徳島県立城東高等学校は、徳島県内でトップクラスの学力と輝かしい進学実績を誇る、伝統ある進学校です。勉強はもちろんのこと、部活動や学校行事にも全力で打ち込む「文武両道」を体現する生徒たちが集まり、活気に満ちた学校生活を送っています。自由な校風の中で、生徒一人ひとりの自主性を尊重する教育が魅力です。
「城東」での高校生活は、高いレベルで切磋琢磨できる仲間との出会いや、充実した探究活動を通じて、知的好奇心をとことん追求できる3年間になるでしょう。自分の可能性を最大限に伸ばし、夢への第一歩を踏み出したいと考える中学生にとって、徳島県立城東高等学校は最高の環境が整っています。
この記事では、そんな城東高校の偏差値や部活動、学校生活のリアルな様子まで、受験生や保護者の方が知りたい情報を詳しくご紹介します。この記事を読んで、未来の高校生活を具体的にイメージしてみてください。
徳島県立城東高等学校の基本情報
項目 | 内容 |
正式名称 | 徳島県立城東高等学校(とくしまけんりつ じょうとうこうとうがっこう) |
公立/私立の別 | 公立 |
共学/男子校/女子校の別 | 男女共学 |
所在地 | 〒770-0861 徳島県徳島市城東町1丁目4-1 |
代表電話番号 | 088-622-5131 |
公式サイトURL | https://joto-hs.tokushima-ec.ed.jp/ |
徳島県立城東高等学校の偏差値・難易度・併願校
徳島県立城東高等学校は、県内屈指の進学校として知られ、合格には高い学力が求められます。目標に向かって計画的に学習を進めることが重要です。
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普通科:71
この偏差値は、徳島県内の公立高校で最も高いレベルに位置します。同じくらいの偏差値の高校としては、県内には他に選択肢が少ないため、学力トップ層の生徒が城東高校を目指す傾向にあります。合格のためには、中学校の定期テストで常に上位の成績を維持し、内申点も非常に高いレベルで確保しておく必要があります。目安としては、5教科の通知表評価でオール5に近い成績が求められると考えておくと良いでしょう。
徳島県の公立高校入試では、他の公立高校を併願することはできません。そのため、城東高校を受験する場合、併願校は私立高校となります。主な併願先としては、学力特待制度が充実している以下の高校がよく選ばれています。
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徳島文理高等学校(私立)
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生光学園高等学校(私立)
徳島県立城東高等学校に設置されている学科・コース
徳島県立城東高等学校に設置されているのは普通科のみですが、2年生に進級する際に、生徒一人ひとりの興味や進路希望に応じて専門性の高いコースを選択することができます。
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普通科
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文系コース: 人文科学、社会科学系統の大学進学を目指します。国語、地理歴史、公民、英語などの科目を重点的に学び、幅広い教養と論理的思考力を養いたい生徒におすすめです。
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理系コース: 理学、工学、農学、情報科学系統の大学進学を目指します。数学、理科の専門科目を深く掘り下げて学び、科学的な探究心や問題解決能力を伸ばしたい生徒におすすめです。
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医歯薬系コース: 医学部、歯学部、薬学部などの難関医療系学部への進学を目指すコースです。高度な理数系科目の学習に加え、医療現場で求められる倫理観や使命感を育むためのプログラムも用意されており、将来、医療の道に進みたいという強い意志を持つ生徒におすすめです。
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徳島県立城東高等学校の特色・校風
徳島県立城東高等学校の校風は、「自主自律」と「文武両道」という言葉に象徴されます。生徒の主体性を重んじる自由な雰囲気が特徴で、勉強にも部活動にも全力で取り組む生徒が多いです。
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校風のキーワード: 自主自律、文武両道、グローバル、探究学習、活気がある
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宿題の量: 「課題は多い」という声が多数です。特に予習・復習が前提となる授業が多いため、日々の家庭学習の習慣が不可欠です。しかし、その分、着実に学力が身につくという意見もあります。
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校則: 他の高校と比較して「緩やか」という評判です。生徒の自主性を尊重しており、厳しい規則で縛るというよりは、生徒一人ひとりの判断に任せる部分が大きいようです。
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スマホ: 校内での使用は許可されていますが、授業中は電源を切るなどのルールは守られています。昼休みや放課後には自由に使用している生徒が多いようです。
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服装: 定められた制服をきちんと着用することが基本ですが、頭髪などに関する指導は比較的厳しくないという声が多いです。
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生徒たちの雰囲気: 真面目で知的好奇心が旺盛な生徒が多い一方で、学校行事や部活動には全力で楽しむ活発な一面も持ち合わせています。お互いを尊重し、高め合える落ち着いた雰囲気があります。
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アルバイト: 原則として禁止されています。学業に専念することが求められます。
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制服の評判: 伝統的な男子は詰襟(学ラン)、女子はセーラー服です。特に女子の夏服は人気が高いようです。落ち着いたデザインで、好意的に受け止めている生徒が多い印象です。
