東海大学菅生高等学校は、東京都あきる野市の豊かな自然に囲まれた広大なキャンパスでのびのびと学校生活が送れる、文武両道の私立共学校です。「菅生(すがお)」という名前の通り、生徒一人ひとりの個性を大切にし、その可能性を最大限に引き出す教育を実践しています。

部活動の強豪校として全国的にその名が知られていますが、学習面でのサポートも非常に手厚いのが大きな魅力です。東海大学の系列校としてのメリットを活かしつつ、国公立大学や難関私立大学への進学実績も着実に伸ばしています。充実した施設や多彩な学校行事も、東海大学菅生高等学校ならではの魅力と言えるでしょう。

この記事では、そんな東海大学菅生高等学校について、偏差値やコース、学校生活の様子、進学実績、そして在校生や卒業生からのリアルな口コミまで、受験生と保護者の皆さんが知りたい情報を詳しく、そして分かりやすく解説していきます。あなたの高校選びの参考に、ぜひ最後まで読み進めてみてください。

東海大学菅生高等学校の基本情報

項目 内容
正式名称 東海大学菅生高等学校
公立/私立の別 私立
共学/男子校/女子校の別 共学
所在地 〒197-0801 東京都あきる野市菅生1817
代表電話番号 042-559-2200
公式サイト https://www.tokaisugao.ac.jp

東海大学菅生高等学校の偏差値・難易度・併願校

東海大学菅生高等学校の偏差値は、コースによって異なりますが、48から57程度です。 それぞれのコースの偏差値と、同じくらいのレベルの高校、そして合格に必要な内申点の目安を見ていきましょう。

  • 普通科特進コース:57

  • 普通科進学コース:48

同じくらいの偏差値の高校としては、特進コースであれば都立の上水高校や東大和南高校、私立では東海大学付属高輪台高等学校や東洋大学京北高等学校などが挙げられます。 進学コースの場合は、私立の関東第一高等学校や駒場学園高等学校などが併願校として考えられるでしょう。

合格に必要な内申点の目安は、推薦入試の場合、特進コースで5科20程度、進学コースで5科17程度が基準となるようです。 ただし、英検などの資格取得による加点制度もあるため、募集要項で詳細を確認することが大切です。 東海大学菅生高等学校を目指す受験生は、自分の内申点と照らし合わせながら、目標設定をすると良いでしょう。

主な併願校としては、同じ多摩地区の私立高校である八王子学園八王子高等学校や錦城高等学校、拓殖大学第一高等学校などを選ぶ受験生が多い傾向にあります。

東海大学菅生高等学校に設置されている学科・コース

東海大学菅生高等学校には、生徒一人ひとりの進路目標や興味に合わせて選べる、特色あるコースが設置されています。

  • 特進PBLコース

    • 難関大学や海外大学への進学を目指すコースです。 問題解決型学習(PBL)を通して、主体的に学ぶ力や思考力を養います。 高いレベルで文武両道を実現したい、知的好奇心が旺盛な生徒におすすめです。

  • 進学コース

    • 部活動と勉強を両立させながら、東海大学をはじめとする多様な大学への進学を目指すコースです。 幅広い分野の中から自分の興味関心に合わせて進路を選択したい生徒や、高校生活を多方面で充実させたい生徒に向いています。

  • 医学・難関大コース

    • 中等部からの一貫コースですが、2026年度からは高校からの募集も開始される予定です。 その名の通り、医学部や難関大学への現役合格を目指し、ハイレベルな学習環境が提供されます。

東海大学菅生高等学校の特色・校風

東海大学菅生高等学校は、「文武両道」を教育の柱とし、「自由闊達」でありながらも落ち着いた雰囲気を持つ学校です。広大な自然に囲まれたキャンパスでのびのびと学ぶことができます。

  • 校風と生徒の雰囲気

    • 生徒たちは明るく元気で、挨拶が飛び交う活気のある雰囲気です。 部活動に打ち込む生徒が多く、目標に向かって真面目に取り組む姿勢が見られます。一方で、穏やかな生徒も多く、多様な個性を受け入れる土壌があるようです。

  • 校則

    • 校則は、他の私立高校と比較すると標準的か、やや厳しめという声が多いようです。特に服装や頭髪に関する指導はしっかりしているとの口コミが見られます。スマートフォンの校内での使用は制限されているようですが、ルールを守れば持ち込みは可能なようです。

