宮崎県の高校入試で特別な配慮を受けたい人へ|申請の流れと期限をていねい解説

宮崎県教育委員会が、令和9年度(2027年度)の県立高校入試で「特別な配慮」を希望する受検者の申請の流れを公表しました。障がいのある生徒や、帰国・外国人の生徒などが対象です。いちばん大事なのは、中学校から高校への最初の電話連絡の期限で、推薦は2027年1月12日(火)、一般は2027年2月4日(木)までとされています。

何が発表されたの?

ひとことで言うと、「試験で配慮を受けたいときは、早めに中学校を通じて高校へ相談し、決まった順番で書類を出してください」という手順の発表です。

「特別な配慮」とは、たとえば補聴器や拡大鏡を使う、といった、試験を受けやすくするための工夫のことです。配慮を受けるには、本人や保護者が高校に直接頼むのではなく、在籍する中学校の校長先生が手続きを進めるしくみになっています。

配慮を受けるための前提は?

次の2つがそろっていることが前提です。

  • 中学校で計画が作られていること:「個別の教育支援計画」と「個別の指導計画」が作成されている(どちらも、一人ひとりに合わせた支援や指導の内容を書いた計画のことです)。
  • ふだんから配慮が行われていること:学校生活や定期テストなどで、日常的に配慮を実施している。

ただし例外があります。補聴器や拡大鏡などを使って日常生活を送っていて、入試でもそれを使いたい場合は、上の2つの計画が作られていなくてもよいと書かれています。

申請はどんな順番で進むの?

流れは6つの段階です。中学校・高校・県の高校教育課の3者がやりとりします。

  • ①電話連絡:中学校の校長が、生徒の概要を、出願する可能性のあるすべての高校へ電話で伝えます。連絡を受けた高校の校長は、すぐに高校教育課へ電話します。
  • ②申請書の提出:その後、中学校の校長が「特別な配慮を必要とする受検者の申請(配慮様式1)」を、志願先の高校の校長へ出します。
  • ③配慮案の作成:志願先の高校は、様式1をもとに配慮の実施案を作り、様式1と配慮様式3の2点を高校教育課へ出します。
  • ④協議:高校教育課が、特別支援教育課などと話し合います。
  • ⑤結果の通知:高校教育課が、話し合いの結果を文書で志願先の高校へ知らせます。
  • ⑥回答:高校が「申請(回答)(配慮様式2)」で、中学校の校長へ結果を伝えます。

日程・数字のまとめ

ひとことで言うと、大切な期限は「電話連絡」と「申請書の提出」の2種類です。

最初の電話連絡の期限(出願期間の最終日の2週間前)

  • 推薦入学者選抜:2027年1月12日(火)まで
  • 一般入学者選抜:2027年2月4日(木)まで

申請書(配慮様式1)の提出

  • 最終の締切:出願期間の締切日の正午
  • 原則の目安:出願の1週間前まで。配慮の内容を検討するのに時間がかかるためです。

受験生・保護者が気をつけること

ひとことで言うと、「締切ぎりぎり」ではなく、中学校の先生に早めに相談することです。

  • 配慮を希望する場合は、まず在籍する中学校の先生に相談しましょう。高校への電話連絡も申請書の提出も、中学校の校長が行います。
  • 電話連絡の期限(推薦1月12日、一般2月4日)は、出願の最終日よりかなり前です。申請書の締切だけを見ていると、間に合わなくなるおそれがあります。
  • 申請書の最終締切は出願期間の締切日の正午ですが、検討に時間がかかるため、原則は出願の1週間前までに出すことになっています。
  • ふだんの学校生活やテストでどんな配慮を受けているかが前提になります。中学校の担任の先生などと、現在の配慮の内容を確認しておくとよいでしょう。
  • 志望校が複数ある場合は、出願する可能性のあるすべての高校へ連絡が必要です。どこに連絡するかも、中学校の先生と相談してください。

よくある質問

個別の教育支援計画などがないと、配慮は受けられませんか?

原則として2つの計画の作成が前提です。ただし、補聴器や拡大鏡を使って日常生活を送っていて、選抜検査でも使いたい場合は、計画がなくてもよいとされています。

配慮の結果は、だれから伝えられますか?

志願先の高校の校長から、中学校の校長へ、「申請(回答)(配慮様式2)」で伝えられます。

帰国・外国人の生徒も対象ですか?

はい。対象として「障がいのある生徒や帰国・外国人生徒等」と書かれています。

出典:宮崎県教育委員会「特別な配慮を必要とする受検者の申請」(選抜実施細目)(発表:2026年10月17日、確認:2026年10月27日)。最新の情報は必ず教育委員会・志望校の公式発表で確認してください。

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