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土曜授業: 基本的に土曜授業はありませんが、模試や補習などが実施されることはあります。
徳島県立城東高等学校の部活動・イベント
部活動
徳島県立城東高等学校は、県内トップクラスの学業成績だけでなく、部活動も非常に盛んなことで知られています。運動部、文化部ともに多くの部が全国大会に出場するなど、輝かしい実績を誇ります。部活動加入率も高く、多くの生徒が勉強と両立させながら熱心に活動しています。
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運動部:
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陸上競技部: 全国高校駅伝やインターハイの常連校として、全国にその名を知られています。長距離、短距離、フィールド種目ともに優れた選手を多数輩出しています。
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弓道部: 静かな集中力と武道の精神が求められる弓道部は、常に高いレベルで安定した成績を残しており、全国大会でも活躍しています。
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その他、サッカー部、野球部、テニス部なども活発に活動しており、四国大会などで好成績を収めています。
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文化部:
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音楽部(合唱): 全日本合唱コンクール全国大会で何度も金賞を受賞している、日本を代表する高校合唱団の一つです。その美しいハーモニーは多くの人々を魅了しています。
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オーケストラ部: 徳島県内の高校で唯一の常設オーケストラであり、定期演奏会は毎年多くの観客を集める人気のイベントです。多彩な楽器の音色が織りなす壮大な音楽を体験できます。
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美術部、書道部: 各種展覧会で入賞するなど、文化的な活動でも高い実績を誇ります。
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イベント
生徒が主体となって創り上げる学校行事は、城東高校の大きな魅力の一つです。クラスの団結力を高め、忘れられない思い出を作ることができます。
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城東祭(文化祭・体育祭): 毎年9月に行われる学校最大のイベントです。文化祭では、各クラスが趣向を凝らした展示やステージ発表を行い、大変な盛り上がりを見せます。体育祭では、学年やクラス対抗で様々な競技に熱中し、学年の垣根を越えた交流が生まれます。
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クラスマッチ: 年に2回(7月と3月)開催され、バレーボールやサッカー、バスケットボールなどの球技でクラスごとに競い合います。
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修学旅行: 2年生の秋に実施されます。近年は、北海道や関東方面など、国内の様々な場所を訪れ、文化や自然に触れる貴重な体験をしています。
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芸術鑑賞会: 演劇や音楽、古典芸能など、一流の芸術に触れる機会が設けられています。
徳島県立城東高等学校の進学実績
徳島県立城東高等学校は、県内随一の進学校として、毎年非常に高い大学進学実績を誇っています。国公立大学、特に難関大学や医学部への進学者が多いのが大きな特徴です。
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国公立大学
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東京大学、京都大学、大阪大学などの旧帝国大学や、一橋大学、東京工業大学といった最難関大学に毎年合格者を輩出しています。
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地元の徳島大学へは、医学部医学科をはじめ、多数の生徒が進学しています。
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その他、岡山大学、広島大学、神戸大学など、中国・四国・近畿地方の主要な国公立大学にも多くの合格者を出しています。
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難関私立大学
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早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、東京理科大学といった首都圏の難関私立大学や、同志社大学、立命館大学などの関西の有名私立大学にも、安定して多くの合格者を輩出しています。
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進学サポート
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城東高校では、高い進学実績を支えるための手厚いサポート体制が整っています。早朝や放課後、長期休暇中には、生徒の進路希望に応じた様々な補習や講習が開かれており、多くの生徒が活用しています。
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大学の学部・学科研究や、卒業生を招いての講演会など、生徒が早期から自分の進路について深く考える機会も豊富に提供されています。
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徳島県立城東高等学校の特長・アピールポイント
徳島県立城東高等学校には、他の高校にはないユニークな強みや魅力的な取り組みがたくさんあります。
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WWL(ワールド・ワイド・ラーニング)コンソーシアム構築支援事業の拠点校: 文部科学省から指定を受け、先進的な教育研究開発を行っています。特に探究活動に力を入れており、生徒は自ら課題を設定し、論文作成や発表に取り組みます。この活動を通して、大学での研究や社会で役立つ思考力・表現力を養います。
