宮崎県の公立高校入試2027|出願書類の書き方と注意点をていねい解説

宮崎県教育委員会は、令和9年度(2027年春入学)の県立高校入試について、願書や調査書などの「出願書類の作成要領」を公表しました。書類は中学校が作る部分と、志願者・保護者が書く部分があります。第3学年の成績は2026年12月末日までのものが使われる点が、いちばん大事なポイントです。

何が発表されたの?

ひとことで言うと:県立高校に出願するときの書類の「書き方のルール」が決まりました。

宮崎県の県立高校入試では、出願はWeb出願システムで行います。そのうえで、紙の書類として「入学願書」「調査書」「学習成績一覧表」などがあります。今回の資料は、この3つをどう書くか、学校名や学科名をどんな略称で書くかを決めたものです。

入学願書(志願者・保護者が関わる部分)

入学願書は、志願者の情報を高校に伝える書類です。資料では、次のような書き方が示されています。

  • 氏名・生年月日:住民票に基づいて記入します。
  • 現住所:住民票に基づいて番地まで書きます。市や郡から先で場所がはっきりわかるなら、県名は省略してかまいません。「○○丁目○○番○○号」の代わりに、ハイフンを使った書き方(例:○○1-2-3)も使えます。
  • 保護者:生徒に対して親権を行う人を書きます。親権を行う人がいないときは後見人を書きます。志願者との関係(父、母、養父、養母など)も書きます。
  • 写真:上半身、正面、無帽で、大きさは縦4cm×横3cm程度です。白黒でもカラーでもかまいません。最近6か月以内に撮ったものを使います。身分証明書用の写真でも、校内で撮影して印刷したものでもよいとされています。ただし、変色したり、色あせたり、はがれたりするものは使えません。
  • 志願校:志願先の高校・課程・学科を書きます。宮崎東高校は、昼間の部か夜間の部かも学科の欄に書きます。第2志望以下に書くことがないときは、斜線(/)を引きます(推薦入学者選抜を除く)。

探究科学コース、文理科学コース、体育コースを志願するときは、学科の欄に「普通(探究科学コース)」「普通(文理科学コース)」「普通(体育コース)」と書きます。

書き間違えたときは、まちがいの部分を2本線で消して、正しい内容を書きます。そして、訂正した場所に書いた人の認印を押します。修正液などで消すのではなく、この方法で直すことになっています。なお、「※」印の欄は書きません。

調査書(中学校が作る書類)

調査書は、中学校での成績や活動の記録をまとめた書類です。合否の判定に使う大切な資料ですが、作るのは中学校です。志願者や保護者が書くものではありません。ただし、どんな内容が載るのかを知っておくと、これからの過ごし方の参考になります。

  • 成績:第1・第2学年は「生徒指導要録」に記載されたものを使います。第3学年は2026年12月末日までの成績で作ります(卒業した人は卒業した年の3月末日まで)。
  • 出欠の記録:第3学年は2026年12月末日までです。欠席の主な理由が書かれます。遅刻や早退がそれぞれ年間10回以上ある場合は、その回数と理由も書かれます。
  • 部活動・奉仕活動・資格など:「総合所見及び指導上参考となる諸事項」に書かれます。大会やコンクールは、全国・九州・県・地区などの規模も明記されます。取得した資格や検定は、級や段位などの主なものが書かれます。
  • 健康診断:中学校での最終の健康診断の結果が書かれます。

学習成績一覧表(中学校が作る書類)

学習成績一覧表は、志願者が属する第3学年の全員分を一覧にした書類です。各教科の評定は、第3学年の2026年12月末日までの成績で書きます。必修教科は5段階、選択教科はA・B・Cの3段階です。調査書に書く評定とは一致していなければならないと決められています。

備考の欄には、次のことが書かれます。2027年1月1日以降に転入した人は、転入した日と、転入する前の学校名です。学区外の高校を志願する人は、県教育委員会が出す「学区外高等学校入学志願許可番号」です。

日程・数字のまとめ

ひとことで言うと:今回の資料で押さえる日付は「成績の締め日」です。

  • 第3学年の成績・出欠の締め日:2026年12月末日
  • 写真:縦4cm×横3cm程度、最近6か月以内に撮影
  • 転入の記載の基準日:2027年1月1日以降の転入者は備考欄に記載

出願の入力期間や検査の日は、今回の資料には書かれていません。日程は、県教育委員会が9月に公表した「入学者選抜に関する日程」で確認してください。

受験生・保護者が気をつけること

ひとことで言うと:書類は「早めに」「住民票の通りに」そろえるのが基本です。

  • 写真を用意する:最近6か月以内のものが必要です。撮影の時期が古すぎないか、いまのうちに確認しておくと安心です。
  • 住所と氏名は住民票の通りに:普段使っている書き方ではなく、住民票に基づいて書くことになっています。
  • 訂正は2本線と認印:書き間違えたときのために、認印を用意しておきましょう。
  • 12月末までの成績が調査書に入る:第3学年の成績は2026年12月末日までのものが使われます。2学期から年末までの取り組みも調査書に反映されることになります。
  • 調査書や学習成績一覧表は中学校が作る:書類の中身や提出の流れについて不安があるときは、担任の先生に相談してください。

よくある質問

Q. 調査書は自分で書くの?

A. 調査書と学習成績一覧表は、出身の中学校が作る書類です。入学願書の記入にあたっては、住民票に基づいて書くなどのルールがあります。

Q. 書き間違えたときは?

A. 間違えた部分を2本線で消して、正しい内容を書きます。訂正した場所に、書いた人の認印を押します。

Q. 他県の中学校の出身でも出願できる?

A. 資料には、県外の中学校の出身者は、その県の学習成績一覧表の様式を使ってもよいと書かれています。その県で学習成績一覧表を作っていないときは、必要ないとされています。

出典:宮崎県教育委員会「出願書類の作成要領」(発表:2026年10月17日、確認:2026年10月30日)。最新の情報は必ず教育委員会・志望校の公式発表で確認してください。

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