  • 宿題・学習

    • 宿題の量はコースや時期によって差があるようですが、全体的には標準的との意見が多いです。朝学習の時間が設けられているほか、放課後には講習や補習が充実しており、学習サポートは手厚いと言えるでしょう。 また、「自学館」という自習施設があり、朝早くから夕方まで利用できるなど、自主的に学習に取り組める環境が整っています。

  • 制服

    • 制服は品位と機能性を両立させたブレザースタイルで、生徒からの評判は良いようです。 ただし、着こなしに関するルールは比較的厳しいという意見もあります。

  • アルバイト

    • 原則としてアルバイトは禁止されていますが、特別な事情がある場合は許可されることもあるようです。

  • 土曜授業

    • 土曜授業は実施されています。

東海大学菅生高等学校の部活動・イベント

部活動

東海大学菅生高等学校の大きな魅力の一つが、全国レベルで活躍する部活動です。 運動部・文化部ともに非常に活発で、多くの生徒が熱心に活動に取り組んでいます。

  • 運動部

    • 特に硬式野球部は甲子園出場の常連校として全国的に有名で、プロ野球選手も輩出しています。 甲子園優勝を目標に、厳しい練習に励んでいます。

    • その他にも、男子バスケットボール部、男子バレーボール部、卓球部などが全国大会や関東大会で輝かしい実績を収めています。

  • 文化部

    • 文化部では吹奏楽部が特に有名で、全日本吹奏楽コンクールで金賞を受賞するなど、全国トップレベルの実力を誇ります。 定期演奏会や地域のイベントでも活躍しており、その演奏は多くの人々を魅了しています。

    • 珍しい部活動としては、広大な自然環境を活かしたワンダーフォーゲル部があります。

イベント

東海大学菅生高等学校では、生徒たちの思い出を彩る多彩な学校行事が一年を通して開催されます。

  • 菅生祭(文化祭)

    • 毎年秋に開催される文化祭は、学校全体が一体となって盛り上がる最大のイベントです。 クラスごとの展示や発表、文化部のステージ、有志によるパフォーマンスなど、多彩な企画で来場者を楽しませます。

  • 体育祭

    • 体育祭では、クラス対抗で様々な競技に熱戦を繰り広げます。生徒たちの団結力やエネルギーが感じられる一日です。

  • 修学旅行

    • 修学旅行では、平和学習や文化体験など、普段の学校生活では得られない貴重な経験をします。近年では海外へ行くこともあるようです。

  • その他

    • 校外学習や芸術鑑賞教室、全校応援など、年間を通して様々な行事が予定されており、充実した高校生活を送ることができます。

東海大学菅生高等学校の進学実績

東海大学菅生高等学校は、東海大学への内部推薦制度がある一方で、他大学への進学サポートも非常に手厚く、国公立大学や難関私立大学へも多くの合格者を輩出しています。

約8割の生徒が4年制大学や短期大学へ進学しており、そのうち約4割が東海大学へ、残りの4割が他大学へ進んでいるというデータがあります。

  • 国公立大学

    • 横浜国立大学などの国公立大学へも合格実績があります。

  • 難関私立大学

    • 早稲田大学、上智大学、東京理科大学、MARCH(明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学)といった難関私立大学にも、毎年安定した合格実績を誇っています。

  • 東海大学への進学

    • 東海大学への付属推薦制度が充実しており、希望者の約9割が現役で合格しています。 医療、理工、文、芸術など多彩な学部を持つ総合大学であるため、幅広い進路選択が可能です。

  • 進学サポート

    • 進学実績を支えているのが、手厚い進学サポート体制です。通常授業に加え、レベル別の講習や長期休暇中の講習、個別指導など、生徒一人ひとりの目標に合わせた指導が行われています。 また、ICT教材を積極的に活用し、効率的な学習環境を整えています。

