下関市立下関商業高等学校は、1884年(明治17年)に創立された、非常に長い歴史と輝かしい伝統を誇る商業高校です。中国・四国・九州地方で最も古い歴史を持つ商業高校として知られ、地元では親しみを込めて「下商(しもしょう)」と呼ばれています。これまでに多くの卒業生を社会に送り出し、地域経済の発展に大きく貢献してきました。
下関市立下関商業高等学校の基本情報
公立 | |
下関市立下関商業高等学校の偏差値・難易度・併願校
情報処理科 : 53商業科 : 50
下関市立下関商業高等学校に設置されている学科・コース
商業科
ビジネスに関する知識や技術を幅広く学び、社会の様々な分野で活躍できる人材を目指します。将来、販売、営業、事務、企画など、多様な職種に就きたい人におすすめです。 情報処理科
情報処理やプログラミングなど、ITに関するより専門的な知識と技術を学びます。将来、システムエンジニアやプログラマーなど、IT業界で専門職として活躍したい人におすすめです。
下関市立下関商業高等学校の特色・校風
校風・生徒の雰囲気 : 真面目で落ち着いた雰囲気の生徒が多い一方で、部活動や学校行事には活発に取り組むエネルギッシュな面も見られます。資格取得という共通の目標に向かって、仲間と協力しながら努力する環境が整っています。校則 : 他の高校と比較して、校則は厳しいという声が多いようです。特に服装や頭髪に関する指導はしっかり行われているとの口コミが見られます。スマートフォンは朝に預け、放課後に返却されるルールのようです。宿題の量 : 商業科目に重点が置かれており、特に簿記などは日々の予習・復習が欠かせないため、宿題は多めに感じることがあるかもしれません。アルバイト : アルバイトは原則として許可されていないようです。学業や部活動に集中することが奨励されています。制服 : 制服については、伝統的なデザインで、生徒からの評判は様々なようです。着こなしに関する校則は厳しい傾向にあります。土曜授業 : 土曜授業は基本的にないようですが、検定前などには補習が行われることがあります。
下関市立下関商業高等学校の部活動・イベント
部活動
運動部 :
特に有名なのが 野球部 で、甲子園での春夏合わせて優勝1回、準優勝2回という輝かしい実績を誇ります。強豪校として知られ、日々の練習も非常に活気があります。他にも、剣道部や陸上競技部、バドミントン部なども県大会以上で活躍しています。文化部 :
文化部では、 簿記部 や情報処理部 、ワープロ部 といった商業高校ならではの部活動が全国大会の常連です。特に簿記部は、難関資格である日商簿記1級の合格者を多数輩出しており、全国でもトップレベルの実績を誇ります。また、美術部も高校生国際美術展で山口県知事賞を受賞するなど、高い実績を上げています。珍しい部活動としては、商品の仕入れから販売までを実践的に学べる商業研究部 があります。
イベント
下商祭(文化祭) : 毎年秋に開催される文化祭は「下商祭」と呼ばれ、各クラスがステージ発表や展示、模擬店などで競い合います。特に3年生の模擬店は本格的で、毎年多くの来場者で賑わいます。情報処理部が作成する文化祭の特設ウェブサイトも見どころの一つです。体育祭 : クラス対抗で様々な競技が行われ、非常に盛り上がります。応援合戦など、伝統的なプログラムも魅力です。修学旅行 : 近年では、関東方面や関西方面へ行くことが多いようです。クラスメイトとの絆を深める貴重な機会となっています。
下関市立下関商業高等学校の進学実績
国公立大学 : 地元の山口大学、下関市立大学、北九州市立大学などを中心に、毎年コンスタントに合格者を出しています。特に、下関市立大学には特別推薦枠が設けられています。難関私立大学 : 龍谷大学や広島修道大学などへの進学実績があります。また、全国商業高等学校協会が主催する検定資格を活かして、大学への特別推薦で進学する道も開かれています。就職 : 就職希望者の内定率は非常に高く、12年連続で100%を達成した実績もあります。地元の金融機関や優良企業からの求人も多く、学校への信頼の厚さがうかがえます。
下関市立下関商業高等学校の特長・アピールポイント
圧倒的な資格取得実績 : 日商簿記1級をはじめ、情報処理、プログラミングなどの高度な資格取得を強力にサポートしています。卒業までに全国商業高等学校協会主催の検定9種目すべてに合格する生徒もいます。「くくり募集」と2年次からのコース選択制 : 1年次に商業の基礎を学んだ後、自分の興味や進路希望に合わせて専門分野を選択できるため、ミスマッチが少なく、目的意識を持って学習に取り組めます。140年以上の歴史と伝統 : 日本で5番目に設立された商業学校としての誇りと、卒業生の幅広いネットワークが強みです。全国レベルで活躍する部活動 : 野球部をはじめ、簿記部や情報処理部など、多くの部活動が全国の舞台で輝かしい成績を収めています。実践的な商業教育 : 3年次には「総合実践」という授業があり、これまでに学んだ知識や技術を活かして、より実践的・体験的な学習を行います。地域との連携 : 地元企業や大学と連携した教育活動が盛んで、社会に出てから役立つ実践的なスキルを身につける機会が豊富にあります。高い就職内定率 : 地元企業からの厚い信頼を背景に、長年にわたり高い就職内定率を維持しています。
下関市立下関商業高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 :「就職にも進学にも強く、将来の選択肢が広がる」という意見が非常に多いです。 「資格取得のためのサポートが手厚く、目標を達成しやすい環境がある」 「部活動が盛んで、高いレベルで文武両道を目指せる」 「パソコンなどの設備が整っていて、専門的な勉強がしやすい」 「同じ目標を持つ仲間が多く、切磋琢磨できる」
気になる点 :「校則が他校に比べて厳しいと感じる」という声が一定数あります。 「普通科目に比べ、商業科目の授業数が多く、大学受験で一般入試を目指す場合は自分で勉強する必要がある」 「先生によって進路指導の熱心さに差がある」という意見も見られます。 校舎の造りが少し複雑で、慣れるまで迷うことがあるようです。
アクセス・通学
最寄り駅 : JR山陽本線・山陰本線「幡生駅」から徒歩約12〜15分最寄りバス停 : サンデン交通「東駅」バス停から徒歩約5〜7分
下関市立下関商業高等学校受験生へのワンポイントアドバイス