兵庫県立加古川南高等学校は、加古川市にある活気あふれる公立高校です。1982年に設立され、2001年からは県内でも特色のある「総合学科」を設置しています。総合学科の最大の魅力は、生徒一人ひとりの興味や関心、そして将来の夢に合わせて、自分だけのオリジナルの時間割を作成できる点にあります。
加古川南高等学校の基本情報
加古川南高等学校の偏差値・難易度・併願校
加古川南高等学校に設置されている学科・コース
人文社会分野:国語、地理歴史、公民などの科目を深く学び、大学の文系学部への進学を目指す生徒におすすめです。 自然科学分野:数学、理科などの科目に重点を置き、理系学部や医療系への進学を目指す生徒に適しています。 情報・商業分野:簿記や情報処理、マーケティングなど、ビジネスに直結する知識やスキルを学びたい生徒におすすめです。 国際文化分野:英語のほか、中国語やハングル、スペイン語なども学べ、国際的な視野を広げたい生徒にぴったりです。 芸術分野:音楽、美術、書道など、専門的な実技や理論を学び、芸術系の大学や専門学校を目指す生徒におすすめです。 生活福祉分野:手話や介護、調理、保育など、人々の生活に寄り添う分野を学びたい生徒に適しています。 スポーツ科学分野:スポーツに関する専門的な知識や技術を学び、体育系の大学進学や関連する職業を目指す生徒におすすめです。
加古川南高等学校の特色・校風
宿題の量:宿題は、選択する科目によって異なりますが、全体的には標準的な量という声が多いようです。予習・復習をきちんと行う習慣が大切になります。 校則:校則は、他の公立高校と比較して、標準的かやや緩やかという意見が見られます。スマートフォンの持ち込みは許可されていますが、校内での使用には一定のルールが定められています。服装や頭髪に関する指導も行われますが、常識の範囲内であれば厳しすぎることはないようです。 生徒たちの雰囲気:真面目で落ち着いた生徒が多い一方で、学校行事や部活動には活発に取り組むなど、メリハリのある学校生活を送っているようです。総合学科のため、様々な興味や目標を持った生徒が集まっており、互いに刺激し合える環境です。 アルバイト:アルバイトは原則として禁止されていますが、家庭の事情などにより届け出をすれば許可される場合があるようです。 制服の評判:制服は、男女ともにブレザースタイルで、特に女子の制服は可愛いと評判が高いようです。リボンやネクタイの色で学年を区別しています。 土曜授業:土曜授業は基本的にありませんが、模試や進学補習などが行われることがあります。
加古川南高等学校の部活動・イベント
部活動
運動部:特に陸上競技部や野球部、サッカー部などが熱心に活動しています。近畿大会などに出場する実績のある部もあり、高いレベルで競技に打ち込みたい生徒にも満足できる環境です。 文化部:文化部の中でも特に放送部は全国レベルの実績を誇り、数々の大会で優秀な成績を収めています。アナウンスや番組制作に興味がある生徒にとっては、非常に魅力的な環境と言えるでしょう。その他にも、吹奏楽部や書道部、美術部などが活発に活動しています。
イベント
松陽祭(文化祭):毎年秋に開催される文化祭は「松陽祭」と呼ばれ、最大のイベントの一つです。クラスごとの展示やステージ発表、有志によるパフォーマンスなど、多彩な企画で賑わいます。準備期間から生徒たちの熱気にあふれ、クラスの団結力が深まる良い機会となっています。 体育祭:体育祭も大変盛り上がる行事の一つです。学年やクラス対抗で様々な競技が行われ、生徒たちの熱い戦いが繰り広げられます。 修学旅行:修学旅行は、例年、沖縄などを訪れることが多いようです。平和学習やマリンスポーツ体験など、高校生活の思い出に残る貴重な体験ができます。
加古川南高等学校の進学実績
国公立大学:兵庫県立大学、鳥取大学、愛媛大学、秋田県立大学、会津大学など、毎年コンスタントに合格者を出しています。2024年度は6名が国公立大学に合格しました。 難関私立大学(関関同立):関西学院大学、関西大学、同志社大学、立命館大学に合わせて、2024年度は3名の合格者が出ています。 その他、進学者が多い大学:甲南大学、近畿大学といった「産近甲龍」レベルの大学に多数の合格者を輩出しています。また、地元の神戸学院大学や神戸女子大学、兵庫大学などへの進学者も非常に多いのが特徴です。 その他の進路:大学進学だけでなく、看護・医療系の専門学校や公務員、民間企業への就職など、生徒の希望に応じた多様な進路を実現しています。
加古川南高等学校の特長・アピールポイント
自分だけの時間割が作れる「総合学科」:最大の特長は、約120もの科目から自分の興味や進路に合わせて自由に授業を選択できることです。 キャリア教育の充実:1年次の「産業社会と人間」という授業では、社会で活躍する大人から話を聞いたり、職業について調べたりする機会が豊富にあり、将来の夢を見つけるきっかけになります。 課題解決能力を養う「課題研究」:2・3年次には、自分の興味のあるテーマについて深く探究し、論文にまとめる「課題研究」があります。プレゼンテーション能力も鍛えられます。 全国レベルで活躍する放送部:放送部は全国大会の常連であり、アナウンスや番組制作で輝かしい実績を誇っています。本格的に取り組みたい人には最高の環境です。 地域との連携:地域のイベントにボランティアとして参加したり、地域の住民が参加できる「地域オープン講座」を開いたりと、地域に開かれた学校づくりを進めています。 手厚い進路サポート体制:少人数授業や各種検定・資格取得のサポート、個別の面接指導など、一人ひとりの進路実現に向けたきめ細やかな支援が受けられます。 活気あふれる学校行事:生徒が主体となって企画・運営する文化祭「松陽祭」や体育祭は、学校全体が一体となって盛り上がります。
加古川南高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点: 「総合学科なので、自分の好きなことや将来やりたいことに関連する授業を選べるのが良い」 「先生方が親身に進路相談に乗ってくれるので心強い」 「松陽祭(文化祭)や体育祭などの行事がとても楽しく、クラスの仲が深まる」 「部活動が盛んで、目標に向かって頑張れる環境がある」 「制服が可愛いと友達からも評判が良い」 「福祉や商業など、専門的な分野を高校から学べるのが魅力」
気になる点: 「駅から少し距離があるので、バスか自転車通学になる」 「校舎が少し古いと感じる部分がある」 「選択科目によっては、クラスがバラバラになるので少し寂しく感じることもある」 「自主性が求められるので、自分でしっかり計画を立てないと流されてしまう可能性がある」
アクセス・通学
最寄り駅:JR神戸線「加古川駅」 アクセス方法: JR加古川駅南口から神姫バス「加古川西団地行き」に乗車し、「加古川南高校前」バス停で下車、徒歩約4分。 JR加古川駅南口からかこバス「尾上公民館前行き」に乗車し、「友沢北」バス停で下車、徒歩約5分。 JR加古川駅から徒歩の場合は約30分かかります。
加古川南高等学校受験生へのワンポイントアドバイス