福井県の県立高校入試2027|出願の流れと第2志望のルールをわかりやすく解説



福井県教育委員会が、令和9年度(2027年度)の福井県立高校の入学者選抜実施要項(全日制・定時制)を公表しました。中学3年生がいちばん知っておきたいのは、一般入学者選抜の出願が2027年2月5日(金)・8日(月)・9日(火)の3日間で、学力検査が2月18日(木)・19日(金)、合格発表が3月3日(水)午後2時以降ということです。この記事では、実施要項の中でも「出願のしかた」「第2志望」「志願変更」「面接」など、受験のルールの部分をやさしく整理します。

何が発表されたの?

ひとことで言うと:福井県立高校の入試の「ルールブック」が出ました。いつ、どこへ、どうやって出願し、どう選ばれるかが書かれています。

実施要項とは、県立高校の入試をどんな手順で行うかを決めた公式の文書です。今回の要項には、一般入学者選抜(いわゆる一般入試)と、推薦入学者選抜(推薦入試)の決まりが載っています。ここでは、受験生が自分で動く場面に注目して見ていきます。

出願はWEB出願システムで行う

出願は「福井県立高等学校統合型WEB出願システム」で行います。志願者が必要な情報を入力し、中学校の校長先生が内容を証明する流れです。調査書(中学校での成績などをまとめた書類)も、中学校がシステムに添付して高校へ提出します。

入学審査料は2,200円です。クレジットカード、コンビニ、インターネットバンキング、ATMのいずれかで支払います。事情があって受験しなかった場合でも、払ったお金は返ってきません。

出願できるのは「1人1校1課程1学科」

県内でも県外でも、複数の公立高校に出願することはできません。県立高校には1校の1つの学科にしか出願できないのが原則です。コースや専攻がある学科では、コースや専攻を1つの学科として数えます(専攻を置くコースは専攻ごと)。

第2志望が認められる組み合わせ

原則は1学科ですが、決められた組み合わせに限り、第2志望まで出願できます。たとえば、次のとおりです。

  • 農業・工業・商業・家庭の学科:同じ学校・同じ大学科の中の学科やコース
  • 羽水高校 探究特進科:第2志望は羽水高校の普通科
  • 勝山高校 探究特進科:第2志望は勝山高校の普通科
  • 武生高校 探究進学科:第2志望は武生高校の普通科
  • 敦賀高校 文理進学科:第2志望は敦賀高校の普通科
  • 若狭高校 文理探究科:第2志望は若狭高校の普通科
  • 鯖江高校 探究科:第2志望は鯖江高校のスタンダードコース

丸岡高校(みらい共創コース、スポーツ探究コース)や鯖江高校の各専攻にも、決まった組み合わせがあります。気になる学校は、実施要項の表で自分の志望先を必ず確かめてください。

なお、選ぶときに「第2志望だから」「志願変更をしたから」という理由で点数に差をつけることはしない、と要項に書かれています。

志願変更は1回だけ

出願したあとに気持ちが変わったときのために、志願変更の期間があります。出願した高校・課程・学科は、志願情報を出したあと1回に限り変更できます。期間は2月12日(金)・15日(月)・16日(火)です。

変更したいときは、まず中学校の校長先生に申し出ます。そのうえで、WEB出願システムで新しい志望先の情報を入力し、中学校長の証明を受けます。取り下げた高校の同じ課程にもう一度出願するときは、学科を変えなければなりません。

出願者数は、出願の受付期間中は毎日、教育委員会が学校ごと・学科ごとに発表します。高校へ電話で問い合わせても答えてもらえません。変更を考えるなら、教育委員会の発表を見ましょう。

日程・数字のまとめ

ひとことで言うと:一般入試は、出願から合格発表まで約1か月です。日付を手帳に書いておきましょう。

一般入学者選抜(全日制・定時制)

  • 出願:2027年2月5日(金)・8日(月)・9日(火)(受付は午前9時〜午後4時。最終日の9日は午前9時〜正午)
  • 志願変更:2月12日(金)・15日(月)・16日(火)(受付時間は出願と同じ。最終日は正午まで)
  • 受験票の交付:2月16日(火)午後5時までにWEB出願システムで交付。志願者が自分で印刷します
  • 学力検査等:2月18日(木)・19日(金)
  • 追検査等:2月25日(木)・26日(金)
  • 合格発表:3月3日(水)午後2時以降。WEB出願システムに受験番号が載ります

