聖ウルスラ学院英智高等学校は、仙台市内にありながら、一言では語り尽くせない多様な魅力を持つ私立高校です。高い大学進学実績と全国レベルの部活動でその名を知られていますが、この学校の本当の姿は、生徒一人ひとりが選ぶ道によって大きく異なります。なぜなら、聖ウルスラ学院英智高等学校には、目標や個性が全く異なる3つのコースが用意されているからです。

「難関大学合格という目標に向かって、勉強にすべてを捧げたい」「全国の舞台で活躍する部活動と、高いレベルの学習を両立させたい」「充実したサポートの中で、自分の可能性をじっくりと見つけたい」。あなたは、高校3年間でどんな自分になりたいですか。この学校には、そのどの願いにも応えるための「舞台」が用意されています。

このページでは、偏差値や進学実績といったデータはもちろん、先輩たちのリアルな声(口コミ)を基に、校則の厳しさや学校生活の雰囲気、各コースの具体的な学びまで、聖ウルスラ学院英智高等学校のすべてを詳しく、そして分かりやすく解説していきます。あなたにとって最高の3年間を送る場所がここにあるのか、一緒に見つけていきましょう。

聖ウルスラ学院英智高等学校の基本情報

まずは、学校の基本的な情報を確認しておきましょう。

項目 内容
正式名称 聖ウルスラ学院英智高等学校
公立/私立の別 私立
共学/男子校/女子校の別 男女共学
所在地 〒984-0828 宮城県仙台市若林区一本杉町1-2
代表電話番号 022-286-3557
公式サイトのURL https://www.st-ursula.ac.jp/high/

聖ウルスラ学院英智高等学校の偏差値・難易度・併願校

聖ウルスラ学院英智高等学校の難易度は、選ぶコースによって大きく変わります。これは、この学校が持つ最大の特徴であり、「一つの学校の中に、三つの異なる学校がある」と表現されるほどです。自分の学力や目標に合ったコースを見極めることが、合格への第一歩となります。

コース名 偏差値
特別志学コース Type1 67
特別志学コース Type2 61
尚志コース 47

偏差値を見ると、最上位のType1と尚志コースでは20もの差があります。これは、求められる学力レベル、授業内容、クラスの雰囲気、そして学校生活の送り方がコースごとに全く異なることを意味しています。聖ウルスラ学院英智高等学校を志望する際は、「ウルスラ」という一つの学校として見るのではなく、「どのコースのウルスラに行きたいのか」を具体的に考えることが非常に重要です。

難易度のイメージと合格に必要な内申点の目安

偏差値だけでは分かりにくい難易度を、内申点や他の高校との比較で具体的に見ていきましょう。特に、推薦入試や奨学生制度を考えている場合は、中学校の成績(評定平均値)が直接合否や学費免除に関わってきます。

  • 特別志学コース Type1(偏差値 67)

    • 難易度:宮城県内の私立高校ではトップクラスの難易度を誇ります。公立トップ校と肩を並べるレベルで、非常に高い学力が求められます。

    • 内申点の目安:一般入試では評定の条件はありませんが、奨学生入試では高い評定が有利に働きます。

  • 特別志学コース Type2(偏差値 61)

    • 難易度:公立の上位校に匹敵するレベルです。基礎学力はもちろん、応用力も問われます。

    • 内申点の目安:奨学生推薦入試では、評定平均値によってA・B・Cの特典が設定されています。例えば、最も手厚い「特典A」を得るには「評定平均値4.3以上」または「評定平均値4.0以上かつ英検準2級取得」といった基準があります。

  • 尚志コース(偏差値 47)

    • 難易度:公立の中堅校レベルに相当します。基礎を固めることが合格の鍵となります。

    • 内申点の目安:推薦入試の出願条件として「9教科の評定平均値が3.0以上」といった基準があります。また、奨学生推薦では「評定平均値3.5以上」から特典の対象となるなど、幅広い生徒に門戸が開かれています。

主な併願校

聖ウルスラ学院英智高等学校の受験生が、併願先として選ぶことが多い高校は以下の通りです。コースのレベルに合わせて、目標とする公立高校の併願校として選ばれるケースが多く見られます。

  • 特別志学コース Type1 の併願校

    • 公立:仙台第二高等学校、仙台第三高等学校

    • 私立:仙台育英学園高等学校(特別進学コース)、東北学院高等学校(特別進学コース)

  • 特別志学コース Type2 の併願校

    • 公立:仙台三桜高等学校、仙台南高等学校、泉館山高等学校

    • 私立:東北学院高等学校(TG総進コース)、宮城学院高等学校(特別進学コース)

