宮崎県の県立高校推薦入試2027|日向〜本庄14校の推薦要件をわかりやすく解説

宮崎県教育委員会が、令和9年度(2027年春入学)の県立高校の「推薦入学要項」のうち、日向高校から本庄高校までの14校分を公開しました。推薦入試でどの学科の何割を推薦で選ぶのか、どんな生徒が推薦の対象になるのかが学校ごとに書かれています。推薦を考えている中学生と保護者は、志望校の分を必ず読んでください。

何が発表されたの?

ひとことで言うと、「推薦で受けるには、この条件に当てはまる人」という学校ごとの一覧表です。

推薦入学は、学力検査だけでなく、中学校での活動や、その学校で学びたい気持ちを見て選ぶ入試です。どの学校も、「アドミッション・ポリシー(入学者の受け入れ方針)」という「こんな生徒に来てほしい」という方針を示したうえで、学科ごとに「推薦要件」を決めています。

今回の資料に載っている学校は、次の14校です。日向、富島、日向工業、高鍋、高鍋農業、妻、佐土原、宮崎大宮、宮崎南、宮崎北、宮崎西、宮崎農業、宮崎工業、宮崎商業、宮崎海洋、本庄の各校です(全日制)。

推薦要件は「すべて満たす」か「いずれか」か

ここがいちばん大事な読み方のポイントです。学校や学科によって、次のように条件の書き方が違います。

  • 「すべて満たしていること」:日向工業(機械科・電気科・建築科)、宮崎大宮、宮崎南、佐土原の各学科。
  • 「いずれかを満たしていること」:高鍋の普通科、妻の普通科、宮崎北の普通科、宮崎西、宮崎海洋、宮崎商業、高鍋農業、宮崎農業など。
  • 組み合わせ:宮崎工業は、全学科共通の3つの要件をすべて満たしたうえで、さらに3つの要件のいずれかが必要です。高鍋の探究科学科や生活文化科は、普通科の要件に加えて、さらに別の要件も満たす書き方です。

自分の志望校・学科がどちらなのかを、まず確かめましょう。「すべて」の学科は、条件がひとつでも欠けると推薦の対象になりません。

日程・数字のまとめ

ここでは、学校ごとの「推薦による募集人員の割合」を紹介します。募集人員とは、その学科で入れる予定の人数のことです。割合は、その人数のうち推薦で選ぶ分の比率です。

割合が50%の学科が多い学校

  • 日向高校:普通科50%、フロンティア科50%
  • 富島高校:商業マネジメント科50%、情報ソリューション科50%、生活文化科50%
  • 日向工業高校:機械科・電気科・建築科、いずれも50%
  • 高鍋高校:普通科・探究科学科・生活文化科、いずれも50%
  • 高鍋農業高校:園芸科学科・畜産科学科・食品科学科・フードビジネス科、いずれも50%
  • 妻高校:普通科、普通科(文理科学コース)、情報ビジネスフロンティア科、福祉科、いずれも50%
  • 佐土原高校:電子機械科・通信工学科・情報技術科・産業デザイン科、いずれも50%
  • 宮崎農業高校:生物工学科・生産流通科・食品工学科・環境工学科・生活文化科、いずれも50%
  • 宮崎工業高校:機械科・生産システム科・電気科・電子情報科・建築科・化学環境科・インテリア科、いずれも50%
  • 宮崎商業高校:商業マネジメント科・情報ソリューション科・グローバル経済科、いずれも50%
  • 宮崎海洋高校:海洋科学科50%
  • 本庄高校:総合学科50%

割合が50%ではない学科

  • 宮崎大宮高校:普通科30%、文科情報科20%
  • 宮崎南高校:普通科50%、フロンティア科40%
  • 宮崎北高校:普通科40%、サイエンス科40%
  • 宮崎西高校:普通科45%、理数科20%

同じ県立高校でも、学校や学科によって推薦の枠の大きさがかなり違います。たとえば宮崎大宮の普通科は30%、宮崎西の理数科は20%です。推薦の枠が小さいほど、推薦で受かる人数も少なくなります。

去年からの変更点

今回の資料には、前の年との比較は書かれていません。去年との違いは、各校の公式の発表で確認してください。

受験生・保護者が気をつけること

学科ごとに「求める生徒像」が違う

同じ学校でも、学科で推薦要件はちがいます。いくつか例を挙げます。

  • 宮崎南のフロンティア科:大学への進学の強い意志と探究心があり、国内外で活躍したいと考えていること。そのうえで、学習成績が優秀な人(とくに数学・英語)、生徒会やボランティアでリーダーシップを発揮した人、部活動で実績のある人のいずれか。
  • 宮崎西の普通科:部活動・生徒会活動・学校行事・ボランティアなどで積極的に活動した実績がある人、または資格・検定・コンテストなどで顕著な実績がある人。
  • 宮崎海洋の海洋科学科:水産・海洋関連産業に従事したい人、船の仕事や魚・食品に興味がある人など、9つの条件のいずれか。2年次から4つのコース(航海技術、機関工学、海洋資源・環境活用、マリンフード)に分かれます。
  • 本庄の総合学科:総合学科の特性をよく理解し、本校への進学の意志が固いこと。そのうえで、何事にも積極的にチャレンジしてきた人、ボランティア活動などに取り組んできた人、部活動や生徒会活動を3年間続けてやり遂げた人のいずれか。

「進学の意志が固い」ことが共通の前提

多くの学校の方針に、「本校への進学を強く希望している」という趣旨の文があります。推薦は、第一志望として強く入りたい人のための入試だと考えておくとよいでしょう。

やっておきたいこと

  • 志望校の推薦入学要項を読み、希望する学科の推薦要件に自分が当てはまるか、担任の先生と確かめる。
  • 部活動・生徒会・ボランティアなど、中学校での活動の記録を整理しておく。
  • 推薦の申請の日程や手続きは、別に公表されている実施要綱や各校の案内で確認する。

よくある質問

Q. 推薦要件を満たせば、必ず合格できますか?

A. 資料に書かれているのは「推薦入学者の選抜の対象になる条件」です。条件を満たした人の中から選抜が行われます。

Q. 募集人員の割合の50%は、どういう意味ですか?

A. 学科の募集人員のうち、推薦で選ぶ分の割合のことです。学校・学科によって違い、20%から50%までがあります。

Q. 今回の資料に載っていない学校の要項はどこで見られますか?

A. 宮崎県教育委員会の入学者選抜のページに、推薦入学要項が分けて掲載されています。ほかの学校の分は、そちらで確認してください。

出典:宮崎県教育委員会「令和9年度 県立高等学校 推薦入学要項2」、宮崎県教育委員会 入学者選抜のページ(掲載:2026年10月19日ごろ、確認:2026年11月8日)。最新の情報は必ず教育委員会・志望校の公式発表で確認してください。

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