鹿児島県の最南端、美しいサンゴ礁の海に囲まれた与論島に佇む鹿児島県立与論高等学校。 この学校は、ただ学ぶだけの場所ではありません。島の豊かな自然と温かい地域社会に育まれながら、一人ひとりの個性を伸ばし、未来を切り拓く力を養うことができる特別な環境がここにはあります。与論高校ならではのユニークな教育活動は、きっとあなたの中学校生活とはひと味違った、刺激的で充実した3年間を約束してくれるでしょう。
与論高等学校の基本情報
与論高等学校の偏差値・難易度・併願校
与論高等学校に設置されている学科・コース
普通科 総合コース どんなことを学ぶ場所か:就職から専門学校、大学進学まで、幅広い進路に対応できる学力を身につけます。生徒一人ひとりの興味や関心を引き出し、学習意欲を高めることを目指しています。 どんな生徒におすすめか:まだ将来の夢が明確に決まっていない人や、多様な可能性の中から自分の進路をじっくり考えたい人におすすめです。
普通科 文理コース どんなことを学ぶ場所か:主に国公立大学や難関私立大学への進学を目指し、基礎から応用まで確かな学力を習得します。放課後や土曜日には課外授業も行われ、大学入学共通テストや二次試験対策に力を入れています。 どんな生徒におすすめか:高いレベルの大学への進学を希望し、仲間と切磋琢磨しながら学力を伸ばしたい人におすすめです。
与論高等学校の特色・校風
宿題の量 :宿題の量については、コースや個人の進路目標によって異なりますが、特に文理コースでは大学受験を見据えた学習が中心となるため、相応の学習量が求められるようです。校則 :校則は、社会のルールを守れる生徒を育てるという観点から定められていますが、生徒の自主性を尊重する雰囲気があるようです。スマホの持ち込みは許可されていることが多いですが、使用ルールは学校の規定に従う必要があります。服装に関する規定も一般的で、特に厳しいという声は少ないようです。生徒たちの雰囲気 :生徒は純朴で素直な生徒が多く、全体的に和気あいあいとした明るい雰囲気です。 ほとんどの生徒が同じ中学校の出身ということもあり、生徒同士の仲が良いのが特徴です。アルバイト :アルバイトについては、学校の許可が必要な場合があります。学業との両立が前提となりますので、希望する場合は先生に相談してみましょう。制服 :制服は、一般的なブレザースタイルです。評判については個人の好みによりますが、落ち着いたデザインで好意的に受け止められているようです。土曜授業 :文理コースでは、進学対策のための土曜講座が実施されています。
与論高等学校の部活動・イベント
部活動
運動部 :陸上部、女子バレーボール部、サッカー部、バスケットボール部、ソフトテニス部、バドミントン部、弓道部、卓球部などがあります。 離島というハンデを乗り越え、各種大会で活躍しています。文化部 :文化部の種類は年度によって変動する可能性がありますが、地域のイベントに参加するなど、文化的な活動も盛んです。
イベント
体育祭 :体育祭は与論高校最大のイベントの一つです。茶花・那間・与論の3つの校区に分かれて競い合い、特に応援合戦は3年生を中心に各校区が一体となって創り上げる演舞が見ものです。文化祭 :文化祭も島を挙げてのイベントで、生徒たちの創意工夫を凝らした展示やステージ発表、バザーなどで賑わいます。修学旅行 :2年生の時に実施され、島を離れて本土の文化や歴史に触れる貴重な機会となっています。クラスマッチ :年に数回開催され、クラス対抗で様々な競技を楽しみ、団結力を深めます。ロードレース :島の自然を感じながら長距離を走るロードレースも伝統行事の一つです。
与論高等学校の進学実績
国公立大学 :過去には、鹿児島大学、琉球大学、北九州市立大学、名桜大学などの地元の大学に加え、金沢大学、横浜市立大学、都留文科大学など、全国の国公立大学への合格者を輩出しています。難関私立大学 :同志社大学、立命館大学、関西大学、関西学院大学といった関西の難関私立大学や、中央大学、東洋大学、日本大学などの関東の有名私立大学にも合格者を出しています。その他 :福岡大学や九州産業大学、鹿児島国際大学など、九州・沖縄地方の私立大学への進学者も多いです。 また、大学進学だけでなく、短期大学、専門学校への進学や、自衛隊、地元企業への就職など、生徒一人ひとりの希望に応じた多様な進路を実現しています。
与論高等学校の特長・アピールポイント
連携型中高一貫教育 :与論中学校との連携により、6年間を見通した継続的な指導が行われています。高校の教員が中学校で授業を行ったり、その逆もあったりと、スムーズな学習の接続が図られています。総合的な探究の時間「ゆんぬ」 :与論の言葉で「与論」を意味する「ゆんぬ」と名付けられた探究活動です。生徒一人ひとりが島の課題や未来についてテーマを設定し、地域の方々や大学の専門家と協力しながら探究活動を行います。海洋教育 :小中高で連携し、与論島の豊かな海をフィールドとした海洋教育に島全体で取り組んでいます。「与論高校モデル」という教育改革 :2021年度から、生徒の主体的な学びを促すために「朝課外」と「定期考査」を廃止しました。 単元ごとのテストで学習の定着度をこまめに確認し、生徒一人ひとりの得意・不得意を正確に把握して指導に活かす画期的な取り組みは、全国的にも注目されています。地域とともにある学校 :学校図書館の地域住民への開放や、町内の小学校で授業補助を行うアシスタントティーチャー(AT)活動など、地域に開かれ、地域と密着した活動を積極的に行っています。少人数教育による手厚いサポート :生徒数が少ないからこそ、先生の目が行き届きやすく、一人ひとりの学習状況や進路希望に合わせたきめ細やかな指導が可能です。与論ふるさと留学制度 :島外の中学生が与論高校に入学するための「ふるさと留学制度」があります。 豊かな自然と文化の中で高校生活を送りたいと考えている人には魅力的な制度です。
与論高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 「先生方が親身になって相談に乗ってくれるので、勉強や進路の不安が解消された」という、手厚いサポート体制を評価する声が多いようです。 「体育祭や文化祭は島全体が盛り上がり、一生の思い出になる」といった、地域一体となった学校行事の楽しさを挙げる声も多数あります。 「生徒数が少ないので、学年関係なくみんな仲が良い」「アットホームな雰囲気で、のびのびと学校生活が送れる」という意見も特徴的です。 「『ゆんぬ』の探究活動を通して、プレゼンテーション能力や問題解決能力が身についた」と、独自の教育プログラムを評価する声もあります。
気になる点 「島なので、本土に比べて学習塾や予備校の選択肢が限られる」という点は、大学受験を考える上で考慮すべきポイントかもしれません。 「部活動の種類が、都市部の大きな学校に比べると少ない」と感じる人もいるようです。 「島外へのアクセスに時間と費用がかかる」という点は、オープンキャンパスへの参加や受験の際に不便さを感じる可能性があります。
アクセス・通学
アクセス方法 与論空港から車で約10分 与論港(供利港)から車で約10分
与論高等学校受験生へのワンポイントアドバイス

