宮崎県の高校受験で家庭教師を考えるときに、先に知っておきたいことは次のとおりです。
- 宮崎県の公立高校(全日制・定時制)の入試は、「推薦入学者選抜」(自己推薦方式とスポーツ推薦方式)と「一般入学者選抜」が中心。合格者が募集定員に満たない場合は、高校ごとに二次募集がある
- 一般入学者選抜は、国語・社会・数学・理科・英語の5教科の学力検査、全員が受ける面接、調査書(内申点)などを資料に、総合的に判定する。学力検査・面接・調査書の配点は、学校・学科ごとに決まっている
- 県が公表した全日制の配点表では、調査書の配点は60点から300点、配点の合計に占める割合は約5%から約33%と、学校・学科によって幅がある。志望校の配点を確かめることが先になる
- 第3学年の観点別学習状況と評定は、2026年12月末日までの成績で調査書に記される
- 2027年度の日程は、推薦入学者選抜の検査が2月3日(水)、合格内定通知が2月12日(金)。一般入学者選抜は、学力検査が3月3日(水)・4日(木)、追検査が3月10日(水)、合格者発表が3月17日(水)
- 私立高校の入試日程は、宮崎県の公的なページでは確かめられなかったため、この記事では取り上げていない。志望校の募集要項で確かめる
- 家庭教師が向いているかどうかは、志望校の配点、調査書の状況、学力検査の苦手、推薦入学者選抜や面接の準備、通塾のしやすさなどで変わる。家庭教師の契約は、条件を満たせばクーリング・オフや中途解約の対象になる
この記事の情報は2026年11月3日時点のものです。2027年度(令和9年度)入試を受ける中学3年生と保護者の方に向けています。全日制を中心にまとめていて、通信制、連携型の選抜、帰国・外国人生徒等の選抜、県外からの出願、受検上の特別な配慮の申請などは取り上げていません。
宮崎県の公立高校の入試で、合否がどう決まるか
家庭教師を使うかどうかは、志望校の入試で何が点数や資料になるのかを押さえておくと整理しやすくなります。ここでは、宮崎県の公立高校の仕組みを、推薦入学者選抜、一般入学者選抜、追検査と二次募集に分けて見ていきます。選抜の細かい決まりは、宮崎県教育委員会の令和9年度県立高等学校生徒募集のページに、要綱や実施細目のPDFが載っています。
入学者選抜は「推薦入学者選抜」と「一般入学者選抜」が中心
推薦入学者選抜(自己推薦方式)
- 出願できる人:令和9年3月に県内の中学校などを卒業する見込みで、志望校が推薦入学要項に示す推薦要件を満たし、内定後の入学を確約できる人
- 募集人員の割合:各高校が、10%から50%までの範囲で決める
- 選抜の資料:学力検査、適性検査、自己推薦書、調査書などを資料に、総合的に判定する
- 学力検査と適性検査:学力検査は、国語・数学・英語のうち、各高校が3教科以内を指定して行い、傾斜配点を使える。学力検査を行わない学校・学科もあり、その場合は適性検査を行う。適性検査の内容は、各高校の校長が定める
- 出願:1校1学科(コース)限り。WEB出願システムに出願情報を登録し、中学校の承認を受ける。選抜手数料は全日制が2,200円、定時制が950円で、中学校の承認後に出願を取り消しても返却されない
- 合格内定したあと:内定した人は、以後の県立高校の選抜検査を受検できない
- 内定とならなかったあと:一般入学者選抜を受検できる。推薦入学者選抜で受けた高校以外にも出願でき、改めて手続きを行う
スポーツ推薦方式は、宮崎県競技力強化指定校の指定部活動などを対象に行われます。全国大会などに都道府県の代表として出場した実績がある人などが対象で、実施校、部活動、募集人員は県が公表しています。
一般入学者選抜
- 選抜の資料:学力検査、面接、調査書などを資料に、総合的に判定する。体育コースでは、適性検査の結果も資料になる
- 学力検査:国語・社会・数学・理科・英語の5教科。傾斜配点を使う学校・学科もある
