大阪府立工芸高等学校は、100年以上の歴史と伝統を誇る、デザインと美術を専門的に学べる全国でも数少ない公立の専門高校です。「工芸」や「芸高」の愛称で親しまれ、その名の通り、ものづくりやアートに情熱を燃やす生徒たちが集まっています。将来、デザイナーや建築家、アーティストなど、クリエイティブな世界で活躍したいという夢を持つあなたにとって、大阪府立工芸高等学校は最高の学び舎となるでしょう。
大阪府立工芸高等学校の基本情報
大阪府立工芸高等学校の偏差値・難易度・併願校
学科・コースごとの偏差値
ビジュアルデザイン科:55 美術科:55 映像デザイン科:51 建築デザイン科:48 インテリアデザイン科:48 プロダクトデザイン科:48
難易度のイメージと内申点の目安
主な併願校
大阪府立工芸高等学校に設置されている学科・コース
ビジュアルデザイン科
広告やポスター、パッケージなど、情報を分かりやすく伝えるデザインを学びます。イラストやCG制作が得意で、アイデアを形にしたい人におすすめです。 映像デザイン科
写真やCM、Webコンテンツなど、映像メディアのデザインと制作技術を学びます。動画編集やカメラに興味があり、物語を映像で表現したい人におすすめです。 プロダクトデザイン科
文房具や家具、家電など、私たちの暮らしを豊かにする「モノ」のデザインを学びます。立体的なものづくりが好きで、便利な製品を考えてみたい人におすすめです。 インテリアデザイン科
住宅や店舗など、快適で魅力的な「空間」のデザインを学びます。部屋の模様替えが好きで、人が心地よく過ごせる場所を創りたい人におすすめです。 建築デザイン科
住宅や公共施設など、建物の設計やデザインを学びます。模型作りや製図に興味があり、街並みや人の暮らしを支える仕事がしたい人におすすめです。 美術科
絵画や彫刻など、自己表現としての美術をとことん探究します。デッサンや油絵などの基礎から専門的な表現まで、幅広く学びたい人におすすめです。
大阪府立工芸高等学校の特色・校風
校風・雰囲気
学校生活について
宿題・課題:専門学科のため、特に実技に関する課題は多い傾向にあります。週末や長期休暇を利用して計画的に進める必要がありますが、その分、着実にスキルアップできるでしょう。 校則:他の公立高校と比較すると、校則は比較的緩やかなようです。服装や頭髪に関する規定はありますが、生徒の自主性が重んじられています。スマホの持ち込みは可能ですが、授業中の使用は制限されるなど、基本的なルールは守る必要があります。 生徒の雰囲気:真面目で、自分の好きなことに熱中する生徒が多いようです。お互いの作品について意見を交換したり、協力して制作に取り組んだりと、和気あいあいとした雰囲気があります。 アルバイト:アルバイトは原則として禁止されていますが、特別な事情がある場合は許可されることもあるようです。 制服:制服はありますが、着こなしの自由度は比較的高く、生徒からは「かわいい」「かっこいい」と評判のようです。 土曜授業:土曜授業が実施される日もあります。各学科の先輩から話を聞く「先輩講座」など、進路を考える上で役立つ時間に充てられることが多いようです。
大阪府立工芸高等学校の部活動・イベント
部活動
イベント
大阪府立工芸高等学校の進学実績
主な進学先
国公立大学:京都市立芸術大学、金沢美術工芸大学、京都工芸繊維大学など、難関の美術系国公立大学への合格者を輩出しています。 難関私立大学:大阪芸術大学への進学者が非常に多く、その他にも京都精華大学、京都芸術大学、多摩美術大学、武蔵野美術大学など、全国の有名美術大学に多数進学しています。 その他の進路:大学だけでなく、大阪市立デザイン教育研究所や各種専門学校へ進学し、より専門的な技術を磨く生徒もいます。また、デザイン事務所や建築関係の企業へ就職する生徒もいます。
進路サポート
大阪府立工芸高等学校の特長・アピールポイント
全国でも数少ない「デザイン・美術」専門の公立高校
公立高校でありながら、デザイン系5学科と美術科という計6つの専門学科が揃っているのは全国的に見ても非常に珍しいです。 100年以上の歴史と伝統
1923年の創立以来、多くのデザイナーやアーティストを社会に送り出してきました。 大阪市指定有形文化財の美しい校舎
歴史を感じさせる美しい校舎は、日々の学びのモチベーションを高めてくれます。 プロ仕様の充実した実習設備
各学科には専門的な制作活動に対応できる、最新の施設・設備が整っています。 学びの集大成「工芸展」
3年間の成果を発表する「工芸展」は、生徒にとって最大の目標であり、大きな達成感を得られるイベントです。 同じ志を持つ仲間との出会い
専門分野を学びたいという明確な目的意識を持った仲間が集まるため、刺激し合い、高め合える環境です。 交通の便が非常に良い立地
複数の路線・駅が利用可能で、大阪府内の様々なエリアから通学しやすいです。
大阪府立工芸高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点
「専門的なことを高校から学べるのが最高の環境」 「同じ趣味や目標を持つ友達がたくさんできるので、毎日が楽しい」 「先生方もその道の専門家なので、授業の質が高い」 「工芸展など、目標を持って作品制作に打ち込めるのが良い」 「校舎がおしゃれで、通っているだけで気分が上がる」 「校則が厳しすぎず、自由な雰囲気で過ごしやすい」
気になる点
「専門課題が多く、普通教科との両立が大変な時がある」 「学科によっては女子生徒の比率が非常に高い」 「施設が充実している分、少し古い部分もある」 「体育館が少し狭いと感じる」
アクセス・通学
Osaka Metro谷町線「文の里」駅下車、北へ徒歩約3〜5分 Osaka Metro御堂筋線「昭和町」駅下車、北へ徒歩約7〜10分 JR阪和線「美章園」駅下車、西へ徒歩約7〜10分 近鉄南大阪線「河堀口」駅下車、南西へ徒歩約13分
大阪府立工芸高等学校受験生へのワンポイントアドバイス