沖縄県教育委員会は2026年9月1日、県外や海外の中学校に通っている人が、2027年度の沖縄県立高校を受けるときの手続きをまとめた資料を公表しました。いちばん大事なのは、「許可願」の提出期間が2026年12月1日(火)から2027年1月20日(水)までであることと、出願できるのは一般選抜だけということです。
何が発表されたの?
ひとことで言うと:沖縄の外から県立高校を受けるには、出願の前に「県に許可をもらう手続き」が必要になる、という案内です。
そもそも、この手続きが必要なのはどんな人?
沖縄県外の中学校(海外の日本人学校なども含む)を卒業する見込みの人が、沖縄県立高校を受けるときに必要です。「県外からの入学志願のための許可願」(第15号様式)を、沖縄県教育委員会の教育長あてに出し、許可を受けます。
ただし、保護者がすでに沖縄県内に住んでいる場合は、この許可の手続きはいりません。たとえば、お父さんが単身赴任で先に沖縄に住んでいて、子どもとお母さんがあとから引っ越す場合がこれにあたります。その場合は、お父さんを保護者として出願します。
保護者が沖縄に引っ越さないときは?
保護者が子どもといっしょに沖縄へ引っ越さない場合は、「身元引受人」という人が必要です。身元引受人とは、高校に進んだあとの学校生活で、その子と同居して保護者の代わりになる人のことです。親族である必要はありません。ただし、おじいさん・おばあさんは「保護者」にはなれません。ここでいう保護者は親権者のことだからです。
この場合は、許可願に加えて、次の2つも出します。
- 身元引受書(誓約書):身元引受人が自分で手書きして記入します
- 身元引受人の住民票:出願の日の前3か月以内に発行されたもの
県教育委員会は、身元引受人の紹介はしていません。保護者が信頼できる人を、自分で探すことになります。
日程・数字のまとめ
ひとことで言うと:許可願は年内の12月から、出願は2月はじめです。
- 許可願の提出期間:2026年12月1日(火)〜2027年1月20日(水)
- 許可書の受け取り:県教育委員会から出身中学校へ送られます
- 志願先高校への出願:2027年2月1日(月)・2日(火)
- 入学考査料(出願のときの受験料):全日制2,200円、定時制950円
- 第2次募集の入学考査料:全日制1,100円、定時制475円
- 各高校の募集要項:10月末までに各学校のホームページで発表
許可願を送るときは、110円切手(海外は相当する切手)と、返信用封筒(長形3号)を同封します。返信用封筒には、送り先となる出身中学校の名前と住所を書いておきます。
受験生・保護者が気をつけること
ひとことで言うと:期限は1月20日ですが、書類の準備には時間がかかるので、12月の受付開始に合わせて動くのが安心です。
特色選抜は受けられません
沖縄県の入試には「特色選抜」と「一般選抜」があります。特色選抜は、沖縄県内の中学校などに在籍している人が対象です。そのため、県外の中学校の人が出願できるのは一般選抜だけです。
Web出願は使えません。紙で出願します
沖縄県立高校の「Web出願システム」は、県内の中学校だけが使えます。県外・海外の中学校からは、紙の書類で出願します。入学考査料は、郵便為替か現金書留で払います。出願書類といっしょに現金書留で送ることもできます。そのときは、角形2号の封筒に赤字で「現金書留」と書きます。
出願のときに必要な書類
- 入学志願書(第1号様式)
- 入学志願者名簿(第2号様式)
- 写真票(第3号様式)
- 調査書(第4号様式):沖縄県の様式を使います。調査書とは、中学校での成績や出欠などをまとめた書類です
- 入学考査料
- 許可願(第15号様式)などの関係書類
- 健康診断書(過年度卒業者のみ。2027年1月以降に発行されたもの)
- そのほか、志願先の高校が必要と認める書類
様式は県教育委員会のホームページからダウンロードして、普通紙に印刷して使います。調査書と志願者名簿は、中学校がパソコンで入力して作ります。
入寮を前提にした出願は認められません
許可願の「予定住所」の欄には、寮の住所は書けません。身元引受人の住所を書きます。入寮を前提とした出願は認められていません。
公立高校の併願はできません
沖縄県立高校と、ほかの県の公立高校を併願することはできません。日程が重ならなくても同じです。私立高校や国立高専との併願は認められています。許可願には、沖縄県以外の公立高校に出願していないことを、中学校に証明してもらう欄があります。
志願変更について
一般選抜では、出願したあとに志願状況を見て、志願する高校を変えることができます。ただし、第一志望は志願倍率が1倍を超えていないと変更できません。日程がとても短いので、県外の人は、書類の原本を速やかに送ったうえで、FAXなどで書類をやりとりすることが認められています。事前に学校へ電話して、FAXが届いたことを確かめてから進めます。
よくある質問
Q. 手続きは、本人と中学校のどちらがするの?
A. 許可願の手続きは、志願者が行います。出願書類の送付は、中学校が行います。
Q. 出願の前に、住民票を沖縄に移しておく必要はある?
A. ありません。ただし、合格したあとは、入学する高校から住民票の提出を求められます。期限は4月上旬までで、入学式当日が期限の学校が多くあります。
Q. 一般選抜で不合格だったら、第2次募集のときにも許可願が必要?
A. 必要ありません。一般選抜のときに出した許可願などの書類は、第2次募集の志願先の高校へ引き継がれます。第2次募集を行う高校は、合格発表日の午前9時ごろに県教育委員会のホームページで発表されます。
Q. 受検票はもらえるの?
A. 沖縄県立高校の入試には受検票がありません。受検番号は、中学校に送られる「志願者名簿の写し」に書かれています。それをもとに名札を作り、試験当日は名札と写真票で本人確認をします。
問い合わせ先
- 沖縄県教育庁 県立学校教育課 高校入試担当:電話 098-866-2715
出典:沖縄県教育委員会「県外および海外からの入学志願について」、同「県外からの入学志願について(補足資料)」、同「令和9年度県立高等学校入学者選抜」ページ(発表:2026年9月1日、確認:2026年10月28日)。最新の情報は必ず教育委員会・志望校の公式発表で確認してください。
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