栃木県立烏山高等学校は、那珂川を望む緑豊かな丘の上にキャンパスを構える、落ち着いた環境が魅力の学校です。100年以上の歴史を持つ旧烏山高校と旧烏山女子高校が統合して2008年に新たにスタートした共学校で、「からこう」の愛称で地域に親しまれています。生徒一人ひとりの進路実現を力強くサポートし、地域社会に貢献できる人材の育成を目指しているのが、この烏山高等学校の大きな特長です。
栃木県立烏山高等学校の基本情報
栃木県立烏山高等学校の偏差値・難易度・併願校
偏差値 :普通科:48
(※偏差値は模擬試験の種類や年度によって変動する可能性があります。)
難易度の目安 :
烏山高校の合格を目指すには、中学校の基本的な学習内容をしっかりと定着させることが大切です。内申点については、栃木県の公立高校入試では中学1年生から3年生までの9教科の評定が評価の対象となります。日々の授業に真面目に取り組み、定期テストで安定した成績を収めることが合格への鍵となります。 主な併願校 :
烏山高校を第一志望とする受験生の多くは、併願校として私立高校を受験する傾向があります。近隣の私立高校では、作新学院高等学校、宇都宮短期大学附属高等学校、文星芸術大学附属高等学校などが候補となることが多いようです。自分の学力や将来の目標に合わせて、慎重に併願校を選ぶことをおすすめします。
栃木県立烏山高等学校に設置されている学科・コース
普通科 :
1年生では、全員が共通の科目を学び、基礎学力の定着を目指します。特に英語と数学では、習熟度別の少人数クラス編成を取り入れ、個々の理解度に合わせたきめ細やかな指導を行っています。2年生からは、文系・理系のコースに分かれ、それぞれの進路目標に応じた専門的な学習を深めていきます。烏山高校の普通科は、大学進学から専門学校、就職まで、幅広い進路に対応できるカリキュラムが魅力です。
栃木県立烏山高等学校の特色・校風
校風 : 「文武両道」「地域密着」「落ち着いた雰囲気」
緑に囲まれた静かな環境で、生徒たちは勉強にも部活動にも真面目に取り組んでいます。 また、後述する「烏山学」などを通じて地域とのつながりが深く、地元に根差した活動が多いのも特色です。 宿題の量 :
宿題の量は標準的ですが、日々の予習・復習を基本とする学習習慣が求められます。特に、進学を目指す生徒は、課題以外にも自主的な学習に取り組んでいるようです。 校則 :
頭髪や服装に関する規定はありますが、県内の他の公立高校と比較して特別厳しいというわけではないようです。 男子の頭髪は、前髪が目にかからない、耳にかからないといった基準があります。女子の髪をまとめるゴムやピン類は、華美でないものが指定されています。 化粧や色付きリップは禁止されています。 生徒としての誇りを持ち、正しい判断力に基づいて行動することが求められます。 生徒たちの雰囲気 :
真面目で落ち着いた生徒が多い印象です。しかし、文化祭や体育祭などの行事では、クラス一丸となって盛り上がる活気のある一面も見られます。口コミでは、「人によって評価がガラリと変わる」という意見もあり、学力や興味関心の幅が広い生徒が集まっている様子がうかがえます。 アルバイト :
アルバイトは原則として禁止されていますが、家庭の事情などにより許可される場合があるようです。学校生活に支障が出ない範囲で行うことが前提となります。 制服の評判 :
制服については、男女ともにブレザータイプです。夏服にはポロシャツが採用されています。 デザインの好みは人それぞれですが、清楚で落ち着いた印象という声が多いようです。 土曜授業 :
土曜課外授業が実施されることがあります。 主に進学希望者を対象とした学力補充や演習などが行われています。
栃木県立烏山高等学校の部活動・イベント
部活動
運動部 :