- 面接:志願者全員が受ける
- 出願:1校限り。学科を2つ以上置く高校では、第2志望、第3志望まで志願できる。WEB出願システムで出願情報を登録し、中学校の承認を受ける。選抜手数料は全日制が2,200円、定時制が950円で、中学校の承認後に出願を取り消しても返却されない
- 学力検査を行わない学校:宮崎東高等学校は、学力検査に代えて面接と作文を行う
一般入学者選抜は、学力検査・面接・調査書の配点が学校ごとに決まっている
県教育委員会は、一般入学者選抜の学校・学科ごとの配点を、「一般入学者選抜の検査発表事項等」(PDF)で公表しています。全日制の表を見ると、学力検査、面接、調査書の点数と、その合計が、学校・学科ごとに違います。
- 学力検査:5教科とも各100点で合計500点の学科のほか、傾斜配点を使う学科もある。傾斜配点では一部の教科が150点になり、学力検査の合計が550点や600点になる。傾斜配点は、2教科以内、各教科の配点の1.5倍までとされている
- 面接:配点は20点から300点まで、学校・学科によって違う。表には、集団面接と個人面接の別も書かれている
- 調査書:全日制の配点表では、配点は60点から300点まで、学校・学科によって違う
- 合計:体育コースを除くと、600点から1,000点まで。体育コースは適性検査の配点も加わり、1,300点になる
たとえば、学力検査500点、面接30点、調査書70点で合計600点の学科では、調査書は合計の約12%にあたります。学力検査500点、面接100点、調査書300点で合計900点の学科では、調査書は合計の約33%にあたります。全日制の表全体では、調査書の割合は約5%(体育コース)から約33%まで幅があります。同じ宮崎県内でも、志望校によって調査書の重さが変わるということです。
調査書の評定を何点に換算するのか、合否の線をどこに引くのかは、確認した要綱・細目・公表資料には書かれていません。このため、この記事では、合格に必要な点数の目安は書いていません。配点は年度ごとに公表されるので、志望校の最新の表で確かめてください。
調査書(内申点)は、第3学年の12月末までの成績で記される
- 第1・第2学年の評定:生徒指導要録に記載されたものを調査書に記す
- 第3学年の評定:2026年12月末日までの成績によって行う。観点別学習状況も同じ時点までの成績による
- 学習成績一覧表:志願者の属する第3学年の全員について作成する。必修教科の評定は5段階、選択教科はA・B・Cの3段階で記入する
- 自己申告書:年間の欠席日数が30日以上の志願者は、提出できる(提出は任意)
評定をつけるのは中学校で、家庭教師を使えば上がるとは言えません。第3学年の評定は2026年12月末日までの成績が使われるので、12月末までの授業や提出物、テストにどう取り組むかが、調査書に反映される仕組みです。
一般入学者選抜の学力検査と面接
- 3月3日(水):9:00に集合。国語は9:30〜10:20、理科は10:35〜11:25、英語は11:40〜12:30(英語リスニングテストを含む)
- 3月4日(木):(宮崎東高等学校を除く)9:00に集合。社会は9:30〜10:20、数学は10:35〜11:25。11:25〜12:30が昼食で、12:30から面接。体育コースは、面接と適性検査を行う。面接以降の時間は、各高校の校長が定める
- 1教科の時間:5教科とも50分間
- 学力検査場:第1志望の志願先高校
- 持っていくもの:受検票のほか、筆記用具、消しゴム、直定規、コンパス
- 持ち込めないもの:計算機能がある時計、スマートフォンや携帯電話、ウェアラブル端末、電子辞書、分度器(その機能がついたものを含む)など
- 面接:宮崎東高等学校を除く志願者全員が、3月4日の数学の終了後に受ける。面接では、学力検査と似た内容の質問はされない。面接の形態は各高校の校長が定める
