足利短期大学附属高等学校は、栃木県足利市に位置する、長い歴史と伝統を誇る私立の女子高等学校です。 聖徳太子の「和の精神」を建学の精神に掲げ、仏教的情操教育を柱とした人間教育を大切にしています。 生徒一人ひとりの個性を尊重し、家庭的な温かい雰囲気の中で、それぞれの夢の実現を親身にサポートしてくれるのが、足利短期大学附属高等学校の大きな魅力です。
自然豊かな織姫山の中腹に校舎があり、四季の移ろいを感じながら落ち着いた環境で学校生活を送ることができます。 進学を目指す生徒から、専門的な知識や技術を身につけたい生徒まで、多様な進路希望に応えるためのコース設定が充実しています。特に、系列の足利大学や足利短期大学への進学の道も開かれており、安心して学習に取り組める環境が整っています。
この記事では、そんな足利短期大学附属高等学校について、偏差値や気になる口コミ、学校生活の様子などを詳しくご紹介します。歴史と実績のあるこの学校で、充実した3年間を送りたいと考えている中学生とその保護者の方は、ぜひ参考にしてください。
足利短期大学附属高等学校の基本情報
正式名称 |
足利短期大学附属高等学校 |
公立/私立の別 |
私立 |
共学/女子校の別 |
女子校 |
所在地 |
〒326-0808 栃木県足利市本城3-2120 |
代表電話番号 |
0284-21-7344 |
公式サイトURL |
https://www.ashikaga-jc-h.ed.jp/ |
2025年4月より、校名が「足利大学附属女子高等学校」に変更される予定です。 |
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足利短期大学附属高等学校の偏差値・難易度・併願校
足利短期大学附属高等学校の偏差値は、選択するコースによって異なりますが、おおよそ42から54の範囲となっています。 特進コースが最も難易度が高く、次いで福祉教養コース、進学コースの順になります。
同じくらいの偏差値の高校としては、宇都宮短期大学附属高等学校などが挙げられます。足利短期大学附属高等学校を目指すにあたり、合格に必要な内申点の目安としては、学校の定期テストで平均点以上を安定して取ることが一つの基準となるでしょう。
主な併願校としては、同じ私立高校である佐野日本大学高等学校や白鷗大学足利高等学校などが考えられます。自分の学力や将来の進路希望に合わせて、慎重に併願校を選ぶことが大切です。
足利短期大学附属高等学校に設置されている学科・コース
足利短期大学附属高等学校では、生徒一人ひとりの興味や進路に合わせた学びができるよう、特色あるコースが設置されています。
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特進コース: 国公立大学や難関私立大学への進学を目指すコースです。 高いレベルの学力を身につけたい、目標に向かって集中して勉強したい生徒におすすめです。
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進学コース: 大学、短期大学、専門学校への進学など、幅広い進路希望に対応するコースです。 自分の適性を見つけながら、多様な分野への進学を考えている生徒に適しています。
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福祉教養コース: 普通科の学習に加え、福祉に関する専門的な知識や技術を学ぶことができるコースです。 将来、介護や福祉の分野で活躍したいという夢を持つ生徒にぴったりのコースと言えるでしょう。
2025年度からは、1年次は普通科として一括で募集し、2年次から「アドバンス進学コース」「こども教育進学コース」「ヒューマンケア進学コース」の3つのコースに分かれる新しいカリキュラムが始まる予定です。
足利短期大学附属高等学校の特色・校風
足利短期大学附属高等学校の校風は、「落ち着いた雰囲気」「アットホーム」といった言葉で表現されることが多いようです。仏教精神に基づいた教育が行われており、生徒たちは穏やかで家庭的な環境の中で学校生活を送っています。
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宿題の量: コースにもよりますが、特に特進コースでは、日々の予習復習が重要になるため、宿題の量は比較的多めという声があります。
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校則: 校則は、他の私立高校と比較すると標準的か、やや厳しいと感じる生徒もいるようです。特に服装に関する指導は丁寧に行われる傾向があります。 口コミによると、ピアスの穴は黙認されるものの、スカート丈や髪を巻くこと、派手な化粧は注意されることが多いようです。
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生徒たちの雰囲気: 女子校ということもあり、生徒同士の仲が良く、和気あいあいとした雰囲気です。 真面目に学習に取り組む生徒が多い一方で、学校行事などでは活発に活動する姿も見られます。
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アルバイト: アルバイトは原則として許可されていませんが、家庭の事情など特別な理由がある場合は、学校に申請することで可能になる場合があります。
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制服の評判: 制服は、特に夏服のセーラー服が可愛いと評判です。 冬服は白い襟が特徴的で、清楚な印象を与えます。 校章の月のマークも可愛いと人気があります。
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土曜授業: 土曜授業は基本的にありませんが、進学コースの補習などが行われることがあります。
足利短期大学附属高等学校の部活動・イベント
部活動
足利短期大学附属高等学校は、部活動も盛んで、多くの生徒が文武両道を目指して活動に励んでいます。
特に、柔道部とバトントワリング部は全国レベルの実績を誇り、関東大会や全国大会に常に出場しています。 柔道部は全国高等学校総合体育大会(インターハイ)への出場経験も豊富で、バトントワリング部は全国大会で9年連続の入賞を果たすなど、輝かしい成績を収めています。 その他、吹奏楽部も熱心に活動しており、地域のイベントなどでも活躍しています。
運動部は弓道部、バレーボール部、バドミントン部などがあり、文化部も茶道部、華道部、書道部といった伝統的なものから、インターアクト部や韓国文化同好会など、国際交流や多様な文化に触れられる部活動まで幅広く揃っています。
イベント
足利短期大学附属高等学校では、生徒たちの学校生活を彩る様々なイベントが年間を通して開催されています。
文化祭である「月見祭」は、各クラスや文化部が趣向を凝らした展示や発表を行い、毎年大きな盛り上がりを見せます。体育祭では、クラス対抗で様々な競技に熱中し、生徒たちの団結力が一層深まります。
