兵庫県立神戸甲北高等学校は、神戸市北区に位置する、県内で初めて総合学科を設置した歴史ある公立高校です。一人ひとりの興味や関心、そして将来の夢に合わせて、多彩な選択科目の中から自分だけの時間割を作成できるのが、神戸甲北高等学校の最大の魅力と言えるでしょう。普通科目だけでなく、専門的な内容も深く学べるため、早くから自分の進路を見据え、主体的に学びたいと考えている中学生にとって、まさに理想的な環境が整っています。
神戸甲北高等学校の基本情報
神戸甲北高等学校の偏差値・難易度・併願校
神戸甲北高等学校に設置されている学科・コース
総合学科 : 自分の将来の夢や目標に合わせて、人文科学、自然科学、国際理解、情報、芸術、福祉・保育、スポーツ健康など、多岐にわたる分野の科目を選択し、深く学ぶことができます。 将来やりたいことが明確な人はもちろん、「高校生活を通して自分の可能性を見つけたい」と考えている生徒に最適な学科です。神戸甲北高等学校では、この総合学科の強みを活かし、生徒の主体的な学びをサポートしています。
神戸甲北高等学校の特色・校風
校則 : 校則は、他の公立高校と比較して、やや厳しいという声が見られます。特に、スマートフォンの校内での使用は原則禁止されており、電源を切ってカバンにしまうルールになっているようです。 服装や頭髪に関しても、清潔さを保つよう指導が行われています。宿題の量 : 宿題の量は、選択する科目によって異なりますが、全体的には標準的か、やや多めと感じる生徒もいるようです。特に大学進学を目指す生徒向けの科目では、予習・復習が欠かせません。生徒の雰囲気 : 生徒は真面目で落ち着いた雰囲気の生徒が多い一方で、活発な生徒もおり、多様な個性を持つ生徒が集まっています。総合学科のため、様々な興味関心を持つ友人と出会えるのも神戸甲北高等学校の魅力の一つです。アルバイト : アルバイトは原則として禁止されています。制服 : 制服は、男女ともにブレザースタイルで、特に女子の制服は可愛いと評判のようです。土曜授業 : 土曜授業は基本的にありませんが、進学補習などが行われる場合があります。
神戸甲北高等学校の部活動・イベント
部活動
運動部 : ラグビー部、女子ソフトテニス部、ダンス部などが活発に活動しています。特に女子ソフトテニス部は、北区大会で準優勝するなど実績を残しています。文化部 : 吹奏楽部、書道部、美術部といった文化部のほか、天文気象部や漫画研究部など、ユニークな部活動も存在します。 天文気象部は、明石市立天文科学館での研修など、校外での活動も積極的に行っています。
イベント
甲北祭(文化祭) : 毎年6月頃に開催される文化祭は、クラスや文化部による展示やステージ発表で大変盛り上がります。体育祭 : 体育祭は、クラス対抗で様々な競技に熱戦を繰り広げ、生徒たちの団結力が高まる一日です。修学旅行 : 近年では、沖縄の石垣島などを訪れ、マリンアクティビティや現地の文化に触れる体験をしています。 高校生活の中でも特に思い出深い行事の一つとなっているようです。
神戸甲北高等学校の進学実績
国公立大学 : 近年の実績として、高知工科大学などへの合格者が出ています。難関私立大学 : 「関関同立」と呼ばれる関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学へは、合わせて10名以上の合格者を輩出しています。その他 : 甲南大学や神戸学院大学といった兵庫県内の大学への進学者が多い傾向にあります。 また、大学進学だけでなく、専門学校への進学や就職など、生徒の多様な進路実現をサポートしています。
神戸甲北高等学校の特長・アピールポイント
自分だけの時間割が作れる「総合学科」 : 県内初の総合学科として、長年の実績とノウハウがあります。約100種類もの豊富な選択科目から、自分の興味や進路に合わせて自由に授業を組み合わせることができ、大学での学びに近い主体的な学習が可能です。キャリア教育プログラム「Kシリーズ」 : 1年次の「K-Basic」、2年次の「K-Standard」、3年次の「K-Advanced」と、3年間を通して段階的にキャリア意識を高める独自の探究学習プログラムを実践しています。 地域や大学、専門機関と連携した探究活動を通して、社会で生きる力を育みます。地域と連携した学びの機会が豊富 : 神戸電鉄や神戸市北区役所など、地域の企業や団体と連携した授業やインターンシップが充実しています。 地域社会に貢献しながら、実践的な学びを深めることができます。自然豊かな学習環境 : 六甲山の麓に位置し、標高は約390メートルと、県内の公立高校で最も高い場所にあります。 落ち着いた環境で、四季の移ろいを感じながら学習に集中できます。2025年度からの新しい学校「北神戸総合高等学校」への期待 : 神戸北高等学校との統合により、「北神戸総合高等学校」として新たなスタートを切ります。 これまでの神戸甲北高等学校の総合学科としての実績を継承しつつ、気象天文を中心とした自然科学分野の学びの充実などが計画されており、さらなる発展が期待されます。
神戸甲北高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 :「総合学科なので、自分の興味がある分野を深く学べるのが良い」 「将来の夢が決まっている人にとっては、受験に必要な科目に絞って勉強できるので効率的」 「先生方が親身に進路相談に乗ってくれる」 「生徒は穏やかな人が多く、落ち着いた学校生活が送れる」 「制服が可愛いと友達から褒められる」
気になる点 :「校則が少し厳しいと感じることがある。特にスマホの使用ルールは厳しい」 「最寄り駅から坂道を15分以上歩くので、夏は少し大変」 「施設の古さが少し気になる部分がある」 「総合学科のシステム上、クラス単位での行動が少なく、友人関係が希薄に感じる人もいるかもしれない」
アクセス・通学
神戸電鉄有馬線「北鈴蘭台」駅 より、東へ徒歩約15〜16分阪急バス「筑紫が丘5丁目」バス停 より、徒歩約4分
神戸甲北高等学校受験生へのワンポイントアドバイス