大阪信愛学院高等学校は、大阪市城東区に位置する、カトリック精神に基づいた教育を行う私立の共学校です。130年以上の長い歴史と伝統を持ち、これまで多くの卒業生を社会に送り出してきました。2022年度からは共学化し、新しい時代に合わせた教育へと進化を続けています。
大阪信愛学院高等学校の基本情報
大阪信愛学院高等学校の偏差値・難易度・併願校
普通科特進コース: 57普通科看護医療コース: 50普通科総合進学コース: 48
大阪信愛学院高等学校に設置されている学科・コース
特進コース
国公立大学や難関私立大学への進学を目指すコースです。5教科をバランスよく学び、思考力や表現力を問われる難易度の高い問題に対応できる力を養います。高いレベルで文武両道を目指したい、知的好奇心が旺盛な生徒におすすめです。 総合進学コース
関関同立をはじめとする難関私立大学から、中堅私立大学まで、幅広い進路に対応するコースです。2年生からは理系と文系に分かれ、3年生では選択授業によって、芸術系や体育系などの進路も目指せます。部活動や学校行事にも力を入れながら、大学進学を目指したい生徒にぴったりです。 看護医療コース
看護師や理学療法士など、医療系の道に進みたい生徒のための専門コースです。大学や専門学校と連携した体験学習などを通して、医療従事者としての心構えや知識を学びます。将来、人の役に立つ仕事がしたいという強い意志を持つ生徒におすすめです。
大阪信愛学院高等学校の特色・校風
校風のキーワード: 落ち着いた雰囲気、面倒見が良い、グローバル、伝統と革新宿題の量: コースによりますが、特進コースは毎日課題が出されるなど、やや多めという声があります。日々の学習習慣を確立することが大切になります。校則: 他の私立高校と比較すると、やや厳しいという口コミが多いようです。特に服装や頭髪、スマートフォンの使用に関しては、一定のルールが定められています。しかし、これは生徒が学業に集中し、規律ある学校生活を送るための配慮とも言えるでしょう。生徒たちの雰囲気: 真面目で落ち着いた生徒が多い印象です。共学化に伴い、活発な雰囲気も加わってきました。いじめは少ないという評判で、安心して学校生活を送れる環境のようです。アルバイト: 原則として禁止されていますが、家庭の事情など、特別な理由がある場合は許可されることもあるようです。制服: 2022年度から新しいデザインになりました。伝統を感じさせるスタイリッシュな黒のジャケットが特徴で、機能性にもこだわっており、自宅で洗濯できるのも嬉しいポイントです。土曜授業: 土曜授業は基本的にありませんが、模試や講座が開かれることがあります。
大阪信愛学院高等学校の部活動・イベント
部活動
特に有名な部活動 体操競技部: 全国大会常連の強豪です。中学生と高校生が一緒に練習に励み、高いレベルで競い合っています。ソフトボール部: 「愚直なまでに直向きに」をモットーに、日々練習に励んでいます。私学大会で上位に入るなど、実績も豊富です。バドミントン部・水泳部: これらの部も全国レベルでの活躍が見られます。
文化部の充実
文化部も吹奏楽部、軽音楽部、書道部、茶道部など多岐にわたります。特に軽音楽部は地域のイベントに出演するなど、活発な活動が報告されています。
イベント
文化祭(9月): クラスごとの展示やステージ発表など、大変な盛り上がりを見せます。準備期間を通じて、クラスの団結力が一層深まります。食物部のシュークリームは毎年大人気だそうです。体育大会(9月): クラス対抗で様々な競技に挑みます。応援合戦なども見どころの一つです。修学旅行(10月): 2年生の秋に実施されます。以前はフランスや沖縄などが選択肢でしたが、近年は国内が中心のようです。クリスマス祭(12月): カトリックの学校ならではの行事で、聖歌を歌ったり、キリストの降誕劇(タブロー)を鑑賞したりと、厳かで心温まる時間を過ごします。
大阪信愛学院高等学校の進学実績
国公立大学
令和6年度には、大阪大学1名、大阪公立大学1名、大阪教育大学1名、奈良女子大学1名など、合計10名の合格者が出ています。 難関私立大学
関西大学11名、関西学院大学9名、同志社大学1名、立命館大学5名と、関関同立に多くの合格者を輩出しています。また、近畿大学18名、龍谷大学24名など、産近甲龍への進学者も多数です。 その他の進路
系列の大阪信愛学院大学(看護学部・教育学部)への内部進学の道もあります。また、看護・医療系の専門学校への進学者が多いのも特徴です。
大阪信愛学院高等学校の特長・アピールポイント
グローバル教育の充実: ネイティブ教員が常駐する「グローバルコモンズ」が校内に設置されており、日常的に生きた英語に触れることができます。オーストラリアの姉妹校との交流や、海外英語研修プログラムも用意されています。一人ひとりを大切にする信愛教育: キリスト教の価値観に基づき、生徒一人ひとりの個性を尊重し、思いやりの心を育む教育を実践しています。目的意識を高めるキャリア教育: 早期からの大学見学や、社会の様々な分野で活躍する卒業生の話を聞く機会などを通じて、将来の夢や目標を具体的に描くサポートをしています。伝統とモダンが融合した美しいキャンパス: 創立以来の歴史を感じさせる建物と、新しい設備が調和した美しいキャンパスです。ステンドグラスやモザイク画が、学校生活に彩りを添えてくれます。豊富な指定校推薦枠: 大学との信頼関係が厚く、多くの指定校推薦枠を確保しています。これは、日々の学習を真面目に取り組む生徒にとって大きな魅力です。きめ細やかな進路指導: 教員が生徒一人ひとりと向き合い、個々の学力や希望に合わせた丁寧な進路指導を行っています。2022年からの共学化による新しい風: 長い女子校の歴史に、共学化による新たな活気が加わりました。男女が互いに尊重し合い、協力しながら新しい学校文化を創り上げていく、そんな貴重な経験ができます。
大阪信愛学院高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 「先生方が親身になって相談に乗ってくれる」「サポートが手厚い」といった、面倒見の良さを評価する声が非常に多いです。 「施設が綺麗で、特に図書館は蔵書も多く素晴らしい」という意見も目立ちます。 「指定校推薦の枠が多く、真面目に頑張れば希望の進路に進みやすい」という声もあります。 「落ち着いた環境で勉強に集中できる」「いじめの話は聞かない」など、安心して学校生活が送れる点を評価する口コミも多いです。
気になる点 「校則が他の高校に比べて厳しい」という意見は、最も多く見られるものの一つです。特にスマートフォンの使用制限などに不満を感じる生徒もいるようです。 「コースによっては課題が多くて大変」という声もあります。 「駅から少し歩くのが不便」と感じる生徒もいるようです。 「体育館に冷房がないのが夏は辛い」といった施設面での指摘も見られます。
アクセス・通学
大阪メトロ今里筋線「新森古市」駅 1番出口より徒歩約5分大阪メトロ長堀鶴見緑地線「今福鶴見」駅 1番出口より徒歩約15分京阪本線「関目」駅 より徒歩約20分
大阪信愛学院高等学校受験生へのワンポイントアドバイス