滋賀県立八日市高等学校は、東近江市にあり、100年以上の歴史と伝統を誇る進学校です。「自彊不息(じきょうやまず)」と「自主協同」という2つの校訓を掲げ、生徒が自ら学び、仲間と協力しながら成長することを大切にしています。八日市高等学校は、勉強だけでなく部活動や学校行事にも全力で取り組む「文武両道」の精神が根付いているのが大きな魅力です。

ほとんどの生徒が大学進学を目指しており、学校もその実現のために手厚いサポート体制を整えています。希望者向けの補習や個別指導など、一人ひとりの進路に合わせた丁寧な指導が行われています。また、生徒が主体となって企画・運営する学園祭「棠楓祭(とうふうさい)」は、県内でもトップクラスの盛り上がりを見せることで有名で、充実した高校生活を送りたいと考えている中学生にとって、八日市高等学校は非常に魅力的な選択肢の一つと言えるでしょう。

この記事では、そんな八日市高等学校の偏差値や気になる口コミ、学校生活の様子などを、進学アドバイザーの視点から分かりやすく解説していきます。あなたの高校選びの参考に、ぜひ最後まで読んでみてください。

八日市高等学校の基本情報

八日市高等学校の基本的な情報を以下の表にまとめました。

項目 内容
正式名称 滋賀県立八日市高等学校
公立/私立の別 公立
共学/男子校/女子校の別 男女共学
所在地 〒527-0022 滋賀県東近江市八日市上之町1-25
代表電話番号 0748-22-1515
公式サイトURL http://www.youkaichi-h.shiga-ec.ed.jp/

八日市高等学校の偏差値・難易度・併願校

八日市高等学校への進学を考える上で、偏差値や難易度は気になるところでしょう。ここでは、具体的な数字を交えながら、八日市高等学校の難易度について解説します。

  • 普通科:56

偏差値56は、滋賀県内の公立高校の中では上位に位置します。合格するためには、中学校の定期テストで安定して高得点を取ることが求められます。内申点の目安としては、9教科合計で36以上、オール4を目指すのが一つの基準となるでしょう。

同じくらいの偏差値の高校としては、草津東高等学校や彦根東高等学校などが挙げられます。これらの高校も視野に入れながら、自分の学力や通学の利便性などを考慮して志望校を決めると良いでしょう。

滋賀県の公立高校入試では、他の公立高校との併願はできません。そのため、八日市高等学校を第一志望とする場合、併願校は私立高校から選ぶことになります。主な併願校としては、近江兄弟社高等学校、近江高等学校、立命館守山高等学校などが挙げられます。これらの私立高校はそれぞれ特色が異なるため、オープンキャンパスなどに参加して、自分に合った学校を見つけることが大切です。

八日市高等学校に設置されている学科・コース

八日市高等学校には、普通科のみが設置されています。ほとんどの生徒が大学進学を目指しており、その多様な進路希望に対応するため、2年生から文系・理系のコースに分かれます。これにより、生徒一人ひとりが自分の目標に合わせて専門的な学びを深めることができます。

  • 普通科: 1年生では幅広い科目をバランス良く学び、基礎学力を固めます。2年生からは文系・理系に分かれ、それぞれの進路目標に応じた専門科目を重点的に学習します。国公立大学や難関私立大学への進学を目指す生徒が多く、きめ細かい進路指導や放課後・長期休暇中の補習など、サポート体制が充実しています。

八日市高等学校の特色・校風

八日市高等学校は、「自由闊達」と「文武両道」をキーワードに表現できる校風です。生徒の自主性を重んじる自由な雰囲気の中で、生徒たちは伸び伸びと学校生活を送っています。

  • 校則: 他の高校と比較して、校則はそれほど厳しくないという声が多いようです。ただし、スマートフォンの使用にはルールがあり、朝のホームルームでロッカーに預け、帰りのホームルーム後に返却されるという決まりがあります。服装については、女子のスカート丈は膝丈と定められています。

  • 宿題: 授業のスピードが速く、予習・復習が欠かせないため、自主的な学習習慣が求められます。宿題の量は普通ですが、日々の積み重ねが大切になるでしょう。

  • 生徒の雰囲気: 真面目で落ち着いた雰囲気の生徒が多い一方で、学校行事などでは非常に活発で、クラスの団結力が強いのが特徴です。

  • 制服: 男子は伝統的な学生服、女子はセーラー服です。特に女子のセーラー服は、可愛いと評判のようです。

  • アルバイト: アルバイトは原則として禁止されています。

  • 土曜授業: 土曜授業は基本的にありませんが、模擬試験などが実施されることがあります。

八日市高等学校の部活動・イベント

部活動

八日市高等学校は部活動が非常に盛んで、多くの生徒が勉強と両立させながら活動に励んでいます。運動部、文化部ともに充実しており、近畿大会など上位の大会で活躍する部も少なくありません。

  • 運動部: 剣道部、男子バレーボール部などが近畿大会出場を目標に日々練習に励んでいます。仲間と切磋琢磨しながら、高い目標に向かって努力したい生徒におすすめです。