修学旅行は、生徒たちにとって最も思い出深い行事の一つです。行き先は年によって異なりますが、仲間との共同生活を通して、たくさんの貴重な経験をすることができます。その他にも、芸術鑑賞会や球技大会、予餞会(三年生を送る会)など、多彩なイベントが生徒たちの手によって作り上げられています。
足利短期大学附属高等学校の進学実績
足利短期大学附属高等学校は、生徒一人ひとりの進路希望に合わせた手厚いサポート体制が整っており、多様な進学実績を誇っています。
系列校である足利大学や足利短期大学への内部推薦制度が充実しているのが大きな強みです。 特に、足利大学の看護学部や足利短期大学のこども学科へ進学する生徒が多く見られます。
国公立大学や難関私立大学への進学実績もあり、特進コースを中心に、日々の授業に加えて放課後や長期休暇中の補習・講習などを通じて、受験対策を徹底的に行っています。
その他、女子栄養大学、文教大学、群馬パース大学などの私立大学や、各種専門学校への進学者も多数います。 また、就職を希望する生徒に対しても、きめ細やかな指導が行われています。
足利短期大学附属高等学校の特長・アピールポイント
足利短期大学附属高等学校には、他の高校にはない独自の魅力がたくさんあります。
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仏教精神に基づく情操教育: 聖徳太子の「和の精神」を建学の理念とし、感謝の心や思いやりの心を育む人間教育を実践しています。
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充実した系列校推薦制度: 足利大学、足利短期大学への内部進学の道が広く開かれており、安心して将来の目標に向かって学習できます。
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女子教育の伝統と実績: 長年にわたり女子教育に専心してきた歴史があり、女性が社会で活躍するためのきめ細やかな指導を行っています。
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全国レベルで活躍する部活動: 柔道部やバトントワリング部をはじめ、多くの部活動が全国の舞台で輝かしい成績を収めています。
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自然に囲まれた美しい学習環境: 織姫山の中腹に位置し、四季折々の自然を感じながら、落ち着いた環境で学ぶことができます。
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国際交流プログラム: アメリカの姉妹校との交換留学プログラムや、オーストラリアでの語学研修など、グローバルな視野を養う機会が用意されています(現在は新型コロナウイルスの影響で中止の場合あり)。
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多様な進路に対応するコース制: 進学から福祉まで、生徒一人ひとりの夢を実現するための多彩なコースが設置されています。
足利短期大学附属高等学校の口コミ・評判のまとめ
足利短期大学附属高等学校に関する口コミをまとめると、以下のような声が見られます。
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良い点:
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「先生方が親身になって相談に乗ってくれる」という声が多く、生徒と教員の距離が近いアットホームな校風が評価されています。
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「女子だけなので、気兼ねなく学校生活を楽しめる」「生徒同士の仲が良い」といった、女子校ならではの過ごしやすさを挙げる意見も目立ちます。
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「制服が可愛い」「仏教系の学校なので、礼儀作法が身につく」といった点も、ポジティブな評判として挙げられています。
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「特進コースは勉強に集中できる環境が整っている」と、学習環境を評価する声もあります。
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気になる点:
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「校舎が山の斜面にあるため、校内の移動が大変」「施設が少し古い」といった、立地や設備に関する意見が見られます。
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「校則が少し厳しいと感じることがある」という声も一部にはあるようです。
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「プールや広い校庭がない」ことを残念に思う生徒もいるようです。
アクセス・通学
足利短期大学附属高等学校へのアクセスは以下の通りです。
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最寄り駅:
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JR両毛線「足利駅」より徒歩約20分
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東武伊勢崎線「足利市駅」より徒歩約20分
両方の駅から無料のスクールバスが運行されており、多くの生徒が利用しています。 また、佐野市の田沼方面へもスクールバスが運行されています。
通学している生徒は、足利市内はもちろん、佐野市や太田市、館林市など、近隣の市や県外から通う生徒もいます。
足利短期大学附属高等学校受験生へのワンポイントアドバイス
足利短期大学附属高等学校は、落ち着いた環境でじっくりと学びたい人、そして温かい人間関係の中で高校生活を送りたい人に特におすすめの学校です。女子校ならではの一体感の中で、勉強や部活動、学校行事に思い切り打ち込むことができるでしょう。特に、将来、看護や福祉、幼児教育の道に進みたいと考えている人にとっては、系列大学への進学という大きなメリットがあります。
受験勉強においては、まずは中学校の基礎的な学習内容をしっかりと固めることが大切です。特に、英語と数学は、どのコースに進むにしても重要になりますので、苦手な分野をなくすように努力しましょう。過去問題などを活用して、出題傾向に慣れておくことも有効です。
足利短期大学附属高等学校は、あなたの「なりたい未来」を全力で応援してくれる学校です。ぜひ一度、学校説明会やオープンキャンパスに足を運んで、その魅力を肌で感じてみてください。応援しています!
※最新かつ正確な情報は、必ず高校の公式サイトや学校説明会で確認してください。