大阪産業大学附属高等学校は、一人ひとりの夢や目標に合わせて選べる多彩なコース設定と、活気あふれる部活動が魅力の、大阪市城東区に位置する私立高校です。1928年創立の長い歴史と伝統を持ち、「偉大なる平凡人たれ」という建学の精神のもと、日々の地道な努力を大切にする人間教育を実践しています。

進学指導にも力を入れており、国公立大学や難関私立大学を目指す特進コースから、系列の大阪産業大学への進学や部活動との両立を目指すコース、グローバルな人材を育成するコース、トップアスリートを目指すコースまで、多様な進路希望に対応できる環境が整っています。大阪産業大学附属高等学校での3年間は、きっとあなたを大きく成長させてくれるでしょう。

この記事では、そんな大阪産業大学附属高等学校の偏差値やコースの特色、部活動、進学実績、そして在校生や卒業生からのリアルな口コミまで、受験生や保護者の方が知りたい情報を詳しく、そして分かりやすく解説していきます。あなたの高校選びの参考に、ぜひ最後までご覧ください。

大阪産業大学附属高等学校の基本情報

大阪産業大学附属高等学校の基本的な情報を以下の表にまとめました。

項目 内容
正式名称 大阪産業大学附属高等学校
公立/私立の別 私立
共学/男子校/女子校の別 男女共学
所在地 〒536-0001 大阪府大阪市城東区古市1丁目20番26号
代表電話番号 06-6939-1491
公式サイト https://www.osuh.jp/

大阪産業大学附属高等学校の偏差値・難易度・併願校

大阪産業大学附属高等学校は、コースによって偏差値が大きく異なるのが特徴です。自分の学力や目指す進路に合わせて、最適なコースを選ぶことができます。

学科・コースごとの偏差値

  • 普通科 特進コースⅠ: 52

  • 普通科 特進コースⅡ: 49

  • 国際科 グローバルコース: 48

  • 普通科 進学コース: 45

  • 普通科 スポーツコース: 43

難易度の目安

特進コースⅠは、中堅公立高校の上位層と比較されるレベルです。合格には、中学校の通知表で5段階評価のうち主要5教科で4が中心、副教科でも3以上は欲しいところです。進学コースやスポーツコースは、基礎学力をしっかりと固めていれば、十分に合格を狙えるレベルと言えるでしょう。大阪産業大学附属高等学校を第一志望とする場合は、過去問を繰り返し解き、出題傾向に慣れておくことが重要です。

主な併願校

大阪産業大学附属高等学校の併願校としては、同じくらいの偏差値帯の私立高校がよく選ばれています。

  • 特進コースの併願校例: 大阪学院大学高等学校、関西福祉科学大学高等学校、四條畷学園高等学校など

  • 進学・スポーツコースの併願校例: 大商学園高等学校、大阪商業大学高等学校など

大阪産業大学附属高等学校に設置されている学科・コース

大阪産業大学附属高等学校には、生徒一人ひとりの興味や進路希望に応えるための、特色ある5つのコースが設置されています。

  • 普通科 特進コースⅠ

    国公立大学や難関私立大学への現役合格を目指すコース。平日7時間の授業に加え、放課後や長期休暇中の講習など、学習サポートが充実しています。

  • 普通科 特進コースⅡ

    関関同立をはじめとする難関私立大学への進学を目標とするコース。特進コースⅠと同じカリキュラムで学びながら、基礎から応用まで着実に学力を伸ばします。

  • 普通科 進学コース

    学業と部活動の両立を実践しながら、大阪産業大学への内部進学や、指定校推薦での大学進学を目指すコースです。

  • 普通科 スポーツコース

    全員が運動部に所属し、アスリートとして、またスポーツを通じた人間形成を目指すコース。 卒業後はスポーツ系の大学への進学が多いです。

  • 国際科 グローバルコース

    実践的な語学力と国際感覚を養い、外国語大学や国際系の学部への進学を目指すコース。 留学制度も充実しています。

大阪産業大学附属高等学校の特色・校風

校風キーワード:文武両道、活気がある、規律正しい

大阪産業大学附属高等学校は、建学の精神「偉大なる平凡人たれ」に基づき、地道な努力を重んじる教育を行っています。 約2000人が在籍するマンモス校ならではの活気がありながらも、挨拶や礼儀が徹底されている、規律正しい雰囲気があるようです。

