神戸山手グローバル高等学校は、神戸の美しい山手に位置し、100年以上の歴史を持つ伝統校です。2025年4月から共学化(一部コース)がスタートし、新たな歴史を刻み始めました。これまでの女子教育で培われたきめ細やかな指導に加え、国際都市・神戸という立地を活かしたグローバル教育に力を入れているのが大きな特徴です。神戸山手グローバル高等学校は、生徒一人ひとりの個性を尊重し、それぞれの夢の実現を全力でサポートする環境が整っています。

「グローバル・シティズンシップ(地球市民)」の育成を目標に掲げ、これからの社会で必要とされる多様な価値観を受け入れ、世界を舞台に活躍できる人材を育てることを目指しています。そのため、ネイティブ教員による授業や海外研修、ICTを活用した先進的な学習環境など、独自のプログラムが充実しています。

この記事では、そんな魅力あふれる神戸山手グローバル高等学校について、偏差値やコース内容、学校生活の様子から進学実績まで、受験生や保護者の皆さんが知りたい情報を詳しく、そして分かりやすく解説していきます。あなたの高校選びの参考に、ぜひ最後まで読み進めてみてください。

神戸山手グローバル高等学校の基本情報

神戸山手グローバル高等学校の基本的な情報を表にまとめました。

項目 内容
正式名称 神戸山手グローバル高等学校
公立/私立の別 私立
共学/女子校の別 共学(グローバル選抜探究コース、選抜コース)<br>女子(未来探究コース)
所在地 〒650-0006 兵庫県神戸市中央区諏訪山町6-1
代表電話番号 078-341-2133
公式サイトURL https://www.kobeyamate.ed.jp/

神戸山手グローバル高等学校の偏差値・難易度・併願校

神戸山手グローバル高等学校の偏差値は、コースによって異なりますが、おおよそ40〜54の範囲です。 これは兵庫県内の私立高校の中では中堅レベルに位置します。

  • グローバル選抜探究コース・選抜コース: 偏差値 54

  • 未来探究コース: 偏差値 49

偏差値だけで難易度を判断するのは難しいですが、同じくらいの偏差値の高校としては、神戸野田高等学校(進学総合コース)や芦屋学園高等学校(特進コース)などが挙げられます。 合格に必要な内申点の目安としては、コースにもよりますが、5段階評価で平均3〜4程度が一つの基準となるでしょう。ただし、入試では当日の学力試験の結果も重視されるため、過去問対策などを通じてしっかりと実力をつけておくことが大切です。

神戸山手グローバル高等学校を第一志望とする場合、併願校としては、同じ神戸市内の私立高校や、兵庫県内の他の私立高校を選ぶ生徒が多いようです。具体的な併願校としては、神戸龍谷高等学校、神戸常盤女子高等学校、須磨ノ浦高等学校などが考えられます。

神戸山手グローバル高等学校に設置されている学科・コース

神戸山手グローバル高等学校には、生徒一人ひとりの進路希望や興味関心に合わせて選べる3つのコースが設置されています。 どのコースも、これからのグローバル社会で活躍するための力を育むことを目指しています。

  • グローバル選抜探究コース

    • どんなことを学ぶ?:高いレベルの英語力と探究的な学びを融合させ、国内外の難関大学への進学を目指します。ネイティブ教員による授業や海外大学との連携プログラムが豊富です。

    • どんな生徒におすすめ?:世界を舞台に活躍したい、知的好奇心が旺盛で主体的に学びたいという意欲の高い生徒に最適です。

  • 選抜コース

    • どんなことを学ぶ?:国公立大学や難関私立大学への現役合格を目標に、応用力を養うためのカリキュラムが組まれています。有名予備校講師による受験対策講座「山手アドバンスゼミ」も受講可能です。

    • どんな生徒におすすめ?:目標とする大学が明確で、仲間と切磋琢磨しながら学力を伸ばしたい生徒に向いています。

  • 未来探究コース(女子のみ)

    • どんなことを学ぶ?:多様な進路に対応できる幅広い知識と教養を身につけます。高大連携プログラムを通じて、看護、保育、教育、グローバル、情報系など、専門分野への学びを深めることができます。

