神奈川県立橋本高等学校は、1978年に開校した歴史ある全日制普通科の高校です。 JR横浜線・相模線、京王相模原線が乗り入れる橋本駅から徒歩圏内という交通の便の良さに加え、落ち着いた学習環境が魅力です。 生徒一人ひとりの「行きたい進路」の実現をサポートすることを目標に掲げ、充実した教育活動を展開しています。

橋本高校は、国際理解教育、武道教育、そして「EBS」と呼ばれる朝学習の3つを大きな特色としています。 これらのユニークな取り組みを通じて、学力だけでなく、豊かな人間性や社会性を育むことを目指しています。活気あふれる学校行事や部活動も、充実した高校生活を彩ります。

この記事では、そんな神奈川県立橋本高等学校について、偏差値や難易度、学校生活の様子、進学実績などを、中学生や保護者の皆さんにも分かりやすく解説していきます。あなたの高校選びの参考に、ぜひ最後まで読み進めてみてください。

神奈川県立橋本高等学校の基本情報

項目 内容
正式名称 神奈川県立橋本高等学校
公立/私立の別 公立
共学/男子校/女子校の別 男女共学
所在地 〒252-0143 神奈川県相模原市緑区橋本8-8-1
代表電話番号 042-774-0611
公式サイト https://www.pen-kanagawa.ed.jp/hashimoto-h/

神奈川県立橋本高等学校の偏差値・難易度・併願校

神奈川県立橋本高等学校の合格の目安となる偏差値は「52」程度とされています。

合格のためには、内申点と学力検査のバランスが重要になります。選考の比率は「内申:学力検査=5:5」と標準的です。 そのため、日々の授業に真面目に取り組み、定期テストでしっかりと点数を取ることが、橋本高校への合格の鍵となります。合格者の内申点の平均は、135点満点中97点前後という情報があります。

同じくらいの偏差値の高校としては、県立城山高等学校、県立津久井高等学校、県立上溝高等学校などが挙げられます。 併願校としては、私立の向上高等学校などが選ばれることが多いようです。

神奈川県立橋本高等学校に設置されている学科・コース

橋本高校に設置されているのは「普通科」のみです。 1年次では芸術科目以外は全員が同じ科目を学び、基礎学力の定着を目指します。 2年次からは文理系と理系に分かれ、それぞれの進路希望に応じた学習を進めていきます。 3年次にはさらに選択科目の幅が広がり、大学受験対策の科目はもちろん、中国語や韓国語入門といった国際理解に関する科目や、幼児教育音楽など、多様なニーズに応える講座が用意されています。

  • 普通科:幅広い進路に対応できるカリキュラムが組まれており、2年次から文系・理系に分かれます。 自分の興味や将来の目標に合わせて、多様な選択科目から学ぶことができます。

神奈川県立橋本高等学校の特色・校風

橋本高校は、「落ち着いた雰囲気」と「文武両道」をキーワードに語られることが多い学校です。国際交流や武道教育といった特色ある教育活動を通じて、生徒の主体性を育む校風があります。

  • 宿題の量:多いと感じるか少ないと感じるかは個人差があるようですが、毎朝10分間の「EBS(Early Birds Session)」と呼ばれる小テストがあり、基礎学力の定着を図っています。

  • 校則:以前は厳しいという声もありましたが、生徒の声によって防寒着の着用が認められるなど、時代に合わせて見直される動きもあるようです。 スマートフォンの校内での使用は、電源を切るかマナーモードに設定し、カバンの中にしまっておくのがルールのようです。

  • 生徒たちの雰囲気:真面目な生徒と活発な生徒がバランスよく在籍しているという印象です。学校行事などでは、クラス一丸となって盛り上がるようです。

  • アルバイト:アルバイトは原則として禁止されていませんが、学業との両立が求められます。

  • 制服の評判:制服は可愛い、格好いいと評判が高いようです。 特に女子の制服は人気があります。カーディガンやベストの色は指定されていますが、靴下は自由なため、そこで個性を出している生徒も多いようです。

  • 土曜授業:土曜授業は基本的に実施されていません。

神奈川県立橋本高等学校の部活動・イベント

部活動

橋本高校は部活動も盛んで、多くの生徒が熱心に活動しています。 運動部、文化部ともに種類が豊富です。

特に、武道教育に力を入れている学校ならではの「剣道部」と「居合道部」は特色ある部活動と言えるでしょう。 体育の授業で男子は剣道、女子は居合道を学ぶため、初心者でも始めやすい環境です。 ダンス部やバスケットボール部、吹奏楽部なども活発に活動しています。