志望校の選び方と志願変更
- 第2志望・第3志望:学科を2つ以上置く高校では、同じ高校の別の学科を第2志望、第3志望として志願できる
- 普通科系専門学科:文科情報科、フロンティア科、理数科、サイエンス科、メディカル・サイエンス科、探究科学科など10学科は、第2志望まで志願できる。第1志望が普通科系専門学科の場合、第2志望には、他校を含む全日制の普通科、みらい探究科、探究科学コース、文理科学コースを選ぶ
- 体育コース:第1志望とし、第2志望以下は認められない
- 志願変更:出願手続のあとで、志願した高校、課程、学科、コースを変えたいときは、入学志願変更申請手続願を出身中学校の校長に提出する。この願を出したあとの変更は認められない。受付は2月22日(月)から2月24日(水)
追検査と二次募集
一般入学者選抜の検査当日に、病気その他のやむを得ない事情で、検査場や別室で受検できなかった場合は、選抜追検査を受けられます。志願先の高校の校長の許可が必要です。
- 追検査受検願の提出:中学校の校長が、3月5日(金)午後2時までに志願先の高校の校長へ提出する。受検できなかった理由を証明する書類(医師の診断書など)を添える
- 追検査の日:3月10日(水)。国語は9:45〜10:35、理科は10:45〜11:35、英語は11:45〜12:35、社会は13:35〜14:25、数学は14:35〜15:25で、15:35から面接。本検査で受けられなかった教科や面接を受ける
- 検査場:県内1会場(宮崎会場、宮崎県教育研修センター)
- 選抜の方法:本検査の受検者とあわせて選抜する。志願の変更は認められない。追検査の選抜手数料は徴収されない
- 二次募集:推薦入学者選抜と一般入学者選抜の合格者が募集定員に満たない場合に、その高校の校長が行う。県立学校に合格していない人が対象。願書の受付は3月18日(木)〜3月19日(金)で、最終日の受付は正午まで。郵送は認められない。検査は3月23日(火)、合格者発表は3月24日(水)。検査の方法や内容は、志願先の高校の校長が定める
2027年度入試の日程
日程は、県教育委員会の令和9年度の入学者選抜に関する日程(PDF)と、要綱(PDF)で確かめられます。
推薦入学者選抜(全日制・定時制)
- 出願情報の入力(志願者):2027年1月6日(水)〜1月21日(木)
- 出願の受付(中学校から高校へ):1月14日(木)〜1月25日(月)正午まで
- 志願状況の発表:1月26日(火)
- 検査:2月3日(水)
- 合格内定通知:2月12日(金)
- 合格者発表:3月17日(水)。一般入学者選抜の合格者発表とあわせて行う
一般入学者選抜(全日制・定時制)
- 出願情報の入力(志願者):2027年2月4日(木)〜2月16日(火)
- 出願の受付(中学校から高校へ):2月12日(金)〜2月18日(木)正午まで。2月18日に志願状況が発表される
- 志願変更の受付:2月22日(月)〜2月24日(水)。2月24日に最終の志願状況が発表される
- 学力検査:3月3日(水)・3月4日(木)。面接は3月4日(宮崎東高等学校は3月3日。当日の日程は出願後に別途連絡がある)
- 追検査:3月10日(水)
- 合格者発表:3月17日(水)。時間は午前9時から午後4時までで、志願先の高校の校内の掲示と、特設サイトで行われる
二次募集
- 願書の受付:3月18日(木)〜3月19日(金)
- 検査:3月23日(火)
- 合格者発表:3月24日(水)
推薦入学者選抜の合格内定通知(2月12日)と、一般入学者選抜の出願受付の開始(2月12日)は、同じ日です。推薦入学者選抜で内定とならなかった場合は、一般入学者選抜に出願できます。令和9年度の県立高校の生徒募集定員は、県教育委員会が公表しています。
