福井県立大野高等学校は、奥越前の豊かな自然に囲まれた、歴史と伝統のある学校です。1901年の創立以来、地域に愛され、「大高(だいこう)」の愛称で親しまれてきました。生徒一人ひとりの夢の実現を全力でサポートすることを掲げ、学習と部活動の両立を目指す「文武両道」の精神が根付いています。
福井県立大野高等学校の基本情報
福井県立大野高等学校の偏差値・難易度・併願校
普通科:偏差値 55
福井県立大野高等学校に設置されている学科・コース
S特進クラス どんなことを学ぶ場所か:難関国公立大学や有名私立大学への進学を目指し、ハイレベルな授業を展開します。 どんな生徒におすすめか:高い目標を持ち、仲間と競い合いながら学力を伸ばしたい生徒に最適です。
特進クラス どんなことを学ぶ場所か:国公立大学や上位の私立大学進学を目標に、応用力を養う授業を中心に行います。 どんな生徒におすすめか:部活動と両立しながら、しっかりと大学進学を目指したい生徒に向いています。
進学クラス どんなことを学ぶ場所か:大学進学を中心に、専門学校や就職など多様な進路希望に対応できる基礎学力を固めます。 どんな生徒におすすめか:自分のペースで学習を進め、幅広い進路の中からじっくりと将来を考えたい生徒におすすめです。
福井県立大野高等学校の特色・校風
校風を一言で表すと 文武両道、落ち着いた雰囲気、地域との連携
宿題の量 「多い」と感じる生徒が多いようです。特に週末や長期休暇には、予習・復習に加え、まとまった量の課題が出されることがあります。ただし、計画的に進めれば十分こなせる量であり、学力向上に繋がっているとの声もあります。
校則(スマホ、服装など) 校則は、比較的厳しいという意見が見られます。 スマホ :校内での使用は原則禁止で、正面玄関を出てから使用可能というルールのようです。服装 :制服の着こなしについては、厳しく指導される場面があるようです。頭髪についても、染髪やピアスは禁止されています。
生徒たちの雰囲気 真面目で落ち着いた生徒が多いようです。学習意欲の高い生徒が多く、休み時間や放課後には自習室で勉強する姿も多く見られます。
アルバイト 原則として禁止されているようですが、家庭の事情など特別な理由がある場合は、許可制で認められることがあるようです。
制服の評判 制服については、特に新しいデザインになったこともあり、在校生からは好意的な意見が多いようです。
土曜授業 進学補習などのために、土曜セミナーが実施されることがあります。
福井県立大野高等学校の部活動・イベント
部活動
運動部 サッカー部、野球部、男女バスケットボール部、男女バレーボール部、陸上部、スキー部など、多彩な部が活動しています。特にスキー部は、全国大会に出場する選手を輩出するなど、輝かしい実績を誇ります。屋内練習場や常設のビーチバレーコートなど、施設が充実しているのも魅力です。
文化部 吹奏楽部、合唱部、書道部、美術部、サイエンス部、JRC「結」などがあります。中でもJRC「結」は、地域の課題解決に取り組む探究活動で高い評価を受けています。合唱部は少人数ながらも和気あいあいとした雰囲気で、個人の力を試せる環境のようです。
イベント
学校祭(9月) 文化祭・営火祭・体育祭の3部構成で、大野高校で最も盛り上がるイベントです。文化祭では、クラスごとの展示やステージ発表が行われ、有志によるパフォーマンス「幕間」も人気のようです。夜に行われる営火祭は、幻想的な雰囲気の中で一体感を味わえる貴重な体験となるでしょう。
球技大会(7月) クラス対抗で様々な球技を競い合います。クラスの団結力が深まるイベントとして、毎年白熱した戦いが繰り広げられます。
修学旅行(10月、2年生) 例年、関西方面などを訪れ、歴史や文化を学びながら仲間との思い出を深めます。
スノースポーツデー(2月) 雪深い大野市ならではのイベントです。スキーやスノーボードを通じて、冬の自然を満喫します。
福井県立大野高等学校の進学実績
主な国公立大学の合格実績(令和6年度) 福井大学、福井県立大学、金沢大学、富山大学など、地元の国公立大学を中心に多数の合格者を出しています。 令和6年度卒業生102名のうち、54名が国公立大学に現役で進学しました。
主な私立大学の合格実績 関関同立(関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学)やGMARCH(学習院大学、明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学)といった難関私立大学にも合格者を出しています。
進学実績に結びつく取り組み 課外授業・土曜セミナー :各学年で希望者対象の課外授業や土曜セミナーを実施し、生徒の学力向上をサポートしています。個別指導 :小論文や面接、就職試験に向けて、担当の教員が個別に手厚い指導を行っています。進路行事 :1年生の段階から、大学の先生を招いた「学問発見講座」や、社会人から話を聞く「職業発見講座」などを実施し、生徒の進路意識を高めています。
福井県立大野高等学校の特長・アピールポイント
独自の探究学習プログラム「D-Kompas」 3年間を通して「調べる力」「話す力・聞く力」「書く力」を段階的に育成する探究活動です。1年次には「わたしが未来の市長プロジェクト」として、地域の課題を探究し、市長に政策提言を行います。
「進取の気象」を育む教育 幕末の大野藩の藩校「明倫館」の精神を受け継ぎ、新たな物事に積極的に挑戦する姿勢を育む教育を重視しています。
充実した学習環境と施設 県内トップクラスの蔵書数を誇る図書館や、夜まで利用できる自習室など、集中して学習に取り組める環境が整っています。体育館が3つあるほか、室内練習場や常設のビーチバレーコートなど、運動施設も充実しています。
DXハイスクール計画の推進 ハイスペックコンピューターや3Dプリンター、ドローンなどを導入し、理数や情報系の高度な学びができる環境整備を進めています。
遠隔地からの生徒を支える学生寮「竜泉寮」 学校から徒歩5分の場所に寄宿舎があり、通学が困難な生徒も安心して学校生活を送ることができます。
地域との強い連携 地元企業や住民の方々と協力したイベントや講座が多く、地域に根ざした学びを深めることができます。
福井県立大野高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 「先生方が親身に進路相談に乗ってくれる」「学習サポートが手厚い」といった、進路指導に関するポジティブな声が多く見られます。 「学校祭などの行事がとても楽しく、クラスの団結力が強い」という意見も多数あります。 「自習室などの学習環境が整っていて、集中して勉強できる」と、施設の充実度を評価する声も多いです。 「部活動が盛んで、勉強と両立しながら充実した高校生活が送れる」という口コミも目立ちます。
気になる点 「校則が少し厳しいと感じることがある」という声が一部で見られます。特に、スマートフォンの使用ルールや服装に関する指導が厳しいと感じる生徒もいるようです。 「駅から少し距離がある」という点です。越前大野駅から徒歩で25分ほどかかります。ただし、バスも利用できます。 「課題の量が多い」と感じる生徒もおり、計画的な学習習慣が求められるようです。
アクセス・通学
最寄り駅からのアクセス JR越美北線「越前大野」駅より徒歩約25分 JR越美北線「越前大野」駅より、まちなか循環バス南ルートで約10分、「大野高校前」下車すぐ JR福井駅より京福バス大野線で約50分、「大野高校口」下車、徒歩約2分
通学エリア 大野市や勝山市など、奥越地区から通学する生徒が中心です。一部、福井市などから通う生徒もいます。遠方からの生徒は、学生寮を利用することもあります。
福井県立大野高等学校受験生へのワンポイントアドバイス