  • 宿題の量: コースによって差はありますが、特に特進コースは毎日課題が出され、小テストも頻繁に行われるため、家庭での学習習慣が必須です。進学コースは部活動と両立できる程度の量のようです。

  • 校則: 他の私立高校と比較すると、校則はやや厳しいという口コミが多いようです。特に頭髪や服装に関する指導は厳しい傾向にあります。スマートフォンの校内での使用は原則禁止されており、朝のHRで預ける決まりになっています。

  • 生徒たちの雰囲気: コースによって雰囲気が異なります。特進コースは真面目に勉強に取り組む生徒が多く、進学・スポーツコースは部活動に打ち込む活発な生徒が多いようです。全体的には明るく元気な生徒が多いという評判です。

  • アルバイト: アルバイトは原則として禁止されています。

  • 制服の評判: 制服については、シンプルで着やすいという意見もあれば、もう少しデザイン性が欲しいという声も聞かれます。夏服はポロシャツもあり、機能的です。

  • 土曜授業: 特進コースは土曜日も4時間の授業があります。 その他のコースは基本的に休みですが、模試や部活動の活動が行われることが多いです。

大阪産業大学附属高等学校の部活動・イベント

部活動

大阪産業大学附属高等学校は、28の運動部と13の文化部があり、非常に活発です。 全国レベルで活躍する部も多く、学校全体で部活動を応援する雰囲気があります。

  • アメリカンフットボール部: 全国大会優勝経験も豊富な強豪として知られています。 「日本一」を目標に日々厳しい練習に励んでいます。

  • 硬式野球部: 甲子園出場経験もある伝統ある部です。専用グラウンドなどの設備も充実しています。

  • ウエイトリフティング部・柔道部: これらの部も全国大会の常連で、多くの優れた選手を輩出しています。

  • ダンス部: 全国大会で入賞するなど、近年非常に力をつけており、人気の高い部活動の一つです。

運動部だけでなく、文化部も吹奏楽部などがコンクールで優秀な成績を収めるなど、活発に活動しています。部活動への加入率は高く、多くの生徒が文武両道を目指して高校生活を送っています。

イベント

大阪産業大学附属高等学校では、生徒たちの絆を深め、学校生活を彩る様々なイベントが年間を通して開催されています。

  • 文化祭(梧桐祭): 毎年秋に開催される文化祭は、クラスごとの展示やステージ発表、文化部の発表などで大変盛り上がります。後夜祭も行われ、生徒にとって大きな楽しみの一つです。

  • 体育祭: 大規模なグラウンドで盛大に行われます。クラス対抗のリレーや応援合戦など、一体感を感じられるイベントです。

  • 修学旅行: 2年生の時に実施されます。普通科はオーストラリア、国際科はアメリカなど、海外へ行くのが大きな特徴です。 スポーツコースではスキー実習も行われます。

  • 芸術鑑賞: 映画、音楽、演劇など、多様な文化に触れる機会が設けられています。

大阪産業大学附属高等学校の進学実績

大阪産業大学附属高等学校は、多彩なコース設定を活かし、国公立大学から難関私立大学、系列大学への進学、専門学校、就職まで、幅広い進路に対応しています。特に近年、特進コースを中心に難関大学への合格実績が向上しています。

  • 国公立大学: 大阪公立大学、和歌山大学、奈良教育大学など、毎年合格者を出しています。

  • 難関私立大学: 関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学といった「関関同立」を中心に、多くの合格者を輩出しています。近畿大学や龍谷大学など、産近甲龍への進学者も多数います。

  • 大阪産業大学への内部進学: 進学コースを中心に、多くの生徒が附属高校ならではの特別推薦(内部推薦)入試制度を利用して大阪産業大学へ進学します。 大阪産業大学は就職に強い大学としても知られています。

  • 指定校推薦: 関西外国語大学など、多くの大学からの指定校推薦枠があります。

進学実績向上の背景には、特進コースでの手厚い学習サポートがあります。平日7時間授業や放課後・長期休暇中の講習、学習合宿などを通じて、生徒の学力を着実に伸ばしています。