宮崎県の私立高校を併願するときに確かめたいこと
宮崎県内の私立高校の入試日程や、専願・併願の扱いについては、この記事を書いた時点で、宮崎県や県教育委員会の公的な資料から確かめられた範囲がありませんでした。そのため、日程や併願の仕組みは、この記事では書いていません。志望する私立高校の募集要項や説明会で確かめてください。
公立の側で確かめられるのは、次の点です。推薦入学者選抜で合格内定となった人は、以後の県立高校の選抜検査を受検できません。また、一般入学者選抜は、出願できる高校が1校です。私立高校の募集要項で手続きの期限を見るときは、この公立の日程と並べて確認すると整理しやすくなります。私立高校に通う場合の授業料の支援は、後ろの「費用の考え方」に書いています。
宮崎県の入試の仕組みから見た、家庭教師が向いているケース
調査書の配点が学校ごとに違うので、志望校の配点を見て、何から手をつけるかを相談したい
宮崎県の一般入学者選抜では、調査書の配点が合計の約5%から約33%まで、学校・学科によって違います。調査書の重さが違えば、学力検査の対策と、12月末までの授業や提出物への取り組みのどちらに時間を割くかも、人によって変わってきます。志望校の配点を見ながら、勉強の進め方を1対1で整理したい場合は、家庭教師が選択肢に入ります。ただし、評定は中学校が決めるもので、家庭教師を使えば上がるとは言えません。
5教科・各50分の学力検査に向けて、苦手の抜けを埋めたい
一般入学者選抜の学力検査は、5教科を2日間で受け、各教科50分です。英語はリスニングテストを含みます。学校・学科によっては傾斜配点があり、一部の教科の配点が高くなります。苦手な教科やつまずいている単元を絞って、基本を固めたい場合や、志望校で配点の高い教科を重点的に見てもらいたい場合は、1対1の指導が合うことがあります。どこまで対策できるかは、会社や先生によって違うので、体験授業などで確かめてください。
推薦入学者選抜(自己推薦方式)の準備を、1対1で続けたい
推薦入学者選抜では、自己推薦書、調査書、適性検査などが資料になり、学力検査を行う学校・学科では、国語・数学・英語のうち各高校が指定した教科を受けます。検査は2027年2月3日で、出願情報の入力は1月6日から始まります。志望校の推薦要件や検査の内容は、推薦入学要項や募集人員割合・検査内容の表で確かめられます。自己推薦書をどう書くか、適性検査にどう備えるかを1対1で相談したい場合は、家庭教師が相談先の一つになります。ただし、何を書くか、何を話すかを決めるのは本人で、先生が代わりに考えるものではありません。こうした準備を扱えるかどうかは、会社や先生によって違うので、資料や体験授業で確かめてください。
面接の準備を、話す練習から始めたい
一般入学者選抜では、志願者全員が面接を受けます。全日制の表では、どの学科にも面接の配点があり、配点は20点から300点まで学校・学科によって違います。面接では学力検査に類似する内容の質問は行われないので、話す練習は学力検査の勉強とは別に必要になります。話す練習を1対1で続けたい場合は、家庭教師が選択肢に入ります。ただし、面接で何を伝えるかを決めるのは本人です。
第2志望・第3志望を含めて、志望校の組み合わせを相談したい
一般入学者選抜は1校しか出願できず、学科を2つ以上置く高校では、第2志望、第3志望まで選べます。普通科系専門学科の第2志望には、他校を含む全日制の普通科などを選べます。志願変更の受付は2月22日から2月24日です。志望校の配点や、志願変更の期間を確かめたうえで、どの勉強から進めるかを相談したい場合は、1対1で話せる家庭教師が選択肢に入ります。ただし、内容は年度ごとに変わることもあるので、最新の実施細目で確かめてください。
部活や通学の都合で、塾の時間に通えない