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探究活動「J-Time」: 全生徒が取り組む独自の探究学習プログラムです。国際問題、地域課題、科学技術など、多様なテーマから自分の興味に合わせて研究を進めることができ、知的好奇心を存分に満たすことができます。
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県内唯一の常設オーケストラ部: 高いレベルの演奏活動を通じて、豊かな感性と協調性を育むことができます。定期演奏会は学校の大きな誇りです。
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全国トップレベルの部活動: 合唱部や陸上競技部をはじめ、多くの部活動が全国の舞台で活躍しています。高い目標を持つ仲間と共に、人間的に大きく成長できる環境です。
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自主自律を重んじる自由な校風: 校則は比較的緩やかで、生徒の自主性が尊重されています。生徒主体で運営される学校行事は、企画力や協調性を伸ばす絶好の機会です。
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充実した進路指導と補習体制: 難関大学合格という高い目標を達成するため、経験豊富な先生方による手厚いサポートが受けられます。早朝や放課後の補習も充実しています。
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「チーム城東」の精神: 生徒、教員、保護者、卒業生が一体となって学校を盛り立てる文化が根付いています。卒業生のネットワークも強く、将来の大きな財産となります。
徳島県立城東高等学校の口コミ・評判のまとめ
徳島県立城東高等学校に通う生徒や卒業生からは、様々な声が聞かれます。ここでは、良い点と気になる点を公平にご紹介します。
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良い点
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「周りの生徒のレベルが高く、常に良い刺激を受けながら勉強できる環境が最高」
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「先生方のサポートが手厚く、質問にも丁寧に対応してくれるので心強い」
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「自主性を重んじる校風なので、自分たちで考えて行動する力が身についた」
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「部活動がとても盛んで、全国レベルの活動と勉強を両立でき、充実した毎日を送れる」
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「城東祭などの行事は生徒が主体。準備は大変だけど、クラスの団結力が高まって最高の思い出になる」
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「探究活動を通して、自分の興味をとことん追求できるのが楽しい」
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気になる点
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「とにかく課題や予習が多くて大変。毎日こつこつ勉強する習慣がないとついていくのが難しいかも」
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「校舎や体育館などの施設が少し古いのが気になります」
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「最寄り駅から少し歩くので、雨の日などは少し不便に感じることがある」
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「自由な校風だからこそ、自分で自分を律することができないと流されてしまう可能性がある」
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「周りが優秀な生徒ばかりなので、プレッシャーを感じてしまうこともある」
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アクセス・通学
徳島県立城東高等学校は、徳島市中心部に位置し、比較的通学しやすい場所にあります。
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最寄り駅からのアクセス:
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JR高徳線「徳島」駅より 徒歩約20分
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JR牟岐線「阿波富田」駅より 徒歩約15分
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徳島市営バス「城東高校前」バス停下車すぐ
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通学エリア:
徳島市内から通学する生徒が最も多いですが、その高い人気から、鳴門市、阿南市、小松島市、吉野川市など、徳島県内の広域からJRやバスを利用して通学している生徒も少なくありません。
徳島県立城東高等学校受験生へのワンポイントアドバイス
徳島県立城東高等学校は、「高いレベルで勉強と部活動を両立させたい」「自分の興味や関心を深く探究したい」と考えているあなたに、最高の環境を提供してくれる学校です。自由な校風の中で、何事にも主体的に挑戦し、仲間と切磋琢磨しながら成長したいという強い意欲を持つ生徒に特におすすめします。
徳島県立城東高等学校の合格を勝ち取るためには、中学1・2年生のうちから、授業内容を完璧に理解し、定期テストで常に高得点を取ることが何よりも大切です。特に、主要5教科で苦手分野を作らないようにしましょう。3年生になったら、応用問題にも対応できる思考力を養うために、過去問演習にじっくり取り組むことが合格への鍵となります。高い目標ですが、計画的に努力を続ければ、夢の城東高校での生活が待っています。応援しています!
※最新かつ正確な情報は、必ず高校の公式サイトや学校説明会で確認してください。