沖縄県の高校入試2027|配慮の申請と追検査のルールをていねい解説

沖縄県教育委員会が、2027年度(令和9年度)の県立高校入試について、障害や病気のある生徒が受ける「学力検査等での配慮」の手続きと、病気などで本検査を受けられなかった人のための「追検査」の決まりを公表しています。中学校を通した配慮の申請は、10月30日(金)が県への提出の締め切りです。追検査の申し出は3月3日(水)・4日(木)、追検査の日は3月9日(火)です。

何が発表されたの?

ひとことで言うと:「入試で配慮してほしいことがある人は、秋のうちに中学校を通して申請してね」「当日どうしても受けられなかった人には、もう一度チャンスがあるよ」という手続きのルールです。

学力検査等での「配慮」とは?

学力検査とは、国語・数学などの筆記試験のことです。障害や病気があるために、ふつうのやり方では力を出しにくい生徒は、試験会場や試験の受け方について配慮を願い出ることができます。入試の実施要項には、障害等のある生徒は「配慮願い書」に必要事項を書き、障害や病気についての診断書か、身体障害者手帳などの写しを、中学校の校長を通して志願先の高校長に出すことができる、と書かれています。出された書類をもとに審査をして、配慮できると判断されたものについて配慮する、という流れです。

配慮の中身は、学校ごとに勝手に決めるのではなく、県教育庁(県立学校教育課)が書類を見て審査します。希望がどこまで認められるかは、審査の結果しだいです。

帰国子女などの場合は?

海外から帰国した生徒など(帰国子女等)で、受検に配慮が必要な人も、「学力検査等に際しての配慮願い書」(参考様式2)を、中学校の校長を通して提出できます。手続きは、障害のある生徒の場合の流れを使うと示されています。

追検査とは?

追検査は、本検査(一般選抜の学力検査)を受けられなかった人のための、もう一度の検査です。対象になるのは、インフルエンザなど学校保健安全法で出席停止と決められている感染症にかかった場合や、急な入院など、やむを得ない理由で、学力検査の全部または一部を受けられなかった人です。「寝坊した」といった理由は対象として書かれていません。

日程・数字のまとめ

配慮の申請の流れ

  • 10月30日(金):中学校が配慮願いをまとめ、Microsoft Formsで県立学校教育課へ提出する締め切り(郵送は不要)
  • 11月〜12月:県による配慮の審査(必要なときは中学校や高校に問い合わせ)
  • 12月下旬:配慮できるかどうかの通知
  • 出願のとき:配慮願いの書類を、志願書類といっしょに志願先の高校へ出す
  • 2月17日(水):高校が出願状況を県にメールで報告する締め切り
  • 選抜のとき:学力検査等で配慮を実施

追検査

  • 申し出の期間:2027年3月3日(水)と3月4日(木)の2日間。受付は1日目が午前9時〜午後4時、2日目が午前9時〜正午
  • 検査の場所:一般選抜で志願した高校
  • 追検査の日:3月9日(火)
  • 時間割:1時間目(9:00〜9:50)国語、2時間目(10:05〜10:55)理科、3時間目(11:10〜12:00)英語、昼食(12:00〜12:45)、4時間目(13:00〜13:50)社会、5時間目(14:05〜14:55)数学

参考:本検査の主な日程

  • 出願:2月1日(月)・2日(火)
  • 一般選抜の学力検査・面接等:3月3日(水)・4日(木)
  • 合格発表:3月17日(水)

追検査の申し出期間は、本検査の2日間とぴったり重なります。本検査の当日に具合が悪くなったら、その日のうちに中学校の先生に連絡する、と覚えておくとよいでしょう。

受験生・保護者が気をつけること

配慮を考えている人は、いますぐ中学校に相談を

県への提出の締め切りは10月30日です。中学校がとりまとめて出すので、保護者や本人が県に直接出すわけではありません。配慮を希望するなら、担任の先生や特別支援の担当の先生に早めに伝えましょう。この記事を書いている10月26日の時点で、締め切りまで数日です。手続きの案内には、配慮の具体例にない配慮を希望する場合や気になる点がある場合は、県立学校教育課に事前に連絡して状況を確認するよう書かれています。迷ったらまず中学校に相談してください。

用意する書類

手続きの資料には、次のものが書かれています。

  • 配慮願い書(参考様式1:障害のある生徒の場合)
  • 診断書など:診断書の原本か写し(各種知能検査の結果も含む)、または身体障害者手帳などの写し
  • その他の資料:「個別の教育支援計画」などの写し

診断書は病院に頼んでから届くまで時間がかかることがあります。いつ必要かは中学校の先生と確かめておくと安心です。

配慮の内容が決まったあとも書類が必要

12月下旬に届く「配慮できるかどうか」の通知(写し)は、出願のときに必要になります。出願までは中学校で保管されます。配慮願い書も志願書類といっしょに志願先の高校へ出すので、志望校を変えたときは、書類の高校名などの欄を書き直す必要があります。

県外・海外の中学校の場合

県外や海外の中学校からは、Microsoft Formsでの申請ができません。県立学校教育課に問い合わせるよう示されています。

不登校などで欠席が多い人

配慮とは別に、欠席や「出席扱い」が多い理由を説明したい人は、「自己申告書」(第13号様式)を、中学校の校長を通して志願先の高校長に出すことができます。書くのは本人と保護者の直筆で、出すときは封筒に入れて封をしてもかまいません(表に中学校名と本人の氏名を書きます)。提出された自己申告書は、選抜の資料に加えられます。

追検査を受けたいとき

申し出は、出身の中学校を通して「追検査受検希望届」を、本検査を受けられなかったことを証明する書類をつけて、志願先の高校に出します。たとえば感染症なら、受けられなかった理由がわかる書類が必要になる、ということです。どんな書類が証明になるかは、中学校や志願先の高校に確認してください。

よくある質問

配慮を申請したら、必ず認められるの?

いいえ。実施要項では、出された書類をもとに審査をして、配慮することが「できる」とされています。結果は12月下旬に通知されます。希望が通るかどうかは審査しだいなので、早めの相談が大切です。

追検査はどこで受けるの?

一般選抜で志願した高校です。日にちは3月9日(火)で、国語・理科・英語・社会・数学の5教科です。

追検査の申し出は、いつまでにすればいいの?

3月3日(水)と4日(木)の2日間です。4日は正午までで、1日目より受付の時間が短くなっています。

出典:沖縄県教育委員会「令和9年度県立高等学校入学者選抜」ページ、同「配慮願い等の提出の流れ(別紙2)」、同「全日制・定時制 実施要項」(発表:2026年9月1日・9月9日、確認:2026年10月26日)。最新の情報は必ず教育委員会・志望校の公式発表で確認してください。

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