叡明高等学校の偏差値・口コミ評判(2025年-2026年) ｜コウコレ（高校コレクション）

叡明高等学校は、2015年にさいたま市から越谷レイクタウンの広大で近代的なキャンパスに移転し、共学化したことで新たな歴史をスタートさせた、今まさに注目を集めている私立高校です。その変化は校舎だけでなく、コース編成や教育内容、そして大学進学実績にも表れており、毎年多くの受験生の関心を集めています。新しい学校だからこその活気と、生徒一人ひとりの挑戦を後押しする環境が、叡明高等学校の大きな魅力と言えるでしょう。

この学校の特色は、全国レベルで活躍する部活動と、多様な進路希望に応えるための細やかなコース設定にあります。しかし、生徒数が多く大規模な学校であるため、充実した高校生活を送るには、自ら積極的に行動する「主体性」がとても大切になります。このページでは、そんな叡明高等学校がどんな学校で、どのような3年間を過ごせるのか、偏差値や校風、在校生のリアルな声まで、皆さんが本当に知りたい情報を余すところなくお伝えしていきます。

「自分に合った学校なのかな？」「入学したらどんな毎日が待っているんだろう？」そんな期待と少しの不安を抱えているあなたに、この情報が確かな一歩を踏み出すための道しるべとなることを願っています。さあ、一緒に未来の可能性に満ちた学校の扉を開けてみましょう。

叡明高等学校の基本情報

まずは、叡明高等学校の基本的な情報を確認しておきましょう。学校選びの第一歩は、正確な情報を知ることから始まります。

項目	内容
正式名称	叡明高等学校 (えいめいこうとうがっこう)
私立/公立	私立
共学/別学	男女共学
所在地	〒343-0828 埼玉県越谷市レイクタウン7丁目2番1
電話番号	048-990-2211
公式サイト	https://www.eimei-urawareimei.ac.jp/eimei/

叡明高等学校の偏差値・難易度・併願校

高校受験において、学校の学力レベルを把握することは非常に重要です。叡明高等学校はコースによって偏差値が大きく異なるため、自分の目標に合ったコースを見極めることが合格への鍵となります。

コース別偏差値と合格の目安

以下は、2025年度入試に向けた各コースの偏差値と、合格に必要とされる内申点の目安です。偏差値は受験する模試によって多少変動しますが、一つの目標として参考にしてください。

コース名	偏差値の目安 (併願)	偏差値の目安 (単願)	内申点の目安 (9科/併願)
特進選抜コースⅠ類	64 – 66	64	24
特進選抜コースⅡ類	60 – 62	60	23
特別進学コース	57 – 60	57	22
進学コース	54 – 57	54	20

特に注意したいのは、これらの数字はあくまで目安であるという点です。叡明高等学校の入試では、学校説明会や個別相談会への参加が非常に重視される傾向があります。個別相談の場で提示される基準は、公開されているものと異なる場合もあるため、必ず参加して最新の情報を確認するようにしましょう。

難易度としては、最上位の特進選抜コースⅠ類は、埼玉県の私立高校の中でも上位に位置し、相応の学力が求められます。一方で、進学コースは幅広い学力層の生徒に門戸を開いており、自分の現在の学力と入学後の目標を照らし合わせてコースを選択することが大切です。

主な併願校

叡明高等学校を受験する生徒が、併願として選ぶことが多い学校には、以下のような高校が挙げられます。立地や偏差値帯が近い学校が中心となります。

公立高校の併願校例:
- 越ヶ谷高校
- 越谷南高校
- 草加高校
- 浦和北高校
- 川口市立高校
- 伊奈学園総合高校
私立高校の併願校例:
- 浦和実業学園高校
- 浦和学院高校
- 春日部共栄高校
- 獨協埼玉高校
- 埼玉栄高校

この学校は、公立高校の併願校として選ばれることが多い一方で、約6割以上の生徒が単願で入学しているというデータもあります。これは、近代的な施設や活発な部活動など、叡明高等学校そのものに強い魅力を感じて「この学校で高校生活を送りたい」と決めている受験生が多いことの表れと言えるでしょう。

叡明高等学校に設置されている学科・コース

叡明高等学校には普通科の中に4つのコースが設置されており、生徒一人ひとりの進路目標に合わせて最適な学習環境が提供されています。自分の夢や目標に一番近いコースはどれか、じっくり考えてみましょう。

