姫路市立姫路高等学校、通称「市姫(いちひめ)」は、姫路市にある歴史と伝統を誇る進学校です。1939年の創立以来、「師弟一體(していったい)」「意氣と実踐(いきとじっせん)」「清明率直(せいめいそっちょく)」という校訓のもと、知・徳・体の調和がとれた人材の育成を目指しています。生徒と先生の距離が近く、一体となって目標に向かう校風が魅力の一つです。
姫路市立姫路高等学校の基本情報
姫路市立姫路高等学校の偏差値・難易度・併願校
探究科学コース: 63-65程度 普通科: 60-62程度
姫路市立姫路高等学校に設置されている学科・コース
普通科
文系・理系のバランスの取れたカリキュラムで、幅広い知識を身につけます。国公立大学や難関私立大学への進学を目指す生徒が多く、基礎学力の定着から応用力・実践力の育成まで、きめ細やかな指導が行われます。将来の目標がまだ具体的でない人も、ここで学ぶうちに自分の進みたい道が見つかるはずです。 探究科学コース
推薦選抜で入学するコースで、自然科学や人文科学の枠を超え、主体的に課題を発見し解決する「探究活動」に重点を置いています。 プレゼンテーションやディベートの機会も多く、思考力や表現力を徹底的に鍛えます。将来、研究者やグローバルな舞台で活躍したいという高い志を持つ生徒におすすめです。
姫路市立姫路高等学校の特色・校風
校風・生徒の雰囲気 : 落ち着いた雰囲気の中で、真面目に学習に取り組む生徒が多いようです。 しかし、行事などでは非常に活気があり、クラスの団結力が強いという声が多く聞かれます。宿題の量 : 授業の予習・復習が前提となるため、日々の宿題はきちんとこなす必要があります。特に週末や長期休暇の課題は多いと感じる生徒もいるようです。校則 : 他の高校と比較して、特別厳しいということはないようです。 スマートフォンの校内での使用は原則禁止で、校門で電源を切るルールがあります。服装については、制服の着こなしで厳しく注意されることはあまりないという声があります。制服 : 伝統的なデザインの制服で、特に女子生徒のセーラー服は可愛いと評判のようです。アルバイト : 原則として禁止されています。土曜授業 : 基本的に土曜授業はありませんが、模試などが実施されることはあります。施設 : 校舎内は土足で生活します。下駄箱の混雑がないというメリットがある一方で、カバンなどが汚れやすいという声もあります。 また、敷地内には「パルナソスホール」という本格的な音楽ホールがあり、入学式や文化祭などの行事で使用されるのは大きな特徴です。
姫路市立姫路高等学校の部活動・イベント
部活動
運動部 : 陸上競技部や野球部、サッカー部、テニス部などが県大会で活躍しています。特に、ウエイトリフティング部は全国レベルの実績を誇ります。文化部 : 吹奏楽部は地域のイベントにも多数出演しており、その演奏レベルは高い評価を受けています。 放送部は、NHK杯のコンテストで上位入賞を目指して活動しており、学校行事の運営でも重要な役割を担っています。 その他、コーラス部や書道部なども活発に活動しています。
イベント
姫高祭(文化祭) : 毎年6月に行われる最大のイベントです。各クラスが趣向を凝らした展示やステージ発表を行い、一般公開もされているため地域の方々も楽しみにしています。体育祭 : 秋に開催され、学年対抗で様々な競技に熱中します。応援合戦なども見どころの一つで、クラスの団結力が一層高まります。修学旅行 : 近年では台湾や韓国を訪れるなど、国際交流を兼ねたプログラムが組まれることが多いようです。 姉妹校との交流などを通じて、異文化に触れる貴重な体験ができます。合唱コンクール : パルナソスホールを舞台に、各クラスが練習の成果を披露します。美しいハーモニーがホールに響き渡る、感動的なイベントです。
姫路市立姫路高等学校の進学実績
国公立大学 : 合計94名京都大学 1名 大阪大学 1名 神戸大学 4名 岡山大学 17名 兵庫県立大学 12名 など
難関私立大学(関関同立) :関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学を合わせて134名(延べ人数)
その他 : 近畿大学(67名)や甲南大学(77名)など、地元の大学にも多くの合格者を出しています。 専門学校への進学や就職を選ぶ生徒も少数ながらいます。
姫路市立姫路高等学校の特長・アピールポイント
本格的な音楽ホール「パルナソスホール」の存在 : 学校の敷地内に、パイプオルガンを備えた立派な音楽ホールがあります。 入学式や卒業式、合唱コンクールや文化部の発表会など、様々な場面でこの素晴らしい施設を利用できるのは大きな特権です。主体性を育む「探究活動」の重視 : 全校を挙げて探究活動に力を入れています。 自分で課題を見つけ、情報を集め、分析し、発表するという一連のプロセスを通して、大学での学びや社会で必要とされる「課題解決能力」を養うことができます。活発な国際交流プログラム : オーストラリアや台湾の高校と姉妹校提携を結んでおり、相互訪問やオンラインでの交流が盛んに行われています。 修学旅行でも海外を訪れる機会があり、グローバルな視野を広げることができます。生徒の自主性を尊重する自由な校風 : 創立以来の伝統として、生徒の自主性を重んじる気風が受け継がれています。 校則なども比較的緩やかで、生徒たちはのびのびと学校生活を送っているようです。伝統の「無人購買部」 : 生徒の良心を信頼して運営されている無人販売の購買部があります。これも生徒の自主性を尊重する校風の象徴の一つと言えるでしょう。
姫路市立姫路高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 :「行事がとにかく楽しくて、クラスの団結力が深まる」という声が非常に多いです。 「先生と生徒の距離が近く、質問や相談がしやすい雰囲気がある」といった、手厚いサポート体制を評価する意見が見られます。 「パルナソスホールでの式典やイベントは、他校では味わえない特別な体験」という口コミも特徴的です。 「探究活動を通して、自分の興味を深く掘り下げることができ、進路選択に役立った」という声もあります。
気になる点 :「授業の進度が速く、予習・復習をしっかりしないとついていくのが大変」という意見があります。 「駅から少し距離があり、バスも朝は混雑するため、通学が少し不便」と感じる生徒もいるようです。 「校舎が少し古い」という点を挙げる声も一部で見られます。 「文系クラスでも理系科目の授業が受験直前まであるため、私立大学専願の生徒には負担に感じるかもしれない」という意見もありました。
アクセス・通学
最寄り駅からのアクセス :JR・山陽電車「姫路駅」から神姫バスで約15分、「姫路高校前」バス停下車すぐ。 JR姫新線「播磨高岡駅」から徒歩で約30分、自転車で約15分。 JR播但線「野里駅」から自転車で約20分。
通学エリア :
姫路市内全域から多くの生徒が通学していますが、その他にもたつの市、相生市、赤穂市、宍粟市、神崎郡、揖保郡など、第4学区の広い範囲から生徒が集まっています。 複数の駅からアクセス可能なため、様々な方面から通学しやすい立地と言えます。
姫路市立姫路高等学校受験生へのワンポイントアドバイス