イベント

橋本高校の学校生活は、多彩なイベントで彩られています。

  • 欅翔祭(文化祭):毎年9月に行われる文化祭は「欅翔祭(きょしょうさい)」と呼ばれ、大変な盛り上がりを見せます。

  • 体育祭:春に行われる体育祭は、結団式から全校で一丸となって取り組み、グラウンドが歓声に包まれる一大イベントです。

  • 武道大会:12月には、体育の授業の成果を発揮する武道大会が開催されます。 クラス対抗の団体戦や個人戦は白熱し、体育館が熱気に包まれます。

  • 修学旅行:修学旅行では、九州や沖縄などを訪れています。

神奈川県立橋本高等学校の進学実績

橋本高校は、「行ける進路」ではなく「行きたい進路」の実現をスローガンに、手厚い進路指導を行っています。 近年、大学進学者の割合が増加しており、卒業生の約7割が大学へ進学しています。

主な進学先としては、法政大学、専修大学、東洋大学などが挙げられます。 その他、神奈川大学など地元の大学への進学者も多い傾向があります。大学進学以外にも、専門学校への進学や就職など、多様な進路選択が実現されています。

1年生の時から自己分析を含むキャリアプログラムを実施し、生徒一人ひとりが自身の将来と向き合う機会を設けていることが、高い進学実績につながっているようです。

神奈川県立橋本高等学校の特長・アピールポイント

橋本高校には、他の高校にはないユニークな魅力がたくさんあります。

  • 特色ある武道教育:体育の授業で、男子は「剣道」、女子は全国的にも珍しい「居合道」を3年間学びます。 礼儀作法や集中力が身につき、心身ともに成長できる機会となっています。

  • 活発な国際理解教育:オンラインでの国際交流やオーストラリアへの訪問研修などを実施しており、異文化に触れる機会が豊富です。 選択科目には「韓国語入門」や「中国語」などもあります。

  • 基礎学力を固める「EBS」:毎朝10分間、主要5教科の小テストなどを行う「Early Birds Session」を導入しています。 朝の短い時間で学習習慣を確立し、基礎学力の定着を図ります。

  • インクルーシブ教育の実践:すべての生徒が共に学び、お互いを理解し尊重し合う共生社会の実現を目指す「インクルーシブ教育実践推進校」に指定されています。

  • 人気の高い制服:生徒からの評判が良い、スタイリッシュなブレザータイプの制服です。

  • 充実した学校行事:体育祭や文化祭「欅翔祭」、そしてクライマックスの武道大会など、生徒が主体となって盛り上がる行事がたくさんあります。

  • アクセス良好な立地:最寄りの橋本駅から徒歩圏内と、通学に便利な場所にあります。

神奈川県立橋本高等学校の口コミ・評判のまとめ

橋本高校の在校生や卒業生からは、様々な声が寄せられています。

  • 良い点:「制服が可愛い」という声は非常に多く聞かれます。 また、「行事が楽しく、クラスの団結力が強い」「部活動が盛んで充実している」といったポジティブな意見も目立ちます。国際交流や武道教育といった特色あるプログラムを評価する声もあります。

  • 気になる点:一方で、「校舎が少し古い」という意見が見られます。 また、「先生の指導力にばらつきがある」と感じる生徒もいるようです。 校則については、以前よりは緩和されたものの、まだ厳しいと感じる部分もあるという声も聞かれます。

アクセス・通学

橋本高校は、複数の路線が利用できる便利な場所にあります。

  • 最寄り駅からのアクセス

    • JR横浜線・相模線、京王相模原線「橋本駅」から徒歩約15分

    • JR横浜線「相原駅」から徒歩約12~14分

    • 橋本駅北口または南口からバスを利用し、「上町」バス停下車、徒歩約3分というルートもあります。

相模原市内からの通学者が多いですが、横浜線や京王線沿線など、比較的広いエリアから生徒が通っています。

神奈川県立橋本高等学校受験生へのワンポイントアドバイス

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。神奈川県立橋本高等学校は、勉強だけでなく、部活動や学校行事にも全力で打ち込みたい、そして高校生活を通じて国際的な視野を広げたり、日本の伝統文化に触れたりしたい、そんなあなたにぴったりの学校かもしれません。

橋本高校の入試では、内申点と当日の学力検査の点数が同じ比重で評価されます。 ですから、まずは中学校の授業を大切にし、提出物をきちんと出し、定期テストで良い成績を収めることが合格への第一歩です。その上で、苦手科目をなくし、得意科目をさらに伸ばすための受験勉強に計画的に取り組みましょう。ユニークな教育活動で、充実した3年間が送れる橋本高校を目指して、頑張ってください!応援しています。

※最新かつ正確な情報は、必ず高校の公式サイトや学校説明会で確認してください。