部活の時間が長い、教室までの移動に時間がかかる、送り迎えが難しい、といった事情がある場合は、塾の教室以外の場所で受ける家庭教師が選択肢に入ります。特定商取引法のガイドでは、インターネットなどを使って行う指導も、家庭教師や学習塾の契約の対象に含まれるとされています。
中3の秋から始めるときは、日程を確かめる
推薦入学者選抜の出願情報の入力は2027年1月6日から始まり、検査は2月3日です。一般入学者選抜の学力検査は3月3日・4日です。推薦入学者選抜を受けるか、一般入学者選抜だけを受けるかによって、準備の中心になる時期が変わります。第3学年の評定は2026年12月末日までの成績が使われるので、残りの期間で何を優先するかは、今の評定と学力、志望校の配点によって変わります。間に合うかどうかは一概には言えないので、体験授業などで具体的に相談してみる方法があります。
家庭教師より塾が合いそうなケース
次のような場合は、塾のほうが合うかもしれません。家庭教師を前提にせず、子どもの性格や家庭の事情に合わせて選んでください。
- 決まった曜日と時間に、決まった場所へ通うほうが、勉強の習慣をつくりやすい場合
- ほかの生徒と同じ教室で勉強するほうが、取り組みやすい場合
- 通塾の時間や送迎を、家庭の予定に組み込める場合
どちらの形でも、志望校の配点と今の調査書の評定、学力検査の状況を踏まえて、何を優先して勉強するかを決めることが先です。
当てはまるケースがあるなら、まずは家庭教師の会社の資料を取り寄せて、費用や教え方を比べてみるのも一つの方法です。
塾と家庭教師の違い
ここでは、特定商取引法のガイドが示している区分をもとに、学習塾と家庭教師の違いを整理します。授業の進め方や料金は会社ごとに設定が違うため、ここでは取り上げません。
法律の上では、指導を行う場所で区別される
ガイドでは、家庭教師は「学習塾以外の場所」で行う学力指導、学習塾は事業者が用意した場所で行う学力指導として、別々に書かれています。どちらも、入学試験に備えるための指導や、学校教育の補習のための指導が対象です。
契約のルールにも違いがある
学習塾
- 指導を行う場所:事業者が用意した場所
- 規制の対象になる契約:期間が2か月を超え、金額が5万円を超えるもの
- 中途解約(授業が始まる前):事業者が請求できる額の上限は1万1000円
- 中途解約(授業が始まった後):受けた授業の対価に、2万円と1か月分の授業料相当額のうち低いほうを加えた額が上限
家庭教師
- 指導を行う場所:学習塾以外の場所
- 規制の対象になる契約:期間が2か月を超え、金額が5万円を超えるもの
- 中途解約(授業が始まる前):事業者が請求できる額の上限は2万円
- 中途解約(授業が始まった後):受けた授業の対価に、5万円と1か月分の授業料相当額のうち低いほうを加えた額が上限
5万円を超えるかどうかは、入学金や受講料、教材費、関連商品の代金などをすべて合わせた契約金の総額で判断します。インターネットや電話などを使って行う指導も、この法律の対象に含まれます。
費用の考え方
文部科学省の令和5年度「子供の学習費調査」は、全国の学校(調査の対象は約1,600校)に通う子どもの家庭を対象にした調査で、宮崎県だけの数字ではありません。この調査では、公立中学校に通う家庭の補助学習費(通信教育・家庭教師費や学習塾費などの区分を含みます)の年額が、平均で約27万円(271,574円)、中学3年生では約39万円(390,200円)でした。
家庭教師の料金の内訳は、会社ごとに確認が必要です。比べるときは、月々の授業料だけでなく、次の費用もあわせて確認してください。
- 入会金
- 授業料(1回あたりの時間と、月の回数)
- 教材費(教材の購入が必須かどうか)
- 訪問してもらう場合の交通費
- 管理費など、毎月かかる固定費
- 途中でやめるときにかかる費用
