大阪府立千里青雲高等学校は、豊中市の緑豊かな千里ニュータウンに位置する、自分の未来を自分でデザインできる「総合学科」の高校です。 2007年に開校した比較的新しい学校で、充実した施設と、一人ひとりの興味や進路に合わせた学びを追求できる環境が整っています。
千里青雲高等学校の基本情報
千里青雲高等学校の偏差値・難易度・併願校
千里青雲高等学校に設置されている学科・コース
教育系列
全国的にも珍しい系列で、教員や保育士を目指す人だけでなく、地域活動のリーダーなど、教育分野で活躍したい人におすすめです。心理学やカウンセリング入門、陶芸といったユニークな科目も学べます。 健康系列
看護・医療系の進路を目指す生徒を力強くサポートする系列です。看護の数学や生物、介護福祉実習など、専門的な知識の基礎を学べます。 スポーツに打ち込みたい生徒向けの科目も用意されています。 国際系列
語学や異文化理解に関心がある生徒向けの系列です。ポップスで学ぶ英語表現や、スクリーン・イングリッシュなど、楽しみながら実践的な語学力を身につけることができます。 科学系列
理数系の分野に興味がある、または理系大学への進学を考えている生徒におすすめの系列です。数学セミナーや科学実験工房など、探究心を深める科目が充実しています。 文化系列
文学、歴史、芸術など、人文系の学問を深く学びたい生徒向けの系列です。評論を読む、近現代文学探究、東洋史探究など、知的好奇心を満たす科目が揃っています。
千里青雲高等学校の特色・校風
校則・スマホ・アルバイト
校則は、他の高校と比較して厳しいと感じる生徒が多いようです。 特に服装やメイクに関する指導は厳しいとの声があります。 スマートフォンの使用は、教室内では禁止されており、廊下など決められた場所でのみ使用が許可されています。 アルバイトは原則として禁止されているようです。 宿題・授業
宿題の量は先生によって異なり、多いと感じることもあれば、ほとんどない場合もあるようです。 授業は、総合学科の特色を活かした少人数・習熟度別授業が多く取り入れられており、一人ひとりの学力に応じた丁寧な指導が期待できます。 生徒の雰囲気
真面目で落ち着いた生徒が多いという評判です。 騒がしい雰囲気は少なく、学習に集中しやすい環境と言えるでしょう。 制服
制服は、女子はネクタイとリボンの両方が選べるなど、組み合わせの自由度が高いようです。 カーディガンやベストはそれぞれ2色、シャツは3色(白、青、ピンク)から選べるため、自分らしい着こなしを楽しめるという声があります。 土曜授業
土曜授業の有無についての明確な情報は見当たりませんでしたが、進学実績向上のための補習などが行われる可能性はあります。
千里青雲高等学校の部活動・イベント
部活動
運動部
広大なグラウンドや2つの体育館、トレーニングルーム、4月から11月まで利用可能なプールドームなど、府立高校の中でもトップレベルの施設が整っています。 水泳部が近畿大会に出場するなど、実績を残している部活動もあります。 その他、サッカー部(男女)、硬式野球部、バレーボール部(男女)、バスケットボール部(男女)など、多くの運動部が活発に活動しています。 文化部
文化部も多彩なクラブが活動しています。 特にダンス部は、「UNION」というチーム名で活動しており、数々の大会に出場するなど、高いレベルで知られています。 また、吹奏楽部や軽音楽部、美術部、書道部なども熱心に活動しており、文化祭などでその成果を披露しています。
イベント
体育祭・文化祭
体育祭や秋に行われる「秋桜祭(文化祭)」は、特に大きな盛り上がりを見せるイベントです。 クラスや部活動ごとに一丸となって準備に取り組み、生徒たちの団結力が深まります。 修学旅行・遠足
1年生では宿泊研修、2・3年生では遠足が実施されます。 修学旅行は例年、沖縄などへ行くことが多いようです。これらの行事は、仲間との絆を深める貴重な機会となっています。 その他のイベント
その他にも、音楽祭、スポーツ大会、1年生の百人一首大会など、ユニークで多彩なイベントが企画されており、一年を通して楽しむことができます。
千里青雲高等学校の進学実績
国公立大学
大阪大学をはじめとする旧帝大や、その他の国公立大学への合格実績があります。 難関私立大学
「関関同立」(関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学)への合格者が多く見られます。 また、GMARCHや早慶上智といった関東の難関私立大学に合格する生徒もいるようです。 その他の進路
多くの生徒が4年制大学へ進学しますが、短期大学や専門学校への進学、就職など、多様な進路を選択しています。
千里青雲高等学校の特長・アピールポイント
自分だけの時間割が作れる「総合学科」
最大の特長は、2年生から自分の興味や進路に合わせて自由に科目を選択できる総合学科であることです。 大学のように主体的に学びをデザインする経験は、将来の可能性を大きく広げます。 全国でも珍しい「教育」系列
教員や保育士、地域のリーダーを目指せる「教育」系列が設置されているのは全国でも珍しく、特色ある学びが可能です。 充実した施設と緑豊かな環境
5万平方メートルを超える広大な敷地に、2つの体育館やプールドーム、280名収容のホールなど、府立高校としては非常に充実した施設が整っています。 学力向上をサポートする「青雲道場」
勉強合宿や大勉強会など、独自の学習サポートプログラム「青雲道場」があり、集中して学力アップに取り組めます。 活発な部活動と学校行事
8割以上の生徒が部活動に加入し、勉強と両立しながら青春を謳歌しています。 文化祭や体育祭などの学校行事も非常に盛り上がります。 落ち着いた学習環境
きめ細やかな生徒指導により、校内は落ち着いた雰囲気が保たれており、真面目に学習に取り組みたい生徒に最適な環境です。 共に学び育つ「共生推進教室」
知的障がいのある生徒が共に学ぶ「共生推進教室」が設置されており、多様性を認め合い、共に成長する経験ができます。
千里青雲高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 「総合学科なので、自分の進路に合わせた授業が選べるのが良い」という声が最も多く聞かれます。 看護系や美術系など、専門的な分野を早くから学べる点を評価する意見が目立ちます。 「施設が新しくて綺麗」「グラウンドや体育館が広くて充実している」など、恵まれた学習環境を魅力に感じる生徒が多いようです。 「落ち着いた雰囲気で、真面目に勉強したい人には合っている」「いじめなどの話はあまり聞かない」といった、穏やかな校風を評価する声もあります。 「青雲道場など、勉強をサポートしてくれる体制があるのが心強い」という意見もありました。
気になる点 「校則が他の高校に比べて厳しい」という口コミは多く見られます。 特に、スカート丈やメイク、スマートフォンの使用に関するルールが厳しいと感じる生徒がいるようです。 「駅から少し歩くのが大変」「坂道が多い」といった、アクセスに関する意見もあります。 最寄り駅の千里中央駅から徒歩で15分ほどかかります。 「行事が思ったより盛り上がらない」という声も一部で見られますが、これには個人差があるようです。
アクセス・通学
最寄り駅からのアクセス 北大阪急行・大阪モノレール「千里中央」駅から南西へ徒歩約15〜17分です。 阪急バス「豊中九中前」バス停で下車すると、徒歩約1〜2分です。
通学エリア
千里中央駅は梅田駅から約20分、阪急南茨木駅からは約11分、阪急蛍池駅からは約9分とアクセスが良いため、豊中市だけでなく、吹田市、箕面市、茨木市など、広範囲から生徒が通学しています。 自転車で通学する生徒も多いようです。
千里青雲高等学校受験生へのワンポイントアドバイス