沖縄県沖縄市に佇むコザ高等学校は、1945年に「コザ地区の中等学院」として産声を上げて以来、75年以上の長い歴史を誇る伝統校です。「自由・平和・叡智」を校訓に掲げ、生徒一人ひとりの個性を尊重し、自主性を育む自由な校風が魅力として知られています。これまで2万9千人以上の卒業生を社会に送り出し、各界で活躍する多くの人材を育成してきました。
コザ高等学校の基本情報 
コザ高等学校の偏差値・難易度・併願校 
普通科:48 
コザ高等学校に設置されている学科・コース 
普通科 特進クラス : 国公立大学や難関私立大学への進学を目指す生徒を対象としたクラスです。応用的な内容や発展的な学習に力を入れ、高い学力の養成を図ります。普通クラス(文系・理系) : 幅広い進路希望に対応するクラスです。文系では国語、地理歴史、公民、英語などを中心に、理系では数学、理科を中心に学び、それぞれの興味・関心や得意分野を伸ばしていきます。
コザ高等学校の特色・校風 
校風・生徒の雰囲気 : 「自由の学園」とも呼ばれ、生徒の自主性を尊重する校風が根付いています。そのため、生徒たちは明るく活発で、何事にも全力で取り組む姿勢が見られます。部活動が非常に盛んなため、エネルギッシュな生徒が多い一方で、勉強にも真面目に取り組む文武両道の精神が浸透しています。校則 : 周辺の高校と比較すると、校則は比較的緩やかだという声が多いようです。ただし、基本的なマナーやルールは守る必要があり、「校則を守ってこその自由」という考え方が基本となっています。スマートフォンの持ち込みは許可されていますが、授業中の使用は禁止されています。服装や頭髪に関する規定はありますが、厳しすぎるということはないようです。宿題・課題 : 宿題の量は、担当する先生によって差があるようですが、全体的には標準的な量と言えるでしょう。日々の予習・復習をしっかり行っていれば、こなせない量ではないという意見が多く見られます。アルバイト : 原則として禁止されていますが、家庭の事情など、やむを得ない場合には学校の許可を得て行うことが可能です。制服 : 制服は、男子が黒の学ラン、女子が紺のブレザーとスカートです。デザインについては、特に目立った特徴はないものの、伝統校らしい落ち着いた雰囲気で、生徒からの評判は概ね良好です。土曜授業 : 基本的に土曜授業はありません。土曜日や日曜日は、部活動や自主学習、プライベートな時間として有効に活用することができます。
コザ高等学校の部活動・イベント 
部活動 
運動部 :バスケットボール部 : 男女ともに県内トップレベルの実力を誇り、全国大会の常連です。熱心な指導のもと、高いレベルでのプレーを目指せます。ラグビー部 : 全国高等学校ラグビーフットボール大会に15回出場した実績を持つ伝統ある強豪部です。陸上競技部、水泳部、ハンドボール部など : これらの部も県大会で常に上位の成績を収めており、多くの選手が九州大会や全国大会で活躍しています。
文化部 :吹奏楽部 : 全日本吹奏楽コンクールへの出場経験もある、全国レベルの実力を持つ部です。定期演奏会や地域のイベントでも素晴らしい演奏を披露し、「コザサウンド」として多くのファンを魅了しています。放送部 : NHK杯全国高校放送コンテストに出場するなど、高い実績を上げています。アナウンスや番組制作に興味がある生徒におすすめです。ダンス部 : 様々なダンスコンテストで入賞しており、表現力豊かなパフォーマンスが魅力です。
イベント 