特進選抜コースⅠ類・Ⅱ類
- どんなことを学ぶ場所か：難関国公立大学や、早稲田大学、慶應義塾大学といった最難関私立大学への現役合格を目指すコースです。国公立大学受験に必要な5教科7科目に対応したカリキュラムで、質の高い授業が早いペースで展開されます。
- どんな生徒におすすめか：明確に最難関大学を目標とし、日々の予習・復習を徹底できる高い学習意欲を持つ生徒におすすめです。
特別進学コース
- どんなことを学ぶ場所か：GMARCH（学習院・明治・青山学院・立教・中央・法政）をはじめとする難関私立大学への進学に特化したコースです。英語・国語・社会（文系）または英語・数学・理科（理系）の3教科に絞った効率的なカリキュラムで、早期から受験対策に取り組みます。
- どんな生徒におすすめか：私立大学を第一志望に定め、得意科目を徹底的に伸ばして受験を突破したい生徒に最適です。
進学コース
- どんなことを学ぶ場所か：成蹊大学、成城大学、獨協大学、國學院大学、日本大学、東洋大学、駒澤大学、専修大学といった有名私立大学への進学を目指しながら、部活動や学校行事にも全力で打ち込めるバランスの取れたコースです。総合型選抜や学校推薦型選抜にも対応できる力を養います。
- どんな生徒におすすめか：勉強と部活動を高いレベルで両立させたい（文武両道を目指したい）生徒や、多様な入試方式を視野に入れて大学進学を目指したい生徒におすすめです。

このように、コースごとに目標とする大学のレベルや学習スタイルが明確に分かれているのが叡明の大きな特徴です。入学後のミスマッチを防ぐためにも、自分の将来像を想像しながら、最適なコースを選ぶことが重要です。

叡明高等学校の特色・校風

高校生活の充実度を左右する、学校の雰囲気や文化。叡明高等学校は「文武両道」「大規模」「モダンな施設」「生徒の主体性を尊重」といったキーワードで表すことができます。ここでは、口コミなどを基に、中学生が気になるリアルな学校生活について掘り下げていきます。

宿題の量は多いか少ないか
- コースによって差があるようですが、特に特進選抜コースなど上位コースでは、日々の予習・復習が前提となるため、課題の量は多めと感じる生徒が多いようです。進学コースでは、部活動との両立も考慮されているため、標準的な量と言えるでしょう。
校則は厳しいか緩やかか
- これは口コミでも意見が分かれる点です。「厳しい」という声の多くは、頭髪指導とスマートフォンの使用に関するものです。特に男子の頭髪検査は厳格に行われることがあるようです。また、校内でのスマホ使用は原則禁止されており、ルールを破ると指導の対象となります。
- 一方で、「意外と緩い」という声もあり、これは先生によって指導の厳しさに差があることや、生徒数が多いことから、細部まで目が届きにくい状況があるためかもしれません。制服の着こなしについては、高校生らしい品格を保つことが求められています。
生徒たちの雰囲気
- 全校生徒が1800名を超える大規模校のため、一言で「こんな雰囲気」と表すのは難しいですが、コースによるカラーの違いは確かにあるようです。上位コースは比較的落ち着いていて、学習に集中する真面目な生徒が多く、下のコースになるにつれて活発で賑やかな雰囲気になると言われています。
- 様々なタイプの生徒がいるため、自分と気の合う友人を見つけやすいというメリットもあります。多くの生徒が「友人関係には恵まれている」「気の合う仲間と楽しい学校生活を送っている」と感じているようです。
アルバイトは可能か
- 原則として禁止されているようですが、家庭の事情など特別な理由がある場合は、学校の許可を得て行うことが可能な場合があります。学業や部活動に支障が出ないようにすることが大前提です。
制服の評判はどうか
- 制服は、落ち着いた色合いのブレザースタイルです。2022年度からは女子用にスラックスも導入されるなど、時代のニーズに合わせて選択肢が増えています。デザインについて特に強い賛否の声は少なく、多くの生徒に受け入れられているようです。
土曜授業はあるか
- 正規の授業として土曜授業が毎週あるわけではありません。しかし、進学実績向上のため、特進選抜コースなどを中心に土曜講習や長期休暇中の講習が積極的に行われており、希望者や対象者は参加することになります。

叡明高等学校の校風をまとめると、「自由」というよりは「自主性」が求められる学校と言えます。学校側から手厚く細やかなサポートが常にあるというよりは、用意された素晴らしい環境や機会を、生徒自身がどう活かすかが問われます。自分から行動できる生徒にとっては、無限の可能性が広がる場所となるでしょう。

叡明高等学校の部活動・イベント

部活動

叡明高等学校の大きな魅力の一つが、非常に活発な部活動です。学校全体で「文武両道」を掲げており、多くの部が全国レベルや関東大会で活躍しています。特に力を入れている部活動は「強化指定部」「準強化指定部」として指定され、手厚いサポートを受けています。