    • どんな生徒におすすめ?:自分の興味や関心を探求しながら、将来の夢を見つけ、実現したいと考える生徒におすすめです。

神戸山手グローバル高等学校の特色・校風

神戸山手グローバル高等学校は、「グローバル」「落ち着いた雰囲気」といったキーワードで表現されることが多い学校です。国際都市・神戸の山手に位置する閑静な環境で、生徒たちは落ち着いて学習に取り組んでいます。

  • 宿題の量:コースによって差があるようですが、特に進学を目指すコースでは、日々の課題や予習・復習が求められ、量は多めと感じる生徒もいるようです。

  • 校則:校則は、他の私立高校と比較すると標準的か、やや厳しめという声があります。特に服装や髪型に関する指導はきちんと行われる傾向があるようです。 スマートフォンの使用については、校内でのルールが定められており、マナーを守った使用が求められます。

  • 生徒たちの雰囲気:全体的に真面目で落ち着いた生徒が多いようです。特に上位コースでは、学習意欲の高い生徒が集まり、互いに高め合う雰囲気があります。

  • アルバイト:原則として禁止されているようですが、特別な事情がある場合は学校に相談することで許可されるケースもあるようです。

  • 制服の評判:伝統的で品のあるデザインが特徴で、生徒からの評判は良いようです。夏服と冬服があり、学校指定のカーディガンなども用意されています。

  • 土曜授業:隔週で土曜日も授業が行われる6日制を採用しており、授業時間数を確保しています。

神戸山手グローバル高等学校の部活動・イベント

部活動

神戸山手グローバル高等学校では、文化部13、体育部11のクラブがあり、多くの生徒が部活動に参加して充実した学校生活を送っています。

  • 文化部:特に有名なのがマンドリン・ギター部で、39年連続で全国大会に出場している強豪です。 吹奏楽部も強化クラブに指定されており、活発に活動しています。 他にも、インターアクト部やデータサイエンス部(eスポーツ併設)など、グローバルな視点や最先端の分野に触れられる珍しい部活動もあります。

  • 運動部:陸上競技部と卓球部が強化クラブに指定されています。 卓球部は全国大会出場経験のある伝統ある部で、近年復活し、再び全国を目指して練習に励んでいます。 ソフトテニス部も近畿大会出場を目指して活発に活動しています。

イベント

神戸山手グローバル高等学校では、生徒が主体となって作り上げる多彩な学校行事が年間を通して行われます。

  • 文化祭(9月):毎年9月に行われる文化祭は、クラスや部活動ごとの展示や発表で大変盛り上がります。 生徒たちの創造性や協調性が発揮される大きなイベントです。

  • 体育大会(10月):10月には体育大会が開催され、クラス対抗で様々な競技に熱戦を繰り広げます。

  • 修学旅行:2年生の12月には、セブ島への修学旅行が実施されます。 異文化に触れ、国際感覚を養う貴重な機会となっています。

  • ハロウィンフェスティバル:入試説明会と同時に開催されるユニークなイベントで、仮装での参加も歓迎されるなど、学校のオープンな雰囲気が感じられます。

神戸山手グローバル高等学校の進学実績

神戸山手グローバル高等学校は、生徒一人ひとりの進路満足度100%を目指し、手厚い進路指導を行っています。 その結果、国公立大学や難関私立大学をはじめ、多様な進路へと生徒を送り出しています。

近年の主な進学実績としては、神戸大学、大阪大学といった関西の難関国公立大学や、関関同立(関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学)などの難関私立大学への合格者も出ています。

また、併設校である関西国際大学への進学の道も開かれています。高大連携プログラムが充実しており、看護、保育・教育、グローバル・情報系といった分野へスムーズに進むことができるのも、神戸山手グローバル高等学校の強みの一つです。

こうした高い進学実績を支えているのが、充実した学習サポート体制です。EdTech(教育技術)を駆使した個別最適化学習や、有名予備校の実力派講師による受験対策講座「山手アドバンスゼミ」を開講するなど、生徒の学力向上を多角的に支援しています。

神戸山手グローバル高等学校の特長・アピールポイント

神戸山手グローバル高等学校には、他の高校にはないユニークな魅力がたくさんあります。ここでは、その中でも特に注目すべきポイントをいくつかご紹介します。

  • グローバル教育の先進校:ネイティブ教員が常駐し、英語でのコミュニケーションが日常的に行われる「Global Room」が設置されています。 また、セブ島への修学旅行や海外研修など、実践的な国際交流の機会が豊富です。