  • 文化部: 吹奏楽部は定期演奏会を開催するなど、活発に活動しています。また、文芸部は年に4回部誌を発行しており、落ち着いた環境で創作活動に集中したい生徒に人気です。

イベント

八日市高等学校の学校生活を彩るイベントの中でも、特に有名なのが学園祭「棠楓祭(とうふうさい)」です。

  • 棠楓祭(とうふうさい): 毎年7月に行われる学園祭で、文化の部と体育の部が数日間にわたって開催されます。企画から運営まで生徒が主体となって行い、その盛り上がりは県内でも随一と言われています。1年生はクラス展示、2年生はステージ劇、3年生は模擬店と、学年ごとに特色ある出し物があり、学校全体が一体となって楽しみます。

  • 修学旅行: 近年では、北海道を訪れ、札幌市内での研修や郊外での体験学習などを行っています。

八日市高等学校の進学実績

八日市高等学校は、県内でも有数の進学校として知られており、多くの生徒が国公立大学や難関私立大学へ進学しています。学校全体で進路実現に向けたサポート体制が整っているのが強みです。

  • 国公立大学: 毎年、多くの生徒が国公立大学に合格しています。主な進学先としては、滋賀大学、滋賀県立大学、神戸大学、京都府立大学などが挙げられます。

  • 難関私立大学: 「関関同立」(関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学)や「産近甲龍」(京都産業大学、近畿大学、甲南大学、龍谷大学)といった難関私立大学にも、多数の合格者を輩出しています。特に立命館大学や龍谷大学への進学者が多い傾向があります。

  • 進学サポート: 生徒一人ひとりの希望進路を実現するため、放課後や長期休暇中の補習が充実しています。また、学校独自の「進路計画ノート」を活用し、担任との面談を通じて計画的に学習を進めるなど、きめ細やかなサポートが行われています。

八日市高等学校の特長・アピールポイント

八日市高等学校には、他の高校にはない独自の魅力がたくさんあります。

  • 100年以上の歴史と伝統: 創立から100年を超える歴史の中で培われてきた「自彊不息」「自主協同」の精神が、今も生徒たちに受け継がれています。

  • 生徒主体の学校行事: 県内一の盛り上がりと名高い学園祭「棠楓祭」をはじめ、生徒が中心となって創り上げる行事が多く、自主性や協調性が育まれます。

  • 文武両道の校風: 多くの生徒が部活動に加入し、勉強と両立しながら充実した高校生活を送っています。

  • 手厚い進路サポート: 補習や個別指導、独自の進路指導プログラムなど、生徒一人ひとりの夢を叶えるためのサポート体制が万全です。

  • 落ち着いた学習環境: 自然豊かで落ち着いた環境の中にあり、生徒たちは真面目に学習に取り組んでいます。

  • 可愛いと評判の制服: 特に女子のセーラー服は人気が高く、制服を理由に入学を決める生徒もいるようです。

八日市高等学校の口コミ・評判のまとめ

在校生や卒業生からは、八日市高等学校での学校生活について様々な声が寄せられています。

  • 良い点:

    • 「先生方が親身に進路相談に乗ってくれる」

    • 「棠楓祭(学園祭)が本当に楽しく、一生の思い出になった」

    • 「自由な校風の中でのびのびと過ごせる」

    • 「真面目な生徒が多く、落ち着いて勉強できる環境がある」

    • 「部活動が盛んで、仲間と目標に向かって頑張れる」

  • 気になる点:

    • 「駅から少し歩くので、雨の日は少し大変」

    • 「授業の進度が速いので、ついていくのが大変な時がある」

    • 「校舎が少し古いと感じる部分がある」

アクセス・通学

八日市高等学校へのアクセス方法です。

  • 最寄り駅:

    • 近江鉄道「八日市駅」より徒歩約10分

  • バス:

    • ちょこっとバス「高校前」バス停より徒歩約1分

近江八幡市や彦根市方面からも近江鉄道を利用して通学する生徒が多く、東近江市内を中心に幅広いエリアから生徒が集まっています。

八日市高等学校受験生へのワンポイントアドバイス

八日市高等学校を目指す皆さん、こんにちは!進学アドバイザーとして、皆さんにエールを送ります。

八日市高等学校は、「勉強も学校行事も部活も、全部頑張りたい!」というエネルギッシュな生徒にぴったりの学校です。自由な校風の中で、自分で考えて行動する力が求められます。受け身ではなく、何事にも主体的にチャレンジしたいという気持ちを持っているなら、きっと充実した3年間を送れるはずです。

受験勉強においては、まず中学校の基礎を徹底的に固めることが何よりも大切です。特に英語と数学は、毎日の積み重ねが合否を分けます。苦手分野を放置せず、一つひとつ着実に克服していきましょう。また、内申点も重要視されるため、定期テスト対策はもちろん、授業態度や提出物など、日々の学校生活を大切に過ごしてください。八日市高等学校で、最高の高校生活を送りましょう!応援しています。

※最新かつ正確な情報は、必ず高校の公式サイトや学校説明会で確認してください。