全体の様子
- 運動部、文化部ともに種類が豊富で、多くの生徒が部活動に加入し、熱心に活動しています。最新の設備が整ったグラウンドやアリーナ、専用のスタジオなど、活動に打ち込める環境は県内でもトップクラスです。
注目の部活動
- 男子硬式野球部：強化指定部の一つで、近年めざましい活躍を見せています。2025年には創部以来初の甲子園出場を果たし、学校全体が大きな盛り上がりを見せました。専用のグラウンドで日々厳しい練習に励んでいます。
- 合唱部・バドミントン部：男女ともに強化指定部に指定されており、常に高いレベルで活動しています。コンクールや大会での上位入賞を目指し、専門的な指導のもとで技術を磨いています。
- 吹奏楽部・男子サッカー部・ダンス部：準強化指定部として、強化指定部に次ぐ活発な活動を展開しています。特にダンス部は、2022年に完成した専用の「E-studio」で練習に打ち込んでおり、大会での活躍が期待されています。
- 珍しい部活動：運動部、文化部合わせて40以上の部・同好会があり、中には「阿波踊り同好会」や、様々な学問分野を横断的に探究する「リベラルアーツ同好会」といったユニークな活動もあります。

部活動に本気で打ち込みたい生徒にとって、叡明高等学校は最高の環境を提供してくれる学校です。ただし、強化指定部などを中心に活動が非常にハードな場合もあるため、入部を考える際は、勉強との両立が可能かしっかりと見極める必要があります。

イベント

叡明高等学校では、勉強や部活動だけでなく、学校生活を彩る多彩なイベントが年間を通じて開催されます。これらの行事は、クラスの団結力を高め、学年を超えた交流を深める貴重な機会となっています。

叡明祭（文化祭）
- 毎年9月に行われる学校最大のイベントです。各クラスや文化部が趣向を凝らした展示や発表、模擬店などを企画・運営します。準備期間から当日にかけて、学校全体が一体となって盛り上がります。友人との絆を深め、自主性や協調性を育む絶好の機会です。
体育祭
- 文化祭と同じく9月に開催されます。広大なグラウンドを舞台に、クラス対抗で様々な競技に熱戦を繰り広げます。学年やクラスの垣根を越えて応援に熱が入り、学校全体が活気に満ち溢れます。
修学旅行
- 2年生の12月に実施される、高校生活最大の思い出の一つです。行き先はコースによって異なり、2025年度までは特進選抜コースがオーストラリア、特別進学・進学コースがシンガポールとなっています。なお、2026年度からは台湾と沖縄からの選択制に変更される予定で、時代に合わせてプログラムが更新されている点も特徴です。異文化に触れ、視野を広げる貴重な体験となります。
その他のイベント
- この他にも、1年生のオリエンテーション合宿、全学年での校外学習（東京ディズニーランドなど）、球技大会、合唱コンクール、芸術鑑賞会など、年間を通じて様々な行事が企画されており、充実した学校生活を送ることができます。

叡明高等学校の進学実績

高校選びにおいて、卒業後の進路、特に大学進学実績は非常に重要な判断材料です。叡明高等学校は、越谷レイクタウン移転後、着実に進学実績を伸ばしており、生徒の多様な進路希望を実現するための手厚いサポート体制を整えています。

進学実績を支える取り組み

高い進学実績は、学校のきめ細やかなサポート体制によって支えられています。

講習・補習制度：土曜講習や夏休みなどの長期休暇中の講習が充実しており、普段の授業内容の定着から大学入試レベルの演習まで、目的に応じて受講することができます。
3年間の進路指導プログラム：1年次には「職業理解」をテーマに自分の適性や社会を知り、2年次にはオープンキャンパスへの参加などを通じて具体的な「学部学科研究」を深め、3年次には万全の体制で「志望校選択」に臨むという、体系的な進路指導が行われています。
豊富な指定校推薦枠：法政大学、中央大学、成蹊大学、日本大学、東洋大学など、多くの大学から合計600名分以上もの指定校推薦枠が寄せられており、学校での学習態度や成績を真面目に積み重ねてきた生徒にとって、大きなチャンスとなっています。

叡明高等学校の特長・アピールポイント

他の高校にはない、叡明高等学校ならではの強みやユニークな取り組みをまとめました。これらのポイントが、あなたの「やりたいこと」と合っているか、ぜひチェックしてみてください。