  • 尚志コース の併願校

    • 公立:仙台工業高等学校などの中堅校

    • 私立:尚絅学院高等学校、常盤木学園高等学校

      尚志コースは、部活動に力を入れたい生徒が第一志望として選ぶ場合や、公立高校受験の際の併願校(滑り止め)として選ばれることが多いようです。

聖ウルスラ学院英智高等学校に設置されている学科・コース

聖ウルスラ学院英智高等学校には普通科の中に、目標に応じて選べる3つの個性的なコースが設置されています。それぞれのコースがどんな場所で、どんな生徒におすすめなのかを見ていきましょう。

  • 特別志学コース Type1

    • どんなことを学ぶ場所か:国公立大学や最難関私立大学への一般入試での現役合格に特化したコース。学習時間を最大限に確保し、5教科7科目を中心に大学受験に直結するハイレベルな学びを徹底的に行います。

    • どんな生徒におすすめか:「高校生活は勉強第一!東北大学や京都大学のようなトップレベルの大学に本気で挑戦したい」という強い意志を持つ受験生に最適です。

  • 特別志学コース Type2

    • どんなことを学ぶ場所か:難関私立大学や中堅国公立大学を目指しながら、部活動や課外活動との両立も可能なコース。「グローバル実践」という探究学習や、フランス語・中国語といった第二外国語の学習など、独自のカリキュラムが魅力です。

    • どんな生徒におすすめか:「高いレベルの大学を目指したいけど、部活動や学校行事も全力で楽しみたい」という、文武両道を目指す欲張りな生徒にぴったりです。

  • 尚志コース

    • どんなことを学ぶ場所か:指定校推薦などを活用した大学進学から、専門学校、就職まで、幅広い進路に対応する総合進学コース。部活動に打ち込める環境が整っているほか、「仙台藩作法」という礼儀作法を学ぶユニークな授業もあります。

    • どんな生徒におすすめか:「スポーツや文化活動で自分の才能を伸ばしたい」「手厚いサポートの中で、自分に合った進路をじっくり見つけたい」という生徒におすすめです。

聖ウルスラ学院英智高等学校の特色・校風

聖ウルスラ学院英智高等学校の校風をキーワードで表すなら、「文武両道」「グローバル」「授業第一主義」「落ち着いた雰囲気」といった言葉が挙げられます。ただし、この校風もコースによって感じ方が大きく異なるのが実情です。ここでは、口コミなどを基に、中学生が本当に知りたい学校生活のリアルな姿を掘り下げていきます。

  • 宿題の量は多いか少ないか

    • コースによって全く異なりますが、特に「特別志学コース Type1」は非常に多いという声が圧倒的です。在校生からは「毎日9時間授業があり、夏休みは10日、冬・春休みは5日ほどしかない」「課外授業も多く、勉強する環境はこれ以上ないほど整っている」といった声が寄せられており、学習量は県内でもトップクラスと言えるでしょう。Type2も決して少なくはありませんが、Type1ほどではないようです。尚志コースは、部活動との両立を考慮した量になる傾向があります。

  • 校則は厳しいか緩やかか

    • 「校則が厳しい」という口コミは非常に多く、この学校を語る上で欠かせないポイントです。特にスマートフォンと服装に関するルールは厳格なようです。

    • スマホ:校内での使用は原則禁止で、朝に預ける決まりになっているという声が多く見られます。学校行事での使用も制限されることがあり、「高校生活の思い出を写真に残せないのが辛い」と感じる生徒もいるようです。

    • 服装:制服の着こなしに関する指導が厳しいという評判です。スカート丈や着こなし方など、細かくチェックされる傾向があります。

    • こうした厳しい校則は、学校が掲げる「授業第一主義」や、高いレベルの進学実績・部活動実績を維持するための規律を重んじる姿勢の表れと捉えることができます。学校のブランドイメージを保つための「代償」として、ある程度の厳しさを受け入れる覚悟が必要かもしれません。

  • 生徒たちの雰囲気

    • これもコースによる差が大きいです。Type1は、高い目標を持つ真面目で勤勉な生徒が多く、互いに高め合える刺激的な環境である一方、勉強のプレッシャーからか、コース内の人間関係が密になりすぎたり、ストレスを感じる生徒もいるという声もあります。Type2や尚志コースは、部活動などを通じてコース外の生徒との交流も生まれやすく、より活発な雰囲気があるようです。ただし、全体的に「落ち着いた雰囲気」という評価が多く、真面目な生徒が多いことがうかがえます。

