島根県教育委員会が、令和9年度(2027年度春入学)の公立高校入試について、一般選抜で「内申書にあたる書類」と「学力検査」をどんな割合で点数にするか、そして欠員が出たときの第2次募集の決まりを学校ごとに公表しました。いちばん大事なのは、学校によって書類と学力検査の比率が「60:40」「50:50」「40:60」の3種類に分かれていることです。志望校の比率を知ると、勉強の力の入れ方が決めやすくなります。
何が発表されたの?
ひとことで言うと:一般選抜では、学校ごとに「書類」と「学力検査」の点数の割合が決まっていて、その一覧が出ました。
「個人調査報告書」ってなに?
個人調査報告書とは、他県でいう調査書(内申書)のことです。中学校での成績や活動の記録がまとまった書類で、これを点数にしたものが「書類」の点です。島根県では、この書類の点と、当日の学力検査(国語・数学・社会・英語・理科の筆記試験)の点を合わせて合否を決めます。
比率は3種類ある
書類と学力検査の割合は、学校ごとに次のように決められています。
- 書類40:学力検査60(学力検査を重くみる):松江北、松江南、出雲、大田、江津、浜田、益田の各高校
- 書類50:学力検査50(同じ重さ):安来、松江東、大東、横田、三刀屋、平田、島根中央、矢上、吉賀、津和野、隠岐、隠岐島前、隠岐水産、浜田水産の各高校、大社高校の普通科、宍道高校の定時制
- 書類60:学力検査40(書類=ふだんの成績を重くみる):情報科学、松江工業、松江商業、松江農林、三刀屋高校の掛合分校、飯南、出雲工業、出雲商業、出雲農林、邇摩、江津工業、浜田商業、益田翔陽、松江市立皆美が丘女子の各高校、松江工業と浜田の定時制
- 書類70:学力検査30:大社高校の体育科
つまり、普通科の中でも進学校として知られる学校は学力検査の割合が高く、工業・商業・農林・水産などの専門学科は書類の割合が高めに設定されている、という並びです。書類の割合が高い学校では、中学校でのふだんの成績や提出物が、当日のテスト以上に効いてくるということです。
面接や実技の点が足される学校もある
書類と学力検査のほかに、面接などの点が加わる学校があります。たとえば松江工業高校は、書類60、学力検査40に、面接10点が加わって合計110点です。一方、松江北高校は書類40、学力検査60で合計100点です。大社高校の体育科は、合計が150点になっています。学校によって満点が違うので、「何点満点か」も志望校ごとに確認しておきましょう。
日程・数字のまとめ
ひとことで言うと:第2次募集は、一般選抜の合格発表の日に欠員が出た学校・学科でだけ行われます。
- 一般選抜の合格発表:2027年3月12日(金)
- 第2次募集を行う学校:3月12日の合格発表の時点で欠員が出た、全日制課程と定時制課程の学校・学科
- 第2次募集の出願(インターネット出願):日程表では「12日11:00〜16日15:00まで」とされています(インターネット出願システムによらない場合の書類提出も16日15:00まで)
- 身元引受人による県外受検生の合格者数:*印の22校は、入学定員の中で4名を超えて合格にできる
- 入学定員の例:松江北240、松江南240、出雲280、浜田200、安来160、津和野80
日程表(令和9年度島根県公立高等学校入学者選抜関係日程表)には、出願や検査、発表の細かな時刻まで載っています。出願の日付や時刻は、必ず公式の日程表で確かめてください。
受験生・保護者が気をつけること
ひとことで言うと:志望校の「比率」と「満点」を、いまのうちに確認しておきましょう。
- 志望校の比率を調べる:書類60の学校なら、中3の2学期までの成績や提出物をていねいに積み上げることが大切です。学力検査60の学校なら、入試本番の得点力が合否を大きく左右します。
- 面接等の点がある学校かを確かめる:面接などで10点前後が加わる学校では、面接の準備も点数に直結します。
- 第2次募集の可能性も頭に入れておく:欠員が出なければ第2次募集は行われません。行われるかどうかは3月12日の合格発表の時点で決まります。
- 県外から受検する場合:*印の22校が、身元引受人のある県外受検生を4名を超えて合格にできる学校です。
よくある質問
Q. 比率が「50:50」なら、書類と学力検査は同じ点数になるの?
A. 比率は、書類と学力検査の「重さ」の割合です。学校によっては面接などの点が別に加わり、合計の満点が100点でない場合もあります(例:松江工業は110点満点)。
Q. 第2次募集はどの学校でも行われる?
A. いいえ。3月12日の公立高校の合格発表の時点で、欠員が生じた全日制課程・定時制課程の学校・学科でのみ行われます。
Q. 比率は学科ごとに違うことがある?
A. あります。たとえば大社高校は、普通科が50:50、体育科が70:30です。
出典:島根県教育委員会「別表2(一般選抜での個人調査報告書と学力検査の比率等及び第2次募集について)」、島根県教育委員会「令和9年度島根県公立高等学校入学者選抜関係日程表」(発表:2026年9月7日、確認:2026年10月30日)。最新の情報は必ず教育委員会・志望校の公式発表で確認してください。
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