越谷レイクタウンに位置する近代的で広大なキャンパス
- 最寄駅から徒歩7分という好立地に、約12,700坪の広大な敷地が広がります。ガラス張りの明るい教室、110mにも及ぶ長い廊下、図書館機能を持つメディアセンターなど、全ての施設が新しく、快適な学習環境が整っています。
全国レベルで活躍できる本格的な部活動環境
- 甲子園に出場した硬式野球部をはじめ、「強化指定部」制度のもとで多くの部活動が全国を舞台に活躍しています。専用グラウンドやアリーナ、最新のスタジオなど、本気でスポーツや文化活動に打ち込みたい生徒にとって最高の設備が揃っています。
先進的なICT教育環境
- 全生徒が一人一台iPadを所有し、授業や課題提出、連絡事項の確認など、学校生活のあらゆる場面で活用しています。大手予備校の映像授業を視聴できるオンライン講座なども導入し、時間や場所を選ばずに学べる環境が整っています。
目標に合わせた最適な学習ができるコース制
- 最難関国公立大学を目指すコースから、有名私立大学を目指しながら部活動にも励むコースまで、生徒一人ひとりの目標やライフスタイルに合わせた4つのコースが用意されています。自分に合った環境で効率的に学習を進めることができます。
有名私立大学への確かな進学実績と手厚いサポート
- GMARCHや日東駒専といった人気の私立大学へ、毎年多くの合格者を輩出しています。特に豊富な指定校推薦枠は、学校の授業を大切にする生徒にとって大きな魅力です。
多様な仲間と出会える大規模校ならではの魅力
- 全校で1800名を超える生徒が在籍しており、様々な個性や価値観を持つ仲間と出会うことができます。多くの出会いを通じて視野を広げ、コミュニケーション能力を育むことができるのは大規模校ならではのメリットです。

叡明高等学校の口コミ・評判のまとめ

ここでは、実際に叡明高等学校に通う生徒や卒業生からの「生の声」をまとめて紹介します。良い点だけでなく、少し気になる点も知ることで、より深く学校を理解することができます。

良い点

「とにかく施設が新しくて綺麗。毎日通うのが気持ちいいです。」
「校内にファミリーマートがあって本当に便利。お昼ご飯や放課後の軽食に助かっています。」
「部活動に本気で打ち込める環境がある。高い目標を持つ仲間と切磋琢磨できるのが楽しい。」
「生徒数が多いので、色々なタイプの友達ができる。気の合う仲間を見つければ、最高の高校生活が送れると思う。」
「先生との距離が近いと感じる。相談すれば親身になってくれる先生が多いです。」
「越谷レイクタウン駅から近くて通いやすい。雨の日もあまり苦にならない。」

気になる点

「先生によって授業の分かりやすさや指導の熱心さに差がある（先生ガチャ）と感じることがある。」
「生徒数が多いからか、自分から積極的に動かないと先生に気にかけてもらえないことがある。良くも悪くも『自分次第』の学校。」
「頭髪など、校則が少し厳しいと感じる部分がある。特に男子は検査が細かい時がある。」
「コースやクラスによっては、授業中に騒がしいことがあると聞く。」
「学校の偏差値が急に上がっているけれど、生徒指導や授業の質がまだ追いついていないと感じる部分がある。」
「強化指定部など、一部の部活は練習がかなりハードで、勉強との両立が大変そう。」

これらの口コミから、叡明高等学校は「素晴らしい環境は整っているが、それをどう活かすかは生徒一人ひとりの主体性にかかっている」学校であると言えそうです。

アクセス・通学

叡明高等学校への通学方法や、どのエリアから通っている生徒が多いのかを確認しておきましょう。毎日のことなので、アクセスは非常に重要です。

最寄り駅とアクセス
- JR武蔵野線「越谷レイクタウン駅」南口から徒歩約7分です。
- 駅からはほぼ一本道で、通学路も整備されているため、安心して通うことができます。
主な通学エリア
- JR武蔵野線を利用する生徒が最も多く、越谷市、草加市、三郷市、吉川市といった近隣の市はもちろん、さいたま市（南浦和、東浦和、武蔵浦和方面）や、千葉県（新松戸、南流山方面）など、広範囲から生徒が通学しています。
- 武蔵野線は、京浜東北線、埼玉高速鉄道、東武スカイツリーラインなど多くの路線と接続しているため、様々なエリアからのアクセスが良好です。

叡明高等学校受験生へのワンポイントアドバイス

ここまで読んでくれてありがとうございます。最後に、進学アドバイザーとして、叡明高等学校を目指す君たちにメッセージを送ります。

叡明高等学校は、「近代的な環境で、勉強も部活も自分の可能性を最大限に試したい」と考えている、意欲的な生徒に特におすすめの学校です。ただし、その大きな舞台で輝くためには、周りに流されず、自分の目標に向かって自ら行動する力、つまり「自律心」が何よりも大切になります。もし君が、受け身ではなく、自分からチャンスを掴みに行くタイプの生徒なら、この学校の環境は最高の追い風になるでしょう。

受験勉強では、まず自分がどのコースを目指すのかを明確にすることが重要です。コースによって求められる学力レベルが大きく異なるため、目標を定めることで対策が立てやすくなります。そして、学校説明会や個別相談には必ず参加してください。そこで得られる最新情報が、合格への一番の近道です。叡明高等学校は、君たちの挑戦を待っています。自分の力を信じて、頑張ってください。心から応援しています！

※最新かつ正確な情報は、必ず高校の公式サイトや学校説明会で確認してください。