  • アルバイトは可能か

    • 校則で原則禁止されているようです。特にType1のように学習時間が非常に長いコースでは、物理的にも難しいでしょう。

  • 制服の評判はどうか

    • 制服は「上品で可愛い」「オシャレ」と評判が非常に良いです。深い濃紺のブレザーが特徴で、知的な印象を与えます。女子のスカート、男子のスラックスは、正装用の無地と、普段使いできるチェック柄の2種類があり、その日の気分で選べるのが人気の理由の一つです。夏服は特に設けられておらず、ブレザーを脱いでベストを着用したスタイルが基本となります。

  • 土曜授業はあるか

    • コースによって異なります。特別志学コースType1は土曜日に80分授業が4コマ、Type2は50分授業が3コマあります。一方、尚志コースには土曜授業はありません。これは、各コースのライフスタイルの違いを象徴する大きなポイントです。

聖ウルスラ学院英智高等学校の部活動・イベント

学業だけでなく、部活動や学校行事も高校生活を彩る大切な要素です。聖ウルスラ学院英智高等学校では、全国レベルで活躍する部活動と、カトリック校ならではの伝統行事が待っています。

部活動

「文武両道」を掲げる聖ウルスラ学院英智高等学校は、部活動が非常に盛んで、特定の部活に入るためにこの学校を選ぶ生徒も少なくありません。特に「強化指定部活動」に指定されているクラブは、全国でもトップクラスの実績を誇ります。

  • 運動部

    • 運動部は全体的に充実しており、特に強化指定部の活躍は目覚ましいものがあります。

    • バドミントン部(男女):インターハイの常連であり、県大会では全種目制覇を成し遂げることもあるなど、まさに全国屈指の強豪校です。東北大会でも常に上位の成績を収めています。

    • ソフトテニス部(男女):男女ともにインターハイ出場経験があり、県大会や東北大会で常に上位争いを繰り広げる実力を持っています。

    • 卓球部(女子):全国選抜大会に出場する選手を輩出するなど、高いレベルで活動しています。

    • その他、女子バレーボール部や女子バスケットボール部も県ベスト8に入るなど、多くの部が活発に活動しています。

  • 文化部

    • 文化部も運動部に負けず劣らず、全国レベルで輝かしい実績を上げています。

    • 吹奏楽部:「日々感謝」「己に勝つ」「執念」をモットーに活動する総勢150名以上の大編成バンド。全日本吹奏楽コンクール、全日本マーチングコンテスト、全日本アンサンブルコンテストの3大会すべてで全国大会出場を果たすという快挙を成し遂げた、東北を代表する名門です。

    • 書道部:全国規模のコンクールで数々の賞を受賞しており、毎年夏に百貨店「藤崎」で書道展を開催するなど、その実力は高く評価されています。

    • 合唱部:NHK全国学校音楽コンクールで東北大会に出場するなど、美しいハーモニーを響かせています。

    • 口コミでは「強い部活とそうでない部活の差が大きい」という声もあり、学校として特に力を入れている強化指定部と、同好会のような比較的緩やかな活動スタイルの部が混在しているようです。本気で部活動に打ち込みたい人は、希望する部が強化指定されているかなどを事前に確認すると良いでしょう。

イベント

聖ウルスラ学院英智高等学校の年間行事は、コースごとの特色が色濃く反映されているのが特徴です。キリスト教系の学校ならではの宗教行事も、学校生活に彩りを添えています。

  • 聖ウルスラ英智祭(文化祭)

    • 9月に行われる学校最大のイベントです。文化部の展示や発表、運動部やクラスによる出店、有志によるダンスやバンドのステージ発表などで大変盛り上がります。ただし、一部の生徒からは「校則が厳しくて楽しみきれない」という声も聞かれます。

  • 体育祭

    • 10月に、尚志コースと特別志学コースType2の生徒が参加して行われます。クラスでお揃いのTシャツを作り、優勝を目指して様々な競技に熱中します。

  • 修学旅行

    • コースごとに目的地や内容が全く異なります。尚志コースは関西方面、Type1は長崎へ行きます。Type2は少しユニークで、伝統的な修学旅行ではなく、全国の企業や行政機関を訪れて課題解決に取り組む「グローバル実践」の研修旅行となっています。この変更については、生徒の間で賛否両論あるようです。

  • 宗教行事

    • カトリック校として、マリア祭(5月)、静修会(10月)、クリスマス祭儀(12月)といった宗教行事が大切にされています。特にクリスマス祭儀では、全校生徒で「ハレルヤコーラス」を合唱する伝統があり、厳かで美しい雰囲気に包まれるそうです。これらの行事は、他校では味わえないウルスラならではの体験と言えるでしょう。