  • 充実したICT環境:全生徒がタブレット端末を持ち、授業や探究活動に活用しています。ICT教室やコンピュータ室も完備されており、最先端の学習環境が整っています。

  • 高大連携による多様な学び:併設の関西国際大学との連携により、高校にいながら大学レベルの専門的な学びに触れることができます。看護、保育、教育、グローバル、情報系など、将来の夢に直結する学びを早期から体験できます。

  • 個別最適化された学習支援:EdTechを活用し、生徒一人ひとりの学習状況に合わせた指導を行っています。また、有名予備校講師による「山手アドバンスゼミ」で、ハイレベルな受験対策も可能です。

  • 歴史と自然に囲まれた美しい学習環境:昭和初期の面影を残すレトロな講堂や、神戸の街並みを一望できるロケーションなど、歴史と自然が調和した美しいキャンパスで学ぶことができます。

  • ユニークな部活動:全国大会常連のマンドリン・ギター部や、eスポーツも楽しめるデータサイエンス部など、個性を伸ばせる多彩な部活動があります。

  • 安心の学習スペース:夜8時まで利用可能な個別ブース形式の自習室があり、集中して学習に取り組むことができます。

神戸山手グローバル高等学校の口コミ・評判のまとめ

神戸山手グローバル高等学校の在校生や卒業生からは、様々な声が寄せられています。ここでは、ポジティブな口コミと、少し気になる点を公平にご紹介します。

  • 良い点

    • 「先生方が親身になって相談に乗ってくれるので、安心して学校生活を送れます。」

    • 「グローバル教育に力を入れているだけあって、ネイティブの先生と話す機会が多く、英語力が自然と身につきます。」

    • 「施設が綺麗で、特に図書館は蔵書も多く、落ち着いて勉強できるお気に入りの場所です。」

    • 「上位コースは勉強に集中できる環境が整っており、同じ目標を持つ仲間と切磋琢磨できます。」

    • 「高大連携プログラムが充実しているので、将来の夢が具体的に見えてきました。」

  • 気になる点

    • 「駅から坂道を歩くのが少し大変です。バスを利用する生徒も多いです。」

    • 「校則が少し厳しいと感じることがあります。特に服装やスマートフォンの使い方には注意が必要です。」

    • 「コースによって学校生活の雰囲気がかなり違うように感じます。勉強に力を入れたい人には良いですが、いわゆる『キラキラした高校生活』をイメージしているとギャップがあるかもしれません。」

    • 「宿題や課題の量が多いと感じることがあります。」

アクセス・通学

神戸山手グローバル高等学校は、神戸の中心地にありながら、緑豊かな諏訪山の丘に位置しています。

  • 最寄り駅からのアクセス

    • JR神戸線・阪神本線「元町」駅、JR神戸線・阪急神戸線・阪神本線「三宮」駅から市バスを利用し、「諏訪山公園下」バス停で下車、徒歩約3分です。

    • 神戸市営地下鉄西神・山手線「県庁前」駅から徒歩約12〜15分です。

    • 神戸高速鉄道「花隈」駅から徒歩約12分です。

坂道が多いため、多くの生徒がバスを利用して通学しているようです。神戸市内からはもちろん、明石市や芦屋市、西宮市など、広いエリアから生徒が通っています。

神戸山手グローバル高等学校受験生へのワンポイントアドバイス

神戸山手グローバル高等学校を目指す皆さんへ。この学校は、将来、国際的な舞台で活躍したいという大きな夢を持っている人、あるいは、まだ夢は決まっていないけれど、何か新しいことに挑戦し、自分の可能性を広げたいと強く願っている人に特におすすめの学校です。落ち着いた環境でじっくりと学問に取り組みたい、そして、同じ志を持つ仲間と出会いたいと考えているなら、神戸山手グローバル高等学校は最高の場所になるでしょう。

受験勉強においては、まず基礎学力をしっかりと固めることが何よりも大切です。特に英語は、入学後、様々な場面で必要となるため、中学レベルの単語や文法は完璧にしておきましょう。また、コースによっては面接も課されるため、なぜ神戸山手グローバル高等学校で学びたいのか、自分の言葉で熱意を伝えられるように準備しておくことも重要です。学校説明会やオープンスクールに積極的に参加し、学校の雰囲気を肌で感じてみてください。応援しています!

※最新かつ正確な情報は、必ず高校の公式サイトや学校説明会で確認してください。