東海大学菅生高等学校の特長・アピールポイント

東海大学菅生高等学校には、他の高校にはないユニークな魅力がたくさんあります。

  • 広大な自然に囲まれた学習環境

    • 東京ドーム約3.5個分とも言われる広大なキャンパスは、豊かな自然に恵まれています。 四季の移ろいを感じながら、のびのびとした環境で学ぶことができます。

  • 全国レベルの文武両道

    • 硬式野球部や吹奏楽部をはじめ、全国大会で活躍する部活動が多数あります。 高いレベルで部活動に打ち込みながら、大学進学も目指せる環境が整っています。

  • 東海大学との強力な連携

    • 東海大学の系列校として、大学の講義を体験できたり、高大連携プログラムに参加できたりする機会が豊富にあります。 付属推薦制度を利用して、東海大学へ進学する道も開かれています。

  • 充実した学習支援システム「自学館」

    • 「自習・講習・学習相談」の3つの機能を備えた「自学館」は、生徒の自主的な学びを力強くサポートします。 静かな環境で集中して自習に取り組めるほか、放課後講習もここで行われます。

  • 最先端のICT教育

    • 全生徒がChromebookを所有し、Googleの教育向けツールを活用した授業が展開されています。 「学校情報化優良校」にも認定されており、最先端のICT環境で学ぶことができます。

  • グローバル教育の推進

    • オーストラリアへの語学研修や交換留学など、国際交流プログラムが充実しています。 ネイティブ教員も在籍しており、実践的な英語力を身につける機会が豊富です。

  • 人間力を育む多彩な学校行事

    • 「菅生祭」や体育祭、修学旅行といった大きなイベントはもちろん、地域貢献活動など、社会性を育む様々な体験活動が用意されています。

東海大学菅生高等学校の口コミ・評判のまとめ

東海大学菅生高等学校について、在校生や卒業生からは様々な声が寄せられています。

  • 良い点:

    • 「部活動に本気で打ち込める環境がある」「全国を目指す仲間と切磋琢磨できる」といった、部活動に関するポジティブな口コミが非常に多いです。

    • 「先生方が熱心で、進路相談にも親身に乗ってくれる」「学習サポートが手厚く、安心して勉強できる」など、面倒見の良さを評価する声も目立ちます。

    • 「自然豊かで広大なキャンパスが気持ちいい」「施設が充実している」といった、学習環境に関する満足度も高いようです。

    • 「行事がとても盛り上がり、クラスの団結力が強まる」という声も多く聞かれます。

  • 気になる点:

    • 「最寄り駅からバスに乗る必要があり、アクセスが少し不便」「坂道が多いので通学が大変」といった、立地に関する意見が見られます。

    • 「校則が少し厳しいと感じることがある」「スマートフォンの使用制限が厳しい」といった声も一部あります。

    • 「自然が豊かな分、虫が多い」「冬は寒い」といった、環境ならではの意見も聞かれます。

アクセス・通学

東海大学菅生高等学校へのアクセスは、複数の駅からバスを利用するのが一般的です。

  • JR青梅線「小作駅」西口より西東京バス「東海大学菅生高校」行きで約13分

  • JR五日市線「秋川駅」北口より西東京バス「東海大学菅生高校」行きで約11分

  • JR中央線「八王子駅」南口よりスクールバスも運行されています。

通学している生徒は、あきる野市、八王子市、青梅市、羽村市、福生市といった西多摩エリアや、立川市、昭島市など中央線沿線のエリアからが多いようです。また、埼玉県や神奈川県、山梨県から通学している生徒もいます。

東海大学菅生高等学校受験生へのワンポイントアドバイス

東海大学菅生高等学校は、「何かに本気で打ち込みたい!」という強い情熱を持った君に、最高の舞台を用意してくれる学校です。甲子園を目指して白球を追いかけたい君も、美しいハーモニーを奏でたい君も、そしてもちろん、難関大学への合格という夢を叶えたい君も、その熱い思いを全力で受け止め、応援してくれる先生や仲間がここにはいます。

受験勉強においては、まず基礎学力を固めることが何よりも大切です。特に推薦入試や併願優遇を考えている人は、中学校の成績、つまり内申点をしっかりと確保することが合格への近道になります。日々の授業を大切にし、定期テストで着実に結果を残していきましょう。また、東海大学菅生高等学校の入試では面接も重視されます。「なぜ菅生高校で学びたいのか」「高校でどんなことに挑戦したいのか」を自分の言葉でしっかりと伝えられるように、自己分析を深めておくことも忘れないでください。君の挑戦を心から応援しています!

※最新かつ正確な情報は、必ず高校の公式サイトや学校説明会で確認してください。