富山県教育委員会は、2026年11月2日に中学生向けのパンフレット「県立高等学校をめざすみなさんへ(令和9年度入学者選抜)」を公開しました。志望校を決めてから合格発表までの流れが、一枚のイメージでまとまっています。いちばん大事なのは、推薦の面接が2月9日(火)、一般の学力検査が3月9日(火)・10日(水)という点と、出願はすべてインターネット出願システムのマイページから行うという点です。
何が発表されたの?
ひとことで言うと:「何を、どの順番でやればいいか」を中学生向けに説明した冊子が出ました。
10月に公表された実施概要一覧は、学校ごとの細かい条件が中心でした。今回のパンフレットは、そこから一歩引いて、受験の全体の流れと、用語の意味をまとめたものです。全16ページで、後半には学校別の一覧もついています。
志願校を決めてから合格発表までの流れ
ひとことで言うと:担任の先生に相談して、ネットで出願して、結果もネットで確認します。
- 志願校を決める:将来の進路もふくめて、担任の先生とよく相談します。推薦で受けたい人は、志願資格を満たしているか、中学校でも慎重に確かめます。
- 出願する:インターネット出願システムのマイページから手続きします。入力ミスがないように、保護者にも確認してもらうよう書かれています。
- 受検する:推薦は面接など、一般は学力検査です。
- 結果を確認する:合否はマイページから確認できます。推薦で合格内定した人も、一般の合格発表日に正式な合格発表があります。
出願の選抜の種類(推薦、一般、定時制)を間違えないように、という注意も書かれています。
全日制の選抜のしくみ
ひとことで言うと:推薦は人物重視、一般は「学力検査+調査書」です。
推薦選抜は、学力検査をしません。調査書(中学校生活の記録をまとめた書類)や推薦書、面接、作文、実技検査などで選びます。一般選抜は、学力検査と調査書で決めます。学力検査は社会、国語、理科、英語、数学の5教科で、各教科40点満点です。
推薦を受けられるのは、2027年3月に中学校を卒業する見込みで、志望の動機がはっきりしていて、学校長の推薦を得た人です。さらに、合格内定したら、その高校に入学することを約束できる人という条件もあります。
推薦の志願資格(a〜d)
- a:調査書の「学習の記録」が優良であること
- b:専門に関する優れた能力や実績があること
- c:芸術、文化、体育のいずれかの分野で優れた能力や実績があること
- d:生徒会活動や社会奉仕活動など、学校の内外で自発的な活動に続けて取り組んだ実績があること
どれか一つに当てはまればよく、どの資格を認めるかは学校ごとに違います。各校の欄を見て、自分に合うものがあれば担任の先生に申し出てください。
日程・数字のまとめ
ひとことで言うと:推薦は2月、一般は3月です。
全日制(推薦・一般)
- 推薦の出願:2027年2月1日(月)〜3日(水)
- 推薦の面接など:2月9日(火)
- 推薦の合格内定通知:2月15日(月)
- 一般の出願:2月24日(水)〜26日(金)
- 学力検査:3月9日(火)・10日(水)
- 追検査:3月15日(月)
- 合格発表:3月18日(木)
学力検査の内容
- 第1日:社会(50分)、国語(50分)、理科(50分)
- 第2日:英語の聞き取り(約10分)と筆記(40分)、数学(50分)
第2次選抜(定員に満たなかったとき)
- 出願:3月19日(金)〜23日(火)
- 検査:3月26日(金)
- 合格発表:3月29日(月)
数字
- 全日制の募集定員:5,800人(全国募集14人をふくむ)
- 入学者選抜を行う学校:34校、82学科
- 推薦選抜を行う学校:27校、62学科(募集人員は1,152人)
- 定時制の募集定員:約960人
- 通信制の募集定員:約300人
追検査と第2次選抜って何?
追検査
学力検査の日に受けられなかった人のための、もう一度の機会です。対象は、学力検査の1日目と2日目の両日、または2日目の全日程を欠席した人のうち、決められた手続きをして、志願先の高校の校長から許可を得た人です。理由は次のア・イのどちらかです。
- ア:インフルエンザなどにかかり、別室での受検も難しい人
- イ:やむを得ない理由がある人
第2次選抜
推薦と一般の合格者数が募集定員に届かなかった高校だけで行います。受けられるのは、一般選抜を受けて合格にならなかった人です。学力検査の成績と調査書などをもとに決まります。
受験生・保護者が気をつけること
- 通学区域の制限はありません。全日制の普通科は、2024年4月入学生から、すべての学科などで県内どこからでも志願できます。
- 出願はネットだけで完結する前提です(定時制の後期選抜と通信制は入学願書を使う、と書かれています)。家のパソコンやスマホで入力できるか、早めに確認しておくと安心です。
- 推薦を考えている人は、志願資格のa〜dのどれに当てはまるかを、学校別の一覧で確かめて、担任の先生に早めに相談してください。
- 視力、聴力、肢体の状況、病気などで配慮が必要な人は、担任の先生に相談するよう書かれています。
- パンフレットには、制度の内容や要件は変わることがあると注意書きがあります。
お金の支援について
パンフレットは、授業料を支える高等学校等就学支援金(県立高校では授業料が無償になる)、修学のための富山県奨学資金(貸与で、将来は全額返す必要がある)、授業料以外の教育費を支える給付金の3つを紹介しています。支給には国籍や在留資格などの要件があります。くわしくは入学後に学校を通じて案内されます。
よくある質問
推薦で合格内定したら、一般も受けられますか?
推薦は、合格内定したらその高校に入学することを約束できる人が受ける選抜です。その点を、志願する前によく考えてください。
定時制や通信制の日程は同じですか?
単位制の定時制の前期第1次は、一般の学力検査と同じ3月9日・10日(10日は面接予備日)に行われます。単位制後期の定時制は9月上旬に行われ、概要は2027年5月以降に発表される予定です。
外国籍の人向けの案内はありますか?
「外国籍の人のためのとやまの高校進学ガイド」が、中国語、ポルトガル語、タガログ語、ウルドゥ語、英語版で県教育委員会のホームページに載っています。
出典:富山県教育委員会「県立高等学校をめざすみなさんへ(令和9年度入学者選抜)」(掲載:2026年11月2日、確認:2026年11月5日)。最新の情報は必ず教育委員会・志望校の公式発表で確認してください。
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