC」から約2.2km
兵庫県立三木高等学校受験生へのワンポイントアドバイス