沖縄県教育委員会が、2027年度(令和9年度)の県立高校の入学定員と、通学区域(学区)のルールを公表しています。県立高校の入学定員は、全日制・定時制を合わせて368学級・14,720人です。普通科は住んでいる学区の高校が基本ですが、学区の外から受けられる人数にも決まりがあります。
何が発表されたの?
ひとことで言うと:「来春、県立高校には全部で何人分の席があるのか」と「自分はどの高校の普通科を受けられるのか」のルールが示されました。
入学定員(席の数)はどれくらい?
入学定員とは、その学科が入学させる予定の人数のことです。1学級は40人で数えるので、「学級数×40」が定員になる学科が多くなっています(学級数と定員は資料に並んで書かれています)。
- 全日制課程:358学級、定員14,320人
- 定時制課程:10学級、定員400人
- 合計:368学級、定員14,720人
全日制は朝から夕方まで通う課程、定時制は夜間などに通う課程です。通信制と専攻科は、別に数えられています(下の「日程・数字のまとめ」で紹介します)。
どんな学科があるの?
普通科のほかに、総合学科、理数、国際、体育、芸術、そして農業・工業・商業・水産・福祉などの専門学科が並んでいます。たとえば普通科のなかにも「国際人文」「文理探究」「学術探究」といった名前のコースや学科があります。募集学科の一覧は別の資料「令和9年度沖縄県立高等学校 募集学科等一覧」にまとまっていて、公式サイトで見られます。学校ごとの学科名は、必ず公式の一覧で確かめてください。
「学区」ってなに?
学区とは、「この地域に住んでいる人は、この地域の高校の普通科を受けてください」という、通学できる範囲のことです。県の規則では、学区は保護者の住所で決まります。受験生本人の住所ではなく、保護者の住んでいる場所が基準です。
沖縄県の普通科の学区は、次の7つです。
- 国頭学区:国頭村、大宜味村、東村、今帰仁村、本部町、名護市、宜野座村、金武町
- 中頭学区:恩納村、うるま市、読谷村、嘉手納町、沖縄市、北谷町、宜野湾市、北中城村、中城村
- 那覇学区:西原町、浦添市、那覇市
- 島尻学区:豊見城市、糸満市、南城市、八重瀬町、与那原町、南風原町
- 久米島学区:久米島町
- 宮古学区:宮古島市
- 八重山学区:石垣市
市町村の境目に住む人のために、学区には「加える」特例もあります。たとえば、名護高校の通学区域には恩納村の一部の小学校区が加わり、首里高校・首里東高校には南風原町、那覇高校・小禄高校・那覇西高校には豊見城市が加わります。くわしい中学校区の組み合わせは、公式のPDF「学区に関する規則」と別表で確認できます。
学区の外の高校は受けられないの?
受けられます。ただし、人数に上限があります。規則では、学区の外から入学できるのは、その高校の入学定員の100分の10(10%)までです。たとえば定員が320人の学科なら、学区外から入れるのは32人までという計算になります。
ただし例外があります。学区内からの志願者が、定員の100分の90(90%)に届かないときは、10%を超えて学区外から入学できます。
学区に関係ない場合
次のときは、学区のしばりがなく、県内どこからでも受けられます。
- 普通科以外の学科(専門学科など)
- 小禄高校の普通科芸術教養コースと、南風原高校の普通科郷土文化コース
- 定員に足りなかった学科で行われる第2次募集の普通科
- 伊平屋村、伊是名村、伊江村、本部町(水納中学校区のみ)、うるま市(津堅中学校区のみ)、南城市(久高中学校区のみ)、南大東村、北大東村、座間味村、渡嘉敷村、粟国村、渡名喜村、多良間村、竹富町、与那国町の地域に住む人
日程・数字のまとめ
定員のおもな数字
- 那覇高校(普通科):10学級・400人
- コザ高校(普通):9学級・360人、普天間高校・浦添高校・小禄高校:それぞれ普通科9学級・360人
- 首里高校:普通科9学級・360人、染織デザイン科1学級・40人
- 陽明高校(総合学科):6学級・240人
- 泊高校の定時制(普通):午前部3学級・120人、夜間部1学級・40人
通信制と専攻科
- 通信制課程(普通科):泊高校250人、宜野湾高校80人(転入学・編入学の予定者を含む)
- 沖縄水産高校の専攻科:漁業10人、機関10人、無線通信15人
併設中学校からの入学者
名護高校(併設の附属桜中学校から約40人)、与勝高校(与勝緑が丘中学校から約80人)、球陽高校・開邦高校(それぞれ併設の中学校から約80人)の定員には、併設型中学校からの入学予定者が含まれています。
入試の日程(県が公表している主な日付)
- 特色選抜・一般選抜の出願:2027年2月1日(月)・2日(火)
- 一般選抜の学力検査・面接:3月3日(水)・4日(木)
- 合格発表:3月17日(水)
- 第2次募集の出願:3月18日(木)・19日(金)
- 第2次募集の合格発表:3月29日(月)
受験生・保護者が気をつけること
- 保護者の住所で学区が決まります。志望校の普通科が自分の学区にあるかを、まず確かめましょう。
- 学区外の高校を志望するときは、受け入れの枠に上限があります。枠は定員の10%までが基本です。学区外の志望校を考えているときは、担任の先生に相談してください。
- 引っ越しの予定があるとき。保護者の住所が入学の日までに別の学区へ移ることが確実なら、移転先の学区の高校を受けられる決まりがあります。この場合は「学区外高等学校入学志願書」に、住所の移転を証明する書類などを添えて、中学校の校長を通して出します。
- 決まりを守らずに入学したとき。規則に違反して入学した人は、入学許可が取り消されることがあると書かれています。
- 学校の説明会や体験入学の日程は、県が一覧を公表しています(2026年8月18日現在)。公式ページで確かめましょう。
よくある質問
Q. 受験生の住所と保護者の住所が違うときは?
A. 学区は保護者の住所で決まります。保護者の住所の属する学区の高校に入学するのが原則です。
Q. 専門学科(工業・商業など)も学区があるの?
A. 普通科以外の学科の学区は、県全域です。住んでいる場所にかかわらず志願できます。
Q. 定員に足りなかったら、どうなるの?
A. 学力検査の結果、合格者が学科の定員に達しないときは、再度の募集(第2次募集)が行われます。出願は3月18日・19日で、普通科の学区は県全域になります。
出典:沖縄県教育委員会「令和9年度沖縄県立高等学校入学定員」、同「沖縄県立高等学校の通学区域に関する規則」、同「令和9年度沖縄県立高等学校 募集学科等一覧」、同「令和9年度県立高等学校入学者選抜」ページ(ページ更新:2026年9月14日、確認:2026年10月27日)。最新の情報は必ず教育委員会・志望校の公式発表で確認してください。
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