聖ウルスラ学院英智高等学校の進学実績

聖ウルスラ学院英智高等学校は、宮城県内でもトップクラスの大学進学実績を誇ります。特に最難関の国公立大学や私立大学への合格者数は、多くの受験生や保護者から注目されています。

最新の大学進学実績(2024年入試結果より)

近年の進学実績は非常に高く、特に難関大学への合格者数が際立っています。

  • 国公立大学

    • 最難関大学である京都大学に2名、東京大学に1名が合格しています。

    • 地元の最難関、東北大学には16名(うち医学部医学科1名)が合格しており、これは県内私立高校で最多クラスの実績です。

    • その他、筑波大学、山形大学(医学部医学科含む)、千葉大学など、全国の国公立大学に合計51名が合格しています。

  • 難関私立大学

    • 早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、東京理科大学、ICUといった「早慶上理ICU」には合計で40名以上が合格。

    • 明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学からなる「GMARCH」には合計で60名以上が合格しています。

  • その他の進路

    • 地元の東北学院大学(63名)、東北福祉大学(32名)などにも多数の合格者を輩出しています。

    • 医学部医学科全体では7名が合格しており、医療系への進学にも強みを見せています。

    • 尚志コースからは指定校推薦を利用した進学も多く、専門学校や就職など、多様な進路選択が実現されています。

進学実績を支える取り組み

これらの輝かしい進学実績は、偶然生まれるものではありません。学校独自の徹底した学習サポート体制が、生徒たちの学力を最大限に引き出しています。

  • 高密度なカリキュラムと学習時間の確保:特に特別志学コースでは、平日9時間授業や土曜授業、長期休暇中の課外授業など、圧倒的な学習時間を確保しています。高校2年生の終わりまでに大学受験に必要な主要科目の履修を終え、3年生では演習中心の実践的な学習に集中できるカリキュラムが組まれています。

  • コース別の手厚い進路指導:難関大の一般入試を目指すType1、部活動と両立しながら推薦入試も視野に入れるType2、指定校推薦などを活用する尚志コースと、それぞれの目標に合わせたきめ細やかな指導が行われます。

  • 学習意欲を高めるプログラム:夏休み中に行われる学習合宿(特志T1)や、東京の大学を見学する研修会などを通じて、生徒のモチベーションを高めています。

  • ICT機器の活用:全生徒にChromebookが配布され、授業や自宅学習で活用されています。Classiのような学習支援サービスも導入し、効率的な学習をサポートしています。

聖ウルスラ学院英智高等学校の特長・アピールポイント

他の高校にはない、聖ウルスラ学院英智高等学校ならではの強みやユニークな取り組みをまとめました。

  • 目標で選べる3つの専門コース

    • 偏差値47から67まで、幅広い学力層の生徒が自分に合った環境で学べる「三つの学校が一つになった」ようなコース設定が最大の特徴です。

  • 県内トップクラスの大学進学実績

    • 東北大学や京都大学といった最難関国公立大学や、早慶上理・GMARCHなどの難関私立大学へ多数の合格者を輩出する確かな実績があります。

  • 全国レベルを誇る強力な部活動

    • 吹奏楽部やバドミントン部をはじめ、全国の舞台で活躍する部活動に所属し、高いレベルで文武両道を実践できる環境が整っています。

  • 独自の人間教育プログラム「仙台藩作法」

    • 尚志コースで学べる、伊達家当主から直接指導を受ける機会もあるユニークな授業です。礼儀作法を身につけ、秘書検定の取得も目指します。

  • 多彩なグローバル教育と留学制度

    • 英語圏だけでなく、フランスや台湾など多彩な留学プログラムが用意されています。Type2ではフランス語や中国語を学べるなど、国際感覚を養う機会が豊富です。

  • 美しく近代的なキャンパス施設

    • 2005年に完成した校舎は非常に綺麗で、聖堂や4万冊の蔵書を誇る図書室など、学習環境が充実しています。生徒からも「校舎が綺麗」と評判です。

  • 手厚い奨学金・特待生制度

    • 学業成績や部活動の実績に応じて、入学金や授業料が免除・給付される奨学生制度が充実しており、経済的な負担を軽減できます。

聖ウルスラ学院英智高等学校の口コミ・評判のまとめ

ここでは、在校生や卒業生から寄せられた様々な声を、良い点と気になる点に分けて公平に紹介します。学校選びの参考にしてください。

良い点

  • 先生のサポートが手厚い

    • 「先生方がとても熱心で、全力でサポートしてくれる」「進路相談に親身に乗ってくれる」といった声が、特に特別志学コースの生徒から多く聞かれます。高い目標達成の裏には、先生方の手厚い支援があるようです。