学園祭(越来祭) : 毎年9月に行われる最大のイベントです。クラスごとの展示やステージ発表、部活動によるパフォーマンスなど、多彩な企画で盛り上がります。一般公開もされ、多くの地域住民で賑わいます。体育祭 : 学園祭と並ぶ大きなイベントで、クラス対抗で様々な競技に熱戦を繰り広げます。特に、全校生徒で踊る「ソーラン節」や「傘ダンス」は圧巻で、コザ高校の伝統となっています。修学旅行 : 2年生の12月に関東方面(長野、千葉、東京など)へ4泊5日の日程で実施されることが多いようです。スキー研修や東京ディズニーリゾート、都内班別自主研修など、充実したプログラムが組まれています。新入生歓迎球技大会、スポーツフェスティバル、送別球技大会 : 年間を通して球技大会が複数回開催され、クラスの団結力を高める良い機会となっています。
コザ高等学校の進学実績 
国公立大学:58名 主な合格大学:琉球大学(31名)、名桜大学(18名)、沖縄県立芸術大学(3名)、沖縄県立看護大学(2名)、県外国公立大学(4名)など。 
私立大学・短期大学:200名 主な合格大学:沖縄国際大学(73名)、沖縄大学(26名)、県外の私立大学にも多数合格しています。 
その他 専門学校への進学者が85名、就職が8名となっており、生徒一人ひとりの多様な進路希望に対応しています。 
コザ高等学校の特長・アピールポイント 
圧倒的な「文武両道」の実践 : 県高校総体11連覇という輝かしいスポーツの実績と、国公立大学へ毎年50名以上の合格者を出す進学実績を両立している点は、最大の特長です。ICTを活用した先進的な教育 : 県内でも先進的にICT教育を取り入れており、生徒が自ら意欲を持って学習できる環境が整っています。生徒が主役の活気ある学校行事 : 学園祭(越来祭)や体育祭は、生徒会を中心に生徒たちが主体となって企画・運営し、学校全体が熱気に包まれます。全国レベルで活躍する部活動 : 吹奏楽部やバスケットボール部をはじめ、多くの部活動が全国大会で活躍しており、高いレベルで活動したい生徒にとって最高の環境です。「自由・平和・叡智」を育む校風 : 1945年の創立以来受け継がれる校訓のもと、生徒の自主性を尊重し、のびのびと個性を伸ばせる自由な雰囲気があります。卒業生の強い絆とネットワーク : 2万9千人を超える卒業生が社会の様々な分野で活躍しており、地域社会からの厚い信頼とサポートがあります。伝統を受け継ぐ感動の卒業式 : 卒業式では、生徒が作詞・作曲したオリジナルの卒業ソングを歌うというユニークな伝統があります。
コザ高等学校の口コミ・評判のまとめ 
良い点 :「行事や部活動が本当に楽しく、最高の高校生活が送れる」という声が圧倒的に多いです。 「文武両道が実践できる環境で、勉強も部活も頑張りたい人には最適な学校」と評価されています。 「先生方が親身に進路相談に乗ってくれる」など、進路サポートの手厚さも好評です。 「生徒が明るく活発で、誰とでも仲良くなれる雰囲気がある」という意見も多く見られます。 「自由な校風なので、のびのびと自分らしく過ごせる」という点も魅力として挙げられています。 
気になる点 :「部活動が盛んな分、勉強への意識が低い生徒も一部いる」という声があります。一般入試での大学進学を目指す場合、周囲に流されず、強い意志を持って勉強に取り組む必要があるかもしれません。 「施設の老朽化が少し気になる」という意見が見られます。特に夏場に冷房が故障することがあるようです。 「進学実績は推薦入試に頼る傾向がある」と感じる生徒もいるようです。 
アクセス・通学 
最寄りバス停 :東陽バス「コザ高校前」バス停下車すぐ その他のバス会社「コザ十字路」バス停下車、徒歩約10分 
主な通学エリア :
沖縄市、うるま市を中心に、北谷町、嘉手納町、読谷村など、沖縄本島中部から多くの生徒が通学しています。バス通学の生徒が多いですが、学校の許可を得れば自転車やバイクでの通学も可能です。 
コザ高等学校受験生へのワンポイントアドバイス 