野球部、サッカー部、テニス部、バスケットボール部、バレーボール部、卓球部、陸上競技部、弓道部など、多くの運動部が活動しています。 特に弓道部は、過去に関東大会やインターハイへの出場経験があり、高いレベルで練習に励んでいます。 初心者から経験者まで、和気あいあいとした雰囲気の中で切磋琢磨し合っています。 文化部 :
吹奏楽部、美術部、書道部、文芸部、JRC(青少年赤十字)部、科学部、茶道部、華道部など、文化部の活動も盛んです。特に吹奏楽部は、定期演奏会を開催するなど、地域の文化活動にも貢献しています。
イベント
烏翔祭(うしょうさい) :
毎年秋に開催される文化祭です。クラスごとの展示やステージ発表、文化部による発表など、多彩な催しで盛り上がります。一般公開もされ、地域の人々との交流の場ともなっています。 カラリンピック :
体育祭は「カラリンピック」という愛称で親しまれています。 クラス対抗で様々な競技に臨み、学年を超えて団結力を高めます。 修学旅行 :
例年、関西方面などを訪れ、歴史や文化を学びます。友人との絆を深める貴重な機会となっています。
栃木県立烏山高等学校の進学実績
国公立大学 :
近年では、茨城大学、山形大学、福島大学、宇都宮大学など、地元の国公立大学を中心に合格者を輩出しています。 難関私立大学 :
日本大学、東洋大学、駒澤大学、獨協大学などの私立大学にも多くの合格実績があります。 その他 :
地元の白鷗大学や国際医療福祉大学、作新学院大学などへの進学者も多いのが特徴です。 また、看護系の専門学校や公務員(警察官、消防士、自衛官など)への就職にも強く、多様な進路選択が可能です。 進学サポート :
1年生から習熟度別学習を実施しているほか、長期休業中の課外授業や模擬試験、進路講演会などを通じて、生徒の学力向上と進路意識の醸成をサポートしています。
栃木県立烏山高等学校の特長・アピールポイント
地域課題解決型キャリア教育「烏山学」 : 1年生から3年生まで継続して行われる探究学習プログラムです。 地域の特色や課題について学び、解決策を考え、発表する活動を通して、主体性や思考力、表現力を育みます。充実したICT環境 : 全ての普通教室に電子黒板が設置されており、ICTを活用した先進的な授業が展開されています。 オンライン授業への対応も迅速で、学習サポート体制が充実しています。恵まれた自然環境 : 那珂川を見下ろす緑豊かな丘の上にあり、落ち着いた環境で学習に集中できます。きめ細やかな学習指導 : 英語や数学で習熟度別・少人数制授業を取り入れており、一人ひとりの学力に合わせて丁寧に指導してくれます。多様な進路実現 : 大学進学だけでなく、専門学校への進学や公務員就職など、生徒の幅広い進路希望に対応できるカリキュラムとサポート体制が整っています。活発な部活動 : 旧高校の敷地も活用できる広いグラウンドや体育館、弓道場など、恵まれた施設で部活動に打ち込めます。地域との強い連携 : 学校行事やボランティア活動などを通じて、地域社会と深く関わる機会が多く、社会性を育むことができます。
栃木県立烏山高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 :「先生方が親身になって進路相談に乗ってくれる」 「自然に囲まれた静かな環境で、勉強に集中できる」 「『烏山学』という探究学習が面白く、プレゼン能力が身についた」 「部活動の施設が充実している」 「行事が楽しく、クラスの団結力が強い」という声が見られます。
気になる点 :「駅から少し距離があるため、バスや自転車の利用が必要」 「良くも悪くも、生徒の学力に幅がある」 「より高いレベルの大学を目指すには、塾などに通う必要があるかもしれない」という意見もあります。
アクセス・通学
最寄り駅 : JR烏山線「烏山駅」烏山駅から徒歩約20〜25分 烏山駅からバスで約5分、「烏山高校前」バス停下車、徒歩1分
通学エリア :
那須烏山市内をはじめ、さくら市、那珂川町、市貝町、茂木町など、広い範囲から生徒が通学しています。
栃木県立烏山高等学校受験生へのワンポイントアドバイス