  • 高いレベルの学習環境

    • 「本気で勉強したい人にとっては最高の環境」「周りの生徒の意識が高く、刺激し合える」など、学習に集中できる環境を評価する声が多数あります。授業のレベルも高く、知的好奇心を満たしてくれるようです。

  • 充実した部活動

    • 「吹奏楽部やバドミントン部で全国を目指せるのが魅力」「部活動を通して、学校生活が本当に楽しい」といった、強豪部活での活動に満足している生徒の声が多く見られます。

  • 綺麗な校舎と可愛い制服

    • 「校舎が新しくて綺麗で気持ちよく過ごせる」「制服が上品で可愛いと評判が良い」など、施設や制服といったハード面での満足度は非常に高いようです。

気になる点

  • 校則が非常に厳しい

    • 最も多くの生徒が挙げる不満点です。「スマホが使えないのが辛い」「制服の着こなしに厳しすぎる」など、自由が少ないと感じる生徒が多いようです。いわゆる「キラキラした高校生活」をイメージしていると、ギャップを感じるかもしれません。

  • 勉強のプレッシャーと忙しさ

    • 特にType1コースでは、「勉強量が多すぎてついていくのが大変」「休みが少なく、常に勉強に追われている」といった声があります。高い目標のためには、相応の覚悟と努力が求められます。

  • 先生の対応に差があるという意見

    • 「成績が良い生徒や部活で活躍する生徒をひいきしているように感じる」「先生によって当たり外れがある」といった、指導の公平性に疑問を持つ声も一部で見られます。

  • いじめに関する懸念

    • 「いじめがあったが、学校の対応が不十分だった」という深刻な声も少数ながら寄せられています。人間関係で悩んだ際の学校のサポート体制については、説明会などで詳しく確認する必要があるかもしれません。

  • 施設の一部が不足している

    • 「校庭やプールがないのが残念」という声があります。体育の授業や部活動によっては、外部の施設を利用することもあるようです。

アクセス・通学

聖ウルスラ学院英智高等学校への通学方法と、どのエリアから生徒が通っているかの傾向をまとめました。

  • 最寄り駅からのアクセス

    • 仙台市営地下鉄東西線「薬師堂駅」南出口1から徒歩約10分

    • 仙台市営地下鉄南北線「河原町駅」から徒歩約25分

  • スクールバス

    • 遠方からの通学をサポートするため、6つのコースでスクールバスが運行されています。これはウルスラの大きな利点の一つです。

      • 明石台・泉中央・仙台駅コース

      • 鶴ヶ谷・幸町コース

      • 八木山・富沢・西多賀コース

      • 利府・岩切コース

      • 紫山・寺岡・高森コース

      • 名取・長町コース

  • 通学エリア

    • 最寄りの若林区や宮城野区の生徒はもちろん、スクールバスのルートが市内広域をカバーしているため、泉区や太白区、さらには市外の名取市や利府町など、非常に広い範囲から生徒が通学しています。

聖ウルスラ学院英智高等学校受験生へのワンポイントアドバイス

最後に、進学アドバイザーとして、聖ウルスラ学院英智高等学校を目指す皆さんへ応援メッセージを送ります。

聖ウルスラ学院英智高等学校は、「何のために高校へ行くのか」という明確な目的を持つ生徒にとって、最高の舞台となる学校です。もしあなたが、難関大学合格という夢を叶えるために自分を限界まで高めたいと願うなら、この学校の特別志学コースType1は、そのための最高の環境を提供してくれるでしょう。もしあなたが、全国レベルの部活動で輝きながら、学業でも高い目標を追い続けたいと考えるなら、Type2コースがその挑戦を力強く後押ししてくれます。そして、温かいサポートの中で自分の好きなことを見つけ、人間的な成長を遂げたいなら、尚志コースがあなたを待っています。

受験勉強では、まず自分が聖ウルスラ学院英智高等学校の「どのコース」で学びたいのかを真剣に考えてみてください。そして、そのコースに求められる学力レベルをしっかりと把握し、目標を定めましょう。推薦入試を考えている人は、中学の成績(内申点)が何よりも重要です。日々の授業を大切にし、定期テストで一つでも良い点を取れるよう努力を続けてください。厳しい校則や勉強のハードさは、高い目標を達成するための「約束事」のようなもの。その先にある大きな成長と達成感を信じて、頑張ってください。応援しています!

※最新かつ正確な情報は、必ず高校の公式サイトや学校説明会で確認してください。