大阪産業大学附属高等学校の特長・アピールポイント

大阪産業大学附属高等学校には、他の高校にはないユニークな魅力がたくさんあります。

  • 目標に合わせた5つの専門コース: 国公立大学進学から、国際交流、スポーツまで、自分の夢に直結する専門的なコースで学ぶことができます。

  • 大阪産業大学との高大連携: 附属高校の強みを活かし、大学の講義を体験したり、施設を利用したりする機会が豊富にあります。 系列大学への内部進学という安心の進路も確保されています。

  • 全国レベルの活発な部活動: アメリカンフットボール部や硬式野球部など、全国で活躍する部活動が数多くあり、高いレベルでスポーツに打ち込める環境です。

  • グローバルな視野を育む国際交流: 国際科グローバルコースを中心に、アメリカやオーストラリアへの修学旅行や、希望者向けの長期・短期留学制度が充実しています。

  • 充実した施設・設備: 人工芝のグラウンドや2つの体育館、トレーニングルームなど、生徒がのびのびと活動できる施設が整っています。

  • 創立100周年に向けた進化: 2028年の創立100周年に向けて、新校舎の建設やグラウンドの整備などが計画されており、学校は今まさに進化の途中です。

  • 手厚い進路指導: 各コースの目標に応じた丁寧な進路指導が行われており、生徒一人ひとりの夢の実現をサポートしています。

大阪産業大学附属高等学校の口コミ・評判のまとめ

在校生や卒業生からは、様々な声が寄せられています。学校選びの参考として、良い点と気になる点の両方を紹介します。

良い点

  • 「コースがたくさんあるので、自分に合った環境で勉強できるのが良い。」

  • 「部活動がとても盛んで、学校全体に活気がある。本気で打ち込みたい人におすすめ。」

  • 「先生方が熱心で、進路相談にも親身になって乗ってくれる。」

  • 「体育祭や文化祭などの行事が本当に楽しく、クラスの団結力が強まる。」

  • 「施設が綺麗で広い。特にグラウンドが人工芝なのが嬉しい。」

  • 「附属大学があるので、内部進学という選択肢があるのは安心できる。」

気になる点

  • 「校則が厳しい。特にスマホが校内で使えないのは不便に感じる。」

  • 「マンモス校なので、先生に顔と名前を覚えてもらうのが大変なことがある。」

  • 「駅から少し歩くので、雨の日は少し大変。」

  • 「特進コースは勉強が大変で、部活動との両立が難しいかもしれない。」

  • 「食堂が混雑しがちで、昼休みに座れないことがある。」

アクセス・通学

大阪産業大学附属高等学校は、複数の駅からアクセス可能で、通学に便利な立地です。

  • Osaka Metro(地下鉄)

    • 長堀鶴見緑地線「今福鶴見」駅より徒歩約7分

    • 今里筋線「新森古市」駅より徒歩約7分

  • 京阪本線

    • 「関目」駅より徒歩約15分

  • 大阪シティバス

    • 「鶴見六丁目」停留所より徒歩約1分

大阪市城東区、鶴見区、旭区のほか、守口市、門真市、大東市、東大阪市など、幅広いエリアから生徒が通学しています。

大阪産業大学附属高等学校受験生へのワンポイントアドバイス

大阪産業大学附属高等学校は、「高校生活で何か一つのことに打ち込みたい!」と考えている君にぴったりの学校です。それが勉強でも、部活動でも、国際交流でも、君が本気になれる場所がここにはきっとあります。特に、明確な目標を持って努力できる生徒、そして仲間と協力して何かを成し遂げるのが好きな生徒に、自信を持っておすすめします。

受験勉強においては、まず自分の目標とするコースの偏差値をしっかりと把握することが大切です。特進コースを目指すのであれば、応用問題にも対応できる学力が必要です。進学コースやスポーツコースを目指す場合でも、中学校の基礎的な内容を完璧に理解しておくことが合格への鍵となります。過去問を解いて、出題形式に慣れておくことも忘れないでください。大阪産業大学附属高等学校で、充実した3年間を送りましょう!応援しています。

※最新かつ正確な情報は、必ず高校の公式サイトや学校説明会で確認してください。