宮崎県の公立高校の受検にかかる費用としては、選抜手数料が全日制2,200円、定時制950円と、実施細目に書かれています。追検査の選抜手数料は徴収されません。高校に入学したあとの授業料については、文部科学省の高等学校等就学支援金制度に関するQ&Aに、令和8(2026)年4月から所得制限が撤廃されたと書かれています。公立高校の全日制には、月額9,900円の授業料相当額が就学支援金として支給されます。私立高校の場合は、全日制・定時制で最大で月額3万8,100円が支給され、支給上限額は私立高校(全日制)で45万7,200円とされています。就学支援金を受けるには、受給資格を得るための申請が必要です。申請の方法、必要な書類、提出先、期限は、学校や都道府県によって異なり、必要な書類は入学する高校から入学説明会のときや入学後に配布されるとされています。この金額と制度は、2026年11月3日に確認したものなので、令和9年度に入学する場合の扱いは、最新の案内と志望校の募集要項で確かめてください。
契約の前に知っておきたいルール
高校受験などの入学試験に備えるためや、学校の授業の補習(幼稚園・大学を除く)のための学力指導を、学習塾以外の場所で受ける家庭教師の契約は、期間が2か月を超え、契約金の総額(入学金や受講料、教材費、関連商品の代金など)が5万円を超える場合に、特定商取引法の「特定継続的役務提供」の対象になります。この場合は、次のルールがあります。
- 事業者は、契約の前に契約の概要を記した書面を、契約のあとに契約の内容を記した書面を、それぞれ消費者へ交付する義務がある
- 法定の書面を受け取った日から数えて8日以内なら、書面または電磁的記録で、クーリング・オフ(契約の解除)ができる
- クーリング・オフの期間を過ぎても、将来に向けて契約を解除(中途解約)できる
- 中途解約のとき事業者が請求できる額には上限がある(家庭教師の場合、授業が始まる前は2万円まで。始まった後は、受けた授業の対価に、5万円か1か月分の授業料相当額のどちらか低いほうを加えた額まで)
- 書籍(教材を含む)などの関連商品の販売契約も、本体の契約をクーリング・オフや中途解約したときは、同じように解除できる
- 事実と違うことを告げたり、わざと事実を告げずに勧誘したりすることは禁じられていて、それで誤認して契約した場合は、契約の申込みや承諾を取り消せる
くわしくは消費者庁の特定商取引法ガイドで確認できます。契約で困ったときは、消費者ホットラインの「188」に電話すると、身近な消費生活センターなどの相談窓口を案内してもらえます。
家庭教師を選ぶときのチェックポイント
- 宮崎県の入試の仕組み(一般入学者選抜では学力検査・面接・調査書の配点が学校ごとに違うこと、第3学年の評定が2026年12月末日までの成績であること、面接が全員にあること)を踏まえて、学習の計画を考えてくれるか
- 志望校の配点や、第2志望・第3志望の出願の仕組みを確かめたうえで、重点を置く教科を相談できるか
- 推薦入学者選抜を考えている場合に、自己推薦書や適性検査、面接の準備をどこまで扱えるか
- 体験授業を受けられるか
- 料金の内訳が書面で示されるか
- 教材の購入が契約の条件になっていないか
- 先生が合わなかったときに、交代できるか
- 途中でやめるときの手続きと費用を、契約の前に説明してもらえるか
これらは会社によって答えが変わりうる点です。1社だけで決めず、複数の会社の資料を並べて見比べると、違いが見えやすくなります。
家庭教師の資料を比べるなら
料金の内訳や体験授業の内容は、資料を並べると違いが分かりやすくなります。宮崎県で家庭教師を探していて、どの会社が合うか迷っている場合は、複数の会社の資料を取り寄せて、費用や教え方を見比べてみてください。
宮崎県の高校受験と家庭教師についてよくある質問
中3の秋からでも、家庭教師は間に合う?