推薦入学者選抜

  • 出願:2027年1月13日(水)〜15日(金)(受付は午前9時〜午後4時)
  • 受験票の交付:1月18日(月)午後5時まで
  • 面接・作文・実技試験:1月20日(水)
  • 合格の通知:1月26日(火)午後2時以降に、中学校長を通じて本人へ

推薦入試の合格者も、正式な合格者発表は3月3日(水)午後2時以降にWEB出願システムへ受験番号が掲載される、と書かれています。

学力検査の教科

  • 全日制:国語・英語・数学・社会・理科の5教科
  • 定時制:国語・英語・数学の3教科の学力検査と面接など

英語と数学は、大問4〜6問のうち1〜2問が「2種類の選択問題」になります。どちらを出すかは、学校や学科の特色に合わせて各高校が教育委員会と相談して選びます。

面接はどの学校で行うの?

ひとことで言うと:一般入試の全日制では、面接をする学校は限られています。志望校が当てはまるか確認しましょう。

全日制の一般入試で面接を実施する学校と学科は、要項に一覧があります。そこに載っているのは、たとえば次のような学校です。

  • 足羽高校 多文化共生(中国語・英語コース):個人面接、1人5分程度
  • 足羽高校 多文化共生(日本語コース):個人面接、1人8分程度
  • 丹生高校 普通科:集団面接、1グループ(3〜4名)15分程度
  • 敦賀工業高校:集団面接、1グループ(4〜5名程度)20分程度

ほかにも、美方、福井農林、科学技術、坂井、奥越明成、武生商工、若狭東などで集団面接があります。時間や人数は学校ごとに違うので、詳しくは要項の表を見てください。面接では、細かい教科の内容や家庭環境にふれてはならないと決められています。

定時制は、すべての学校・学科で面接があります。丸岡・大野・鯖江・武生・敦賀・若狭の各定時制では作文もあります。

受験生・保護者が気をつけること

  • 出願の最終日は正午まで。2月9日(火)は午後4時ではなく正午で締め切られます。当日にあわてないよう、早めに入力と支払いを済ませましょう。
  • 入学審査料の支払いも出願の一部です。中学校長は、支払い済みかどうかも確認して証明します。
  • 志願変更は1回だけ。変更したいと思ったら、まず中学校の先生に相談しましょう。
  • 受験票は自分で印刷します。2月16日(火)午後5時までに交付されるので、学力検査の前に必ず印刷してください。
  • 受験上の配慮が必要な場合。障がいや病気などで配慮が必要なときは、中学校長が「受験上の配慮申請書」を高校に出します。早めに中学校へ伝えましょう。
  • 病気などで欠席したとき。インフルエンザ、新型コロナ、月経随伴症状などやむを得ない理由で学力検査を休んだ場合は、追検査等を受けられます。希望する人は、2月19日(金)正午までに、中学校長を通じて出願先の高校に電話で伝えます。
  • 国立高専に合格して辞退する場合。県立高校の一般入試を受けたあと国立高専に合格して辞退するときは、2月26日(金)午後3時までに連絡し、3月1日(月)午後3時までに入学辞退届を出します。
  • 県外から志願する場合。「県を越えて出願する場合の取扱い」に従い、全日制の一般入試なら2026年11月18日(水)から2027年1月28日(木)までに手続きします。

よくある質問

Q. 福井県立高校と、ほかの県の公立高校を両方受けられますか?

受けられません。県の内外を問わず、複数の公立高校に出願することはできません(特別支援学校の高等部も含みます)。

Q. 推薦入試で不合格だったら、一般入試は受けられますか?

受けられます。ただし、改めて出願し直す必要があります。

Q. 出願者数はどこで分かりますか?

教育委員会が、出願の受付期間中は毎日、各高校の課程・学科別に発表します。高校への電話での問い合わせには応じてもらえません。

出典:福井県教育委員会「令和9年度 福井県立高等学校入学者選抜実施要項(全日制の課程および定時制の課程)」(掲載ページ更新:2026年10月19日、確認:2026年11月7日)/福井県教育委員会「令和9年度福井県立高等学校入学者選抜実施要項等」。最新の情報は必ず教育委員会・志望校の公式発表で確認してください。

この県の高校の情報は福井県の高校一覧にまとめています。