栃木県立小山高等学校、通称「小高(おこう)」は、100年以上の歴史と伝統を誇る、地域を代表する進学校です。「聡・直・剛」という校訓のもと、知性、誠実さ、そして心身のたくましさを兼ね備えた人材の育成を目指しています。進学実績はもちろんのこと、活発な部活動や探究学習など、充実した高校生活を送るための環境が整っているのが大きな魅力です。
小山高等学校の基本情報
小山高等学校の偏差値・難易度・併願校
普通科:59 数理科学科:57
白鷗大学足利高等学校 佐野日本大学高等学校 國學院大學栃木高等学校
小山高等学校に設置されている学科・コース
普通科
幅広い教養を身につけ、様々な進路希望に対応できる学科です。 1年次では基礎学力を固め、2年次からは文系と理系に分かれて専門性を高めていきます。 大学と連携した探究プログラムも用意されており、学問の面白さを深く追求できます。 数理科学科
栃木県内の公立高校で唯一設置されている理数系の専門学科です。 数学や理科に強い興味関心を持つ生徒におすすめで、観察や実験、課題研究などを通して探究的な学びを深めていきます。 大学との連携も密で、高度な研究に触れる機会も豊富です。
小山高等学校の特色・校風
宿題の量
宿題は毎日出される傾向があり、予習・復習をしっかり行う習慣が求められます。特に、長期休暇中の課題は量が多いと感じる声もあるようです。 校則
校則は、他の高校と比較すると標準的か、やや厳しめという意見が見られます。特に頭髪や服装に関する指導は定期的に行われるようです。スマートフォンの校内での使用については、ルールを守って使用することが求められます。 生徒たちの雰囲気
真面目で落ち着いた生徒が多い印象です。学習意欲が高い生徒が集まっているため、授業中は集中して取り組む雰囲気ができています。男女の仲も良く、学校行事などでは協力して盛り上がります。 アルバイト
原則としてアルバイトは禁止されていますが、特別な事情がある場合は許可されることもあるようです。 制服
男子は伝統的な黒の学ラン、女子は紺のブレザーです。派手さはありませんが、清楚で真面目な印象を与えると評判です。 土曜授業
土曜日に課外講座などが開かれることがあります。 また、令和7年度より、生徒の主体性を育む観点から、全生徒必須だった「朝の学習」が希望制に変更されるなど、新しい取り組みも始まっています。
小山高等学校の部活動・イベント
部活動
特に有名な部活動 野球部 :過去には春の選抜高校野球大会に2回出場した実績を持つ伝統ある部です。剣道部、ウェイトリフティング部、陸上競技部、ボクシング部 :近年、インターハイや国体などの全国大会に出場しており、高いレベルでの活躍が見られます。放送部 :全国大会に出場するなど、文化部も非常に活発です。
イベント
聡輝祭(そうきさい) – 文化祭
以前は体育祭と隔年開催でしたが、近年の気候変動への配慮から、令和7年度より毎年実施されることになりました。 クラスごとの企画や文化部の発表、有志によるステージパフォーマンスなど、大変な盛り上がりを見せます。キッチンカーが来たり、一般公開も行われたりと、地域にとっても楽しみなイベントの一つです。 球技大会
クラス対抗で様々な球技を競い合います。クラスの団結力が高まる人気の行事です。 修学旅行
2年生の時に実施され、主に関西方面(京都など)を訪れます。 クラス別研修では、自分たちでコースを決めて名所旧跡を巡り、歴史や文化を学びながら友人との絆を深めます。
小山高等学校の進学実績
国公立大学
東北大学や東京工業大学といった難関国立大学をはじめ、地元の宇都宮大学、筑波大学、茨城大学、群馬大学などへ安定した合格実績があります。 2023年度の入試では、国公立大学に61名が合格しました。 難関私立大学
早稲田大学、慶應義塾大学、東京理科大学などの難関私立大学や、GMARCH(学習院大学、明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学)にも多くの合格者を出しています。 進学サポート
生徒の進路実現を支援するため、土曜日の講座や長期休暇中の補習などが充実しています。 また、大学との連携を活かした探究プログラムや課題研究は、総合型選抜や学校推薦型選抜での強みとなっており、国公立大学の推薦入試では全国平均を大きく上回る高い合格率を誇っています。
小山高等学校の特長・アピールポイント
県内唯一の「数理科学科」
理数系の探究に特化した専門学科があり、大学と連携した本格的な課題研究に取り組むことができます。 大学連携の探究プログラム
普通科でも、大学の研究室などと連携した探究活動「小山高校探究プログラム」が導入されており、早い段階から学問の最前線に触れることができます。 伝統に裏打ちされた落ち着いた学習環境
創立100年を超える歴史の中で育まれた、真面目に学問に取り組む校風が根付いています。 高い現役進学率と手厚い進路指導
ほとんどの生徒が大学進学を目指しており、その目標を達成するためのサポート体制が整っています。 活発な部活動
約8割の生徒が部活動に参加し、文武両道を実践しています。全国大会レベルで活躍する部も複数あります。 生徒主体で盛り上がる学校行事
聡輝祭(文化祭)や球技大会など、生徒会が中心となって企画・運営する行事が多く、学校全体に一体感が生まれます。 中等教育学校への移行
令和10年度から中高一貫の中等教育学校へ移行することが予定されており、新しい学校づくりに向けた活気にあふれています。
小山高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 「先生方が熱心で、質問にも丁寧に対応してくれる」という声が多数あります。 「進学実績が良く、周りの生徒の学習意欲も高いので、自然と勉強する習慣がつく」といった学習環境を評価する意見が多いです。 「伝統校ならではの落ち着いた雰囲気で、過ごしやすい」と感じている生徒が多いようです。 「部活動が盛んで、勉強と両立しながら充実した3年間を送れた」という満足の声も聞かれます。
気になる点 「校則が少し厳しいと感じることがある」特に頭髪や服装についての指摘が見られます。 「最寄り駅から徒歩だと少し距離がある」という意見があります。多くの生徒は駅から自転車を利用しているようです。 「施設が全体的に古い」という声も一部で見られますが、歴史ある学校ならではとも言えます。
アクセス・通学
最寄り駅 JR「小山駅」西口から徒歩約25分
バス JR「小山駅」西口からバスで約8分、「小山高校前」バス停下車、徒歩約3分
通学エリア
小山市内から通学する生徒が最も多いですが、近隣の下野市、野木町、結城市(茨城県)など、広い範囲から生徒が集まっています。JR小山駅は複数の路線が乗り入れているため、比較的遠方からの通学も可能です。
小山高等学校受験生へのワンポイントアドバイス