間に合うかどうかは、今の成績と志望校との差、使える時間によって変わるので、一概には言えません。判断の材料として、推薦入学者選抜の出願情報の入力が2027年1月6日から始まり、検査が2月3日、一般入学者選抜の学力検査が3月3日・4日であることを確かめておいてください。そのうえで、体験授業などで具体的に相談してみる方法があります。
内申点は、どのように使われるの?
一般入学者選抜では、調査書、学力検査、面接などを資料に総合的に判定します。学校・学科ごとに、学力検査、面接、調査書の配点が決められていて、全日制の配点表では調査書の配点は60点から300点まで、合計に占める割合は約5%から約33%まで幅があります。調査書の評定を何点に換算するかは、確認した資料には書かれていません。第3学年の評定は、2026年12月末日までの成績です。
推薦入学者選抜と一般入学者選抜は、どちらも受けられる?
推薦入学者選抜で合格内定となった人は、以後の県立高校の選抜検査を受検できません。内定とならなかった人は、一般入学者選抜を受検でき、推薦入学者選抜で受けた高校以外にも出願できます。
一般入学者選抜の学力検査は、何教科?
国語、社会、数学、理科、英語の5教科で、各教科50分です。3月3日に国語・理科・英語、3月4日に社会・数学を受け、3月4日には面接もあります(宮崎東高等学校は3月3日に実施し、当日の日程は出願後に別途連絡があります)。配点は学校・学科によって違い、傾斜配点を使う学科もあります。
公立と私立は、併願できる?
私立高校の入試日程や、専願・併願の扱いは、この記事では確かめられなかったので、志望する私立高校の募集要項で確かめてください。公立の一般入学者選抜は、出願できる高校が1校で、学科を2つ以上置く高校では第2志望、第3志望まで選べる仕組みです。
学力検査の当日に受検できなかったら?
病気その他のやむを得ない事情で、検査場や別室で受検できなかった人が、志願先の高校の校長の許可を受ければ、追検査を受けられます。追検査は2027年3月10日(水)で、追検査受検願は3月5日(金)の午後2時までに、理由を証明する書類を添えて提出します。
家庭教師の契約は、クーリング・オフできる?
期間が2か月を超え、契約金の総額が5万円を超える契約なら、法定の書面を受け取った日から数えて8日以内は、クーリング・オフができます。その後も中途解約ができ、事業者が請求できる額には上限があります。
まとめ
- 宮崎県の公立高校の入試は、推薦入学者選抜(自己推薦方式・スポーツ推薦方式)と一般入学者選抜が中心。推薦入学者選抜で合格内定となった人は、以後の県立高校の選抜検査を受検できない
- 一般入学者選抜は、学力検査(5教科)、面接、調査書などを資料に総合的に判定する。配点は学校・学科ごとに決まっていて、全日制の配点表では調査書の配点は60点から300点、合計に占める割合は約5%から約33%まで幅がある。第3学年の評定は2026年12月末日までの成績
- 2027年度は、推薦入学者選抜の検査が2月3日(水)、合格内定通知が2月12日(金)。一般入学者選抜は、学力検査が3月3日(水)・4日(木)、追検査が3月10日(水)、合格者発表が3月17日(水)。二次募集の検査は3月23日(火)
- 私立高校の入試日程は、公的な資料では確かめられなかったため書いていない。募集要項で確かめる
- 家庭教師は、志望校の配点を見て何から手をつけるかを相談したい人、苦手を絞って対策したい人、推薦入学者選抜や面接の準備を続けたい人、塾に通いにくい人の選択肢になる。塾のほうが合う人もいる
- 料金は会社ごとに確認が必要なので、内訳と解約の条件を含めて、複数の会社を比べて選ぶ。条件を満たす契約は、クーリング・オフや中途解約ができる





























































