栃木県北部に位置し、創立100周年を迎える歴史と伝統のある栃木県立黒磯高等学校。那須塩原市にあり、地域に根ざしながらも、生徒一人ひとりの進路実現に向けて手厚いサポートを行う進学校として知られています。「自主・友愛・不屈」の校訓のもと、勉学はもちろん、部活動や学校行事にも全力で取り組む生徒たちの活気にあふれた学校です。
黒磯高等学校の基本情報
黒磯高等学校の偏差値・難易度・併願校
普通科:54
黒磯高等学校に設置されている学科・コース
普通科 : 幅広い学問分野をバランス良く学び、大学進学を中心とした多様な進路希望に対応する学科です。2年生から文系・理系に分かれ、それぞれの進路目標に合わせた専門的な学習を深めていきます。国公立大学を目指す生徒のために、文系でも数学の単位数が多く設定されているなど、学力強化に力を入れているカリキュラムが特徴です。将来の夢がまだ漠然としている人も、ここで学びながら自分の興味や関心を見つけ、目標を具体的にしていくことができます。
黒磯高等学校の特色・校風
宿題の量 : 宿題は毎日出るようで、量は普通からやや多めと感じる生徒が多いようです。特に、朝8時10分から始まる「0時限学習」という自学自習の時間があり、日々の学習習慣を確立することが求められます。校則 : 校則は、他の高校と比較して緩やかだという声が多く聞かれます。スマートフォンの持ち込みは可能ですが、授業中の使用はもちろん禁止です。服装に関する規定はありますが、常識の範囲内であれば厳しく指導されることは少ないようです。生徒たちの雰囲気 : 真面目で落ち着いた生徒が多い一方で、学校行事や部活動には活発に取り組むなど、オンとオフの切り替えが上手な生徒が多い印象です。アルバイト : アルバイトは原則として禁止されていますが、家庭の事情など特別な理由がある場合は、許可を得て行うことが可能です。制服 : 男子は伝統的な紺の詰襟、女子は濃紺のブレザーです。シンプルでフォーマルなデザインは、生徒や保護者からも評判が良いようです。土曜授業 : 基本的に土曜授業はありませんが、模試や特別な講座が実施されることがあります。
黒磯高等学校の部活動・イベント
部活動
運動部 : 野球部は1980年に甲子園出場経験があり、専用の雨天練習場も完備されています。サッカー部も専用の第2グラウンドで練習に打ち込んでいます。近年では、陸上競技部や柔道部が県大会で上位入賞を果たしているほか、バドミントン部は地区大会で男女ともに優勝するなど、多くの部が実績を残しています。文化部 : 合唱部は関東大会に出場するほどの強豪として知られています。吹奏楽部も地域のイベントで演奏を披露するなど、積極的に活動しています。その他、日本の伝統文化に触れられる箏曲部や茶華道部、科学実験に取り組む科学部など、多彩な部活動があります。
イベント
黒磯高祭(文化祭) : 毎年9月に行われ、一般公開もされるため大変な盛り上がりを見せます。クラスごとの企画や文化部の発表、有志によるステージなど、生徒たちが主体となって作り上げる一大イベントです。校内球技大会 : 年に2回、夏と冬に行われるクラス対抗の球技大会は、学校全体が熱気に包まれます。優勝を目指してクラス一丸となって練習に励みます。合唱コンクール : 黒磯文化会館という本格的なホールで行われる合唱コンクールも、非常に盛り上がる行事の一つです。修学旅行 : 2年生の秋に実施され、行き先は関西方面が多いようです。友人との絆を深める絶好の機会となっています。
黒磯高等学校の進学実績
国公立大学 : 地元の宇都宮大学をはじめ、山形大学、福島大学、茨城大学、新潟大学など、毎年安定して国公立大学への合格者を出しています。難関私立大学 : 日本大学、東洋大学、駒澤大学、専修大学といった大学群に加え、GMARCHや慶應義塾大学への合格実績もあります。その他 : 看護・医療系の専門学校への進学者や、公務員として就職する生徒もいます。
黒磯高等学校の特長・アピールポイント
創立100周年を迎える伝統校 : 長い歴史の中で築き上げてきた地域社会からの信頼と、多くの卒業生を輩出してきた実績があります。STEAM教育推進事業モデル校 : 企業や大学と連携し、教科の枠を超えた探究的な学びを通して、未来を生き抜く力を育成しています。充実した学習施設 : 理科室が4部屋、体育館が2棟あるなど、施設が充実しています。全普通教室に冷房が完備されており、快適な学習環境が整っています。活気あふれる部活動 : 甲子園出場経験のある野球部や関東大会常連の合唱部をはじめ、多くの部活動が盛んに活動しています。駅からのアクセスの良さ : JR黒磯駅から徒歩約10分という通学に便利な立地です。地域に根差した活動 : インターアクトクラブによるボランティア活動や、近隣の小学校との交流など、地域貢献活動にも力を入れています。「黒高プライド」を育む校風 : 「自主・友愛・不屈」の校訓のもと、生徒の自主性を重んじ、文武両道に励む中で、母校への誇りを育んでいます。
黒磯高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 :「先生方が親身に進路相談に乗ってくれる」 「行事がとても楽しく、クラスの団結力が強い」 「部活動が盛んで、目標を持って3年間打ち込める環境がある」 「校則が緩やかで、比較的自由な校風が自分に合っていた」 「駅から近くて通いやすい」 「真面目な生徒が多く、落ち着いて勉強できる環境がある」
気になる点 :「校舎や体育館などの施設が少し古いと感じる部分がある」 「進学校なので、日々の予習・復習や課題が大変」 「大学進学を目指す生徒が多いため、就職希望者へのサポートは手厚くないかもしれない」という意見もあります。 「良くも悪くも『普通』の高校で、強い個性や特色は感じにくいかもしれない」という声も聞かれます。
アクセス・通学
最寄り駅 : JR宇都宮線(東北本線)「黒磯駅」黒磯駅から徒歩約10分
黒磯高等学校受験生へのワンポイントアドバイス