育英高等学校は、兵庫県神戸市長田区に校舎を構える、125年以上の歴史と伝統を誇る私立の共学校です。「各有能(おのおののうあり)」という創立者の理念のもと、生徒一人ひとりの個性や能力を最大限に引き出す教育を実践しています。文武両道を掲げ、学業だけでなく部活動にも力を入れているのが育英高等学校の大きな魅力です。
育英高等学校の基本情報
育英高等学校の偏差値・難易度・併願校
学科・コースごとの偏差値 特別進学(理系選択)コース:55 特別進学(文系選択)コース:55 理系進学コース:51 文系進学コース:51 総合進学コース:48
育英高等学校に設置されている学科・コース
特別進学コース(理系選択/文系選択)
国公立大学や難関私立大学への現役合格を目指すコースです。少人数制のクラスで、質の高い授業が展開されます。大学進学への強い意志を持ち、ハイレベルな環境で学びたい生徒におすすめです。 理系進学コース
理系・医療看護系の大学や専門学校への進学を目指します。理数系の科目に重点を置いたカリキュラムで、実験や実習も多く取り入れられています。将来、理系の分野で活躍したい生徒に適しています。 文系進学コース
文系の大学や短期大学、専門学校への進学を目指すコースです。文系科目をバランスよく学び、幅広い知識と教養を身につけます。多様な進路に対応できる力を養いたい生徒におすすめです。 総合進学コース
大学、短期大学、専門学校への進学から就職まで、幅広い進路に対応するコースです。基礎学力の定着を図りながら、個々の興味や関心に応じた多様な選択科目を履修できます。自分の可能性をじっくり探したい生徒にぴったりです。
育英高等学校の特色・校風
校風を表すキーワード
文武両道、質実剛健、自主自律 宿題の量
コースによって差がありますが、特に特別進学コースでは、日々の課題や小テストが多く、家庭学習の習慣が身につく環境です。進学クラスでは9時間授業の日もあるという声もあります。 校則
校則は比較的厳しいという口コミが多く見られます。特に頭髪や服装に関する指導は厳しいようです。スマートフォンの校内での使用は電源を切る必要があり、持ち込みは許可されていますが使用には制限があります。 生徒たちの雰囲気
生徒は明るく、友達思いの生徒が多いという評判です。部活動が盛んなこともあり、活発な生徒が多いようです。いじめは少ないという声が多く聞かれます。 アルバイト
原則としてアルバイトは禁止されています。 制服の評判
制服は、特に女子生徒から「かわいい」と評判が良いようです。シャツやセーターの種類がいくつかあり、組み合わせを楽しめる点も人気の理由です。 土曜授業
進学クラスでは土曜授業があるようです。
育英高等学校の部活動・イベント
部活動
特に有名な部活動 硬式野球部 :甲子園の優勝経験もある全国屈指の強豪校として知られています。プロ野球選手も多数輩出しており、専用のグラウンドなど練習環境も整っています。サッカー部 :県内でも常に上位の成績を収める強豪です。高円宮杯U-18サッカーリーグにも参戦しており、高いレベルでのプレーが可能です。陸上競技部 :駅伝や個人種目で近畿大会や全国大会に出場する選手を育成しています。
全体の様子
運動部では、上記の他にハンドボール部、バレーボール部、柔道部なども強豪として知られています。文化部では、吹奏楽部や書道部、美術部などが活動しています。女子バスケットボール同好会やESS同好会など、新しい活動も生まれています。
イベント
育英祭(文化祭)
毎年秋に開催される文化祭は、育英高校で最も盛り上がるイベントの一つです。各クラスや文化部による展示、ステージ発表、模擬店などが行われ、多くの来場者で賑わいます。 体育祭
クラス対抗で様々な競技に臨み、熱い戦いが繰り広げられます。クラスの団結力が高まる一日です。 修学旅行
2年生の修学旅行は、生徒が「ハワイ」または「北海道スキー合宿」の2つのコースから選択できるのが大きな特徴です。ハワイコースでは現地の高校との交流や文化学習、北海道コースでは大自然の中でのスキー・スノーボード体験ができ、どちらも忘れられない思い出となるでしょう。
育英高等学校の進学実績
主な大学進学実績(2024年度) 国公立大学 :4名難関私立大学(関関同立) :45名(関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学)難関私立大学(GMARCH) :3名難関私立大学(早慶上理ICU) :1名
その他
産近甲龍(京都産業大学、近畿大学、甲南大学、龍谷大学)をはじめ、多くの私立大学に合格者を出しています。また、看護医療系の専門学校への進学や、地元企業への就職実績も豊富です。 進学サポート
放課後には希望者対象の特別講座が開講されたり、夏休みなどの長期休暇中には講習が実施されたりと、進学実績を支える手厚いサポート体制が整っています。
育英高等学校の特長・アピールポイント
125年以上の歴史と伝統
創立以来、多くの卒業生を社会に送り出してきた歴史と伝統が、現在の校風や教育の礎となっています。 文武両道を高いレベルで実践
全国レベルの部活動に打ち込みながら、大学進学も目指せる環境が整っています。 選択制のユニークな修学旅行
「ハワイ」と「北海道」から行き先を選べる修学旅行は、生徒にとって大きな魅力の一つです。 ICT教育の推進
全生徒にタブレット端末(iPad)が配布され、授業や探究活動、学校からの連絡など、あらゆる場面でICTが活用されています。文部科学省の「高等学校DX加速化推進事業(DXハイスクール)」にも採択されています。 探究活動の重視
グループ単位での探究活動を通して、課題発見・解決能力やコミュニケーション能力を養います。 豊富な指定校推薦枠
多くの大学から指定校推薦の枠が寄せられており、進路選択の幅が広がります。 きめ細やかなコース設定
生徒の学力や進路希望に応じて5つのコースが設置されており、自分に合った環境で学ぶことができます。
育英高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 「部活動がとても盛んで、本気で打ち込みたい人には最高の環境だと思う」 「先生方が熱心で、進路相談にも親身に乗ってくれる」 「指定校推薦の枠が多いので、真面目に学校生活を送っていれば大学に進学しやすい」 「クラスの雰囲気が良く、楽しい友達がたくさんできた」 「制服が可愛いと周りから褒められる」 「体育祭や文化祭などの行事がとても盛り上がり、良い思い出になる」
気になる点 「校則が他の高校に比べて厳しいと感じる。特に頭髪検査は厳しい」 「進学コースは課題や小テストが多く、勉強が大変」 「駅から坂道を歩くので、夏は少し大変」 「施設が少し古い部分がある」 「先生によっては指導が厳しいと感じることがある」
アクセス・通学
最寄り駅からのアクセス 神戸市営地下鉄西神・山手線「板宿駅」から徒歩約11分 山陽電鉄本線「板宿駅」から徒歩約11分 神戸高速線「西代駅」から徒歩約14分 JR神戸線「鷹取駅」からバス利用、「育英高校前」下車すぐ
通学エリア
神戸市長田区、須磨区、垂水区、兵庫区など、神戸市内を中心に、明石市や三木市などからも多くの生徒が通学しています。北区から通っている生徒もいるようです。
育英高等学校受